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陶芸道具の手入れ    [陶芸薀蓄]

火曜日に陶芸サークルの見学に出掛け、3年ぶりに陶芸を再開しようかと考えています。
2年目に入ったばかりのサークルなので、まだ、基本の基本の最中で、決められた手法で決められた物を作っています。

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自由に好きなものを作れないので、先生は少し気にされていたようですが、逆に良い学びになるかな・・・と考えています。
ケースに入れたまま、押入れに入れていた陶芸の道具箱を出してきて、洗えるものは全部水洗いしました。

傘の骨、竹、竹串、ミシン針で手作りしたり、100円ショップで買ったものに手を加えたりして、自分の使いやすいように工夫した道具もあります。
手作りの陶印や名前の印など、道具は多岐にわたります。
何に使うのか、見当もつかないものもあるかもしれませんが、これらを3段のケースに入れて、すぐ出せるようにしています。参加すれば、これを持って電車に乗らなければならなくなります。

クッキーの型では箸置きを作ります。蚊帳布は布目の模様を付けるのに使います。ジャワ更紗の木型は陶印のように押して模様を作り、そこに白化粧度を埋め込んで使っています。
しばらく使っていなかったので、研ぎ直したり、名前を書き直したりする必要がありそうです。
以前のサークルと違って、月に2回で午後1時から4時までというのも続けられそうかな・・・と思っている理由です。

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板作りで作った 「木の葉の板皿」
鉄赤の色がきれいて気に入って使っていますが、お刺身を載せるのには残念ながら色が強すぎて、箸休めを並べることが多い。
別の釉薬を掛けていたら、お刺身を載せられたかな・・・。

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こちらはろくろ引きした直径15㎝くらいの 「中鉢」
釉薬の流れ具合が気に入って、よく使っています。
3種類の釉薬を使っていますが、何を使ったかは秘密です[わーい(嬉しい顔)]

早速、100円ショップへケーキ用のゴムベラがダメになっていたので買いに行ってきました。
6月から参加できればよいかなぁ~と思っています。

「おえかきペン・陶磁器用」で記念のカップ作り    [陶芸薀蓄]

我が家に滞在中に誕生日を迎えた孫。
なにか楽しいことができたら良いなぁ~と思っていました。
そして、無印良品から販売されている 「おえかきペン・陶磁器用」 を購入しました。

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5歳の孫が書いた自分の名前 「せいのすけ」
息子と違って思い切りが良く大胆に何のためらいもなく、ぱっと書きました。

「おえかきペン・陶磁器用」 は文具コーナーで見つけられず聞いてみると 「今、話題なので食器コーナーに置いてあります」 とのことで案内していただきました。
サインペンのような6色セットで1000円。

オーブンで230°で20分焼き付けるということで、オーブン可のカップとお皿も購入しました。
最初は100円ショップで白い食器を買って・・・と思ったのですが、表示を確認するとレンジはOKでもオーブンは不可になっていたので、オーブンレンジを壊してもいけないし、せっかく描いたものが割れても残念!と思いました。

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これは亀の絵だそうです。
足が4つ、頭があって、尻尾があるとのこと。
一応、本人は目(黒い丸)を描いたつもり。
赤いペンで描いたのは子供の亀だそうです。

焼成中は換気をするようにとのことで、少しオーブンの中に匂いが残りましたが、拭き掃除をしたところ消えました。
きれいに焼き付きました。もちろん、洗っても大丈夫です。

磁器土で小物を作って、このペンで細かい所を描き足すというのもいいかなぁ~と思いました。
陶芸用の絵の具は筆を使うので、細かく描くのは難儀でした。これはいいかも~!
小さな子がいるというのはこういう情報も運んでくれるのですね[わーい(嬉しい顔)]

今日は朝から気持ち良く晴れたのでシーツや枕カバーなどたくさん洗濯をして、気持ちよく乾きました。洗濯機の回っている間にゆっくりヨーガをして、その後、朝食。
庭の植物たちの写真も撮りました。
明日はヨーガの日。朝から出かけます。

片口とぐい呑みのセット    [陶芸薀蓄]

昨日は雪の後に少し雨も降ったのですが、しっかり雪が残っています。
雪が残っていると寒いですね。
という訳で、今日はおでんに日本酒!

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今日は、この片口とぐい呑みのセットで。
いろいろ片口とぐい呑みのセットは作ってみたのですが、丁度良い大きさでしっくり手に馴染んで美しいというものは作れないものですね。

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土は残った土を再生したもの。
透明釉を全掛けして、その上にそば釉を部分掛けしました。
すると偶然のなせる技で金色の油滴ができたのです。
それで、時々ニヤニヤしながら使っています。
片口の大きさが小さめなのも呑み過ぎないのでよいかな・・・と。

今日は訂正や書き込みやらで賑やかになった原稿を片手に、編集ラインに沿って再検討の作業をしました。時間があっという間に経っていて、頭も疲れたし寒いし・・・ということで、早々と夕食の準備を済ませました。
明日はヨーガの日。
その後、食事会の予定なのですが、まだ、雪が残っているので皆さんが参加できるのか、気がかりです。ご都合が付くようなら延期しても良いのかな・・・。

猫の行水?    [陶芸薀蓄]

梅雨とはいえ雨の日が続いています。
昨日は雨の中、両国まで大重潤一郎監督の 「久高オデッセイ 風章」 完成記念上映にでかけました。今日も雨の中、インタビュー撮影へ。

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以前から気になっていた、階段脇のスペースに置いている陶の猫たちの埃・・・。
一昨日、雑巾がけの後に掃除することに!
ひとつひとつ拭くより水洗い(?)した方が簡単だと水の中へ[わーい(嬉しい顔)] 猫の行水?
古い歯ブラシを使って洗うことにしました。

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画像をクリックすると大きくなりますので、猫をよく見たい方はどうぞ!
洗った後はタオルに並べて乾くのを待ち並べました。

陶芸をしていた時に余った土で作り始めたら楽しいので、土が少しになると作っていました。
猫を飼っているわけではないので、形などは適当なのですが、その時の土と釉薬で、いろいろな猫が誕生しました。並べてみると表情もそれぞれ違って楽しい!

今年は大好きな 「桔梗」 が元気がなくて、なぜかなぁ?と思っていたのですが、葉の裏に小さな虫がたくさんついているのを発見! 一応 “虫と一緒に庭づくり” を心掛けている私は殺虫剤などを使わないようにしているのですが、手袋をして葉の裏の小さな虫を潰すのにも限界を感じています。
雨の日が続いて、湿度が高くて、風も吹かないので、虫にとっては増える条件が整っているのかなぁ? どうしたらよいのかなぁ?と悩んでいるところです。

桜の柄の器    [陶芸薀蓄]

陶芸サークルを辞めたのは去年の今頃だったと思います。
15年ほど、週に1回、通える時はアトリエに行って土と戯れていました。
最初の目標は自分の骨壷を作る!でしたが、その目標は果たせませんでした[ふらふら]
いいんだ! 散骨してもらうんだから!

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その時、その時で、マイブームがあって、この時は、白化粧土を刷毛掛けして、その上に絵を描くことに凝っていました。土は再生土を使っていたのでどのような色合いに仕上がるか、読めない作陶でした。それをリスクと考えるか、思わぬ出会いと捕らえるか・・・。

予想外に土色が白く、白化粧土を刷毛掛けした効果がないように見えますが、よく見れば、やんわりと白い筋模様が付いています。

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その上に、陶芸用の絵の具を使って桜の絵を描いてみました。
全体のバランスを考えて、あまり、描き過ぎないように!
これが難しい!
ついつい、描き過ぎてしまいがち・・・。

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模様が繋がるように外側にも、桜を描いてみました。枝の茶、桜のピンク、花の中心にアクセントで付けた黄色が柔らかな感じに仕上がりました。
絵を描く時は、柔らかめの鉛筆で当たりを付けておくと良いと思います。本焼きの時に、鉛筆の跡は消えてしまいます。
今は、飯椀、湯飲み、取り皿、箸置き、コーヒーカップなど、日常使っているものは全部自作の物。

年越しの時など、変わり板皿、蕎麦猪口、片口とぐい呑みのセットで、一人ニヤニヤ[わーい(嬉しい顔)]
陶芸サークルの皆さんは今年もお花見をしたのでしょうか?

余った土で作る猫の置物   [陶芸薀蓄]

陶芸を続けていると、少しずつ、いろいろな土が残ります。
それこそ、土練機に入れて再生して皆で使うという方法もあるのですが、特徴のある土だったりすると、それを生かしたいと考えます。そういう時、私は、猫の置物を作っていました。

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階段の窓辺に並べている、今まで作った陶の猫の置物たち。
立っている白い猫は半磁土。
寝転んでいる白い猫は水簸土。
グレイに見える猫は御影土で作りました。
同じ土でも釉薬で、あめ色(茶色)になったり、こげ茶になったり、首輪に色をつけたり、鈴をつけている猫もいます。

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最後の窯出しで完成したこの猫は少し大きめ。
ペーパーウエイトとして使えそうです。

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後姿はこのようになっています。

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小さいほうは5センチちょっと位の大きさ。
これは飾っておくしかないかな?

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小さくても、ちゃんと尻尾があります。
素焼きの時に剥がれてしまったのですが、釉薬で無事に着いたようです。
良かった!

昔、雑誌の編集者はそろばん片手に編集をしたと聞いたことがありますが、私はワードの文字数を変更して、朝からプログラム原稿と格闘しています。
昨夜は気になって寝そびれて、少々寝不足気味。
方針変更で長くした文章を短くする作業をしています。本当に段取りが悪いなぁ~と、自分に突っ込みを入れながら、濡らすと冷たくなるタオルを首に巻いて頭が熱くなるのを防いでいます。

片口とぐい呑みのセット   [陶芸薀蓄]

何回も、何回も、作っている 「片口」 と 「ぐい呑み」 のセット。
最後の窯出しでも、二セット作りました。その一つ、別作りの片口の口の作り方を紹介します。

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口の形はいろいろあります。
本体と口の大きさのバランス。そして、形と付け方で、お酒がうまく注げるか否かが決まります。
本体も、このように丸く低く作る場合と、ある程度の高さで作る場合があります。

片口は日本酒を入れるので、あまり濃い色は合わないと、わら白織部を全掛けしました。

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高台削りをして、本体が乾ききっていないけれど、ほぼ硬くなってきたところで、カッターのようなもので(専用の道具があります)半月型に本体に穴を空けます。
この時、あまり下の方を空けてしまうとお酒が入らなくなってしまいます。ある程度、縁を残しながら上が真っ直ぐな半円形に穴を空けて、別に作った半円形の口をつけます。

口のつけ方は持ち手の付け方と同じく、傷をつけて 「ドベ」 を使ってつけます。
でも、それだけだと寂しいと思ったので、加飾印で飾りを作り、両サイドに貼り付けてみました。
溝に釉薬が溜まって、模様が浮き上がって見えます。

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もちろん、お揃いのぐい呑みも作りました。
ぐい呑みは何種類か作って、仕上がって、ぴったりするものをセットにする方がよいと思います。
小さなものは、ほんの少しのことで、随分ニュアンスが変わりますし、縮むので、想定外のことが起こります。

今日は、別件のフライヤーやDVDのジャケットの作業。その後、プログラム原稿に取り組みました。明日一日粘って、大方できるかと思っていたのですが、少し短くしようと方針を変更! ちょっと、悩んでいます[ふらふら]

カップ類の持ち手の作り方   [陶芸薀蓄]

ロクロびきのコーヒーカップとスープカップも、最後の窯出しで完成しました。
今日は、カップ類の持ち手の作り方をご紹介します!

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ろくろびきした本体。サークルは週に1回だったので、多くの場合は、翌週に高台(カップの下の部分)を削っていました。ちょうど良い硬さで削るためには保管の仕方を工夫しなければなりません。板の上に載せて、ラップで包んで保管していました。

ロクロをひくのも難しいけれど、高台削りも難しい!
私は、芯出し機というアトリエの備品を使って削っていました。中心に置くのも、きれいな円で削るのも難しくて、いつも苦戦をしていました。

高台削りが終わって、まだ、乾燥していない段階で持ち手を付けます。
持ち手を大まかな形でつくって乾燥させ、形が変形しないくらいの硬さになったところで、同じ土をどろどろの状態にした 「ドベ」 を作って圧着します。
その時、接着する面に傷をつけるのがポイント。私の場合は竹串で傷をつけ、「ドベ」 を少しつけた歯ブラシでゴシゴシ、更に傷をつけてから 「ドベ」 をつけて圧着していました。

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たまには・・・と遊び心で、2本の棒状の土をねじった持ち手を付けてみました。
持ち手の長さ、形などによって、コーヒーカップの持ちやすさや雰囲気が変わります。
この持ち手、楽しいけれど、あまり持ちやすいとはいえません[わーい(嬉しい顔)]

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こちらは、親指の当たる部分に、手作りの 「木の葉の加飾印」 を押した飾りを付けました。
この飾りがあることで、とても持ちやすく気に入っています。
この形はたくさん作っています。

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こちらはスープカップ。
予想通り、益子の赤土はとてもきれいな色に上がりました。
両方に持ち手を付けようと思っていたのですが、大きさと持ち手のバランスを考えて、片方だけにしました。少し平らにした持ち手の中心に1本の線を入れました。

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鉄赤の釉薬が厚く掛かった部分は赤い色に。
薄く掛かった部分は黒く発色しています。
1本の筋がアクセントになりました。

食器にとって大切なのは手で持った時の感触。手取り感です。
重さ、縁の厚みや形、持ち手の位置や形などによって、随分、感じが変わります。何度も、何度も、作ることで、自分の作りたいものが作れるようになっていきます。

今日はなんとなく体調不良。
一番暑い時間はエアコンをつけて、ゴロゴロして過しました。暑い夜、アイス枕をして寝ているのですが、それで首が冷やされ過ぎているのか? なんとなく、体温管理がうまくいっていないような感じがしています。今日は早めに寝ようと思います。

板作りの木の葉型皿   [陶芸薀蓄]

陶芸サークルは辞めてしまったけれど、誰かの参考になればと思って、板作りの 「木の葉型皿」 の作り方を紹介します。

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アトリエにある土を板状にするための機械 「たたら機」 です。

下に入れる板が数種類あるので、どの厚みにしたいか、抜く板の厚みで調整します。
土練りをして空気を抜いた土を、布の下置いてハンドルをグルグル2~3回します。

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このような形になりました!
これを、板の上に載せて作業台へ移動。
竹べらでフリーハンドで、木の葉の形に切り抜きます。
竹べらは手作りしました。

周りの土を取り除いて、その土はまた別の作品に!
そして、裏表、両方を平らにします。
私は100円ショップで購入したケーキ用のヘラを使っています。

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暫くしてから、竹べらで溝を付け、陶印を上に押しました。
竹串のようなあまり尖ったもので溝を付けると、そこから切れてしまったり、溝が目立たなかったりします。溝を付ける竹べらも手作りしました。

暫くして、縁を持ち上げても戻らないくらいの硬さになったら、縁を指で挟んで締めていきます。板皿をきれいに仕上るために重要なのは縁の始末です。今回は平らに残して、そこに色を付けるつもりなので、縁を締めながらも厚みの部分が平らに残るように注意しました。縁を丸くしたい時はなめし革を使うと良いと思います。

縁がしっかりしてきたら縁を上げてゆきます。
戻ってしまわないように、紙を筒状にしてねじったもの等を下に入れ込みます。
板皿の失敗で多いのは反ってしまうこと。
それを防ぐためには、急いで乾かさないことと、砂袋を作って上に置いて乾燥させることです。

形ができて、乾燥したら、800度くらいで素焼きをします。

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完成した木の葉型皿です。

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今回は、弁柄で溝と縁を塗って、全体にあめ釉をかけました。

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和菓子などにも良いですし、お酒の肴を少しずつも良いと思います。

もちろん、型紙を作って同じ大きさの型皿を作っても、重ねやすいように少しずつサイズを小さくして作るのもよいと思います。型紙は実物より少し大きめにすることもお忘れなく! 土にもよりますが10~15%くらいは縮みます。
陶芸を始めたばかりの頃は、早くロクロを回したいと思うかもしれませんが、まずは土を丁寧に扱う癖をつけると良いと思います。

暑い日が続きますね。
昨日はお塔婆を立てるために再びお寺へ。
暑い中で、『旅する映写機』 のプログラムの原稿と格闘しています。

最後の窯出し   [陶芸薀蓄]

陶芸サークルは4月の末で退会したのですが、制作途中の作品があって、先週、釉薬を掛けて、窯詰めをして、昨日は窯出しでした。

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写真をクリックすると少し大きく表示されますので、関心のあるの方は大きくしてご覧ください。
相変わらず食器類など小さな作品ばかりです。
向かって左側から時計回りに説明します。

中鉢 : 再生土に黒化粧土刷毛塗り、ビードロ下釉とビードロ釉全掛け
片口2点とぐい呑み3点 : 再生土・ロクロ・わら白と織部をブレンドした釉薬全掛け
珈琲カップ3点とスープカップ1点 : 益子の赤土・ロクロ・鉄赤全掛け
木の葉の板皿 : 再生土・板作り・溝と縁に弁柄筆塗り・アメ釉全体掛け
湯飲み : 再生土・時間がなくてわら白織部全掛け
猫の置物 : 残土で手捻り・アメ釉掛け
湯飲み2点 : 益子赤土・アメ釉全掛けの上にわら白の縁部分掛け

わら白と織部をブレンドした釉薬は、指導してくださっている平川清一先生がブレンドしてくださったオリジナル釉薬。白い土なら青磁風になり、人気の釉薬です。電気の窯で青磁風の色を出すのは難しいのです。

今回も再生土をたくさん使っています。お金が掛からず有難いのですが、再生土だと、土味、土色がどうなるか分からないので、私の場合は無難なものを作るとい選択をしてしまいます。時々、不純物が入っているというトラブルもあってガッカリすることもあるからです。
再生土とは、皆で残った土を持ち寄って土練機に掛けて再生させた土のことです。利用しているアトリエに土練機があるので活用しています。やはり、土の特徴を生かす作陶も魅力だと思います。

また、グループ展もしなくなっていたので、作品作りがワンパターン化していました。作品展があると、展示のことを考えて大きな作品作りにチャレンジしたり、焼成を変えたり、テーマを決めて作品の構成を考えて作陶するので、大変な部分もあるのですが楽しいし充実感を味わえます。

私は身の回りで使うものは自作でまかなえるようになったのと、やはり引越しをして夜の時間に出掛けていくのが大変になりました。陶芸自体は好きなので、また、機会があったらやってみたいと思っています。なにしろ、道具は揃っているのですから・・・[わーい(嬉しい顔)]

昨日は、五つの予定があって、時間に追われて猛暑の中を移動しました。
さすがに疲れた感じで、今朝は食欲も湧きません。
今日も猛暑! 皆さんも体調管理に気をつけてお過ごしください。

2013年初窯出し   [陶芸薀蓄]

陶芸は作品になるまで、とても長い時間が掛かります。
まして、サークルに所属して週に1回しか活動日がなく、しかもお休みばかりするので、更に時間が掛かっています。だから、何度経験しても「窯出し」はドキドキです!

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3月22日は今年初の「窯出し」で、完成したのがこちら作品です。
相変わらず小物ばかり。
猫のお玉立て、珈琲カップ、湯飲み、片口とぐい飲みのセット、箸置きなど。

サークル会員が増えてから、1回の本焼きに入れられる作品が制限されています。コミュニティセンターにある電気の窯は、結構、大きいのですが、年に3・4回の素焼きを行い、1回の素焼きで2回の本焼きというペースで活動しています。

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毎回冒険をすることにしています。
今回の冒険はこの作品。
焼酎のお湯割りとか飲むのによいのでは・・・と思って作りました。
ロクロで仕上た後、下の部分をわざと掻き落しして、底の部分も輪の形に荒い削り跡を残しました。

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釉薬は「わら白」と「織部」をブレンドした、先生のオリジナル釉薬。
少し水分が多かったようで、予定では底の部分のような青磁のような色になるはずだったのですが・・・。でも、形はいいかな・・・と思っています。

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もう一つの冒険がこちら。
成型後、黒化粧土を全体に刷毛で塗った後乾燥させ、ヘラで模様を付けました。
釉薬は「わら白」の全体掛け。青ぽくなると予想したのですが、むらなく釉薬を掛けるのは難しいと思いました。ヘラの模様もいまいちでした。

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少し鉄分のある再生土にかけた「鉄赤」は予想通りきれいな色に上がりました。
電機の窯は温度がコンピュータ管理されているので、毎回、同じ色に仕上ることが可能です。嬉しい反面、冒険心のある私には物足りない部分もあるのです。贅沢を言ってはいけませんね[わーい(嬉しい顔)]

仕事をしなくちゃ・・・なんて言いながら、今日は陶芸作品の紹介でした。

今年最後の窯出し   [陶芸薀蓄]

岩手にロケに出ている間に「窯出し」がありました。
陶芸サークルを休んでばかりで、窯出しの日もお休み[ふらふら] サークルのお仲間が棚に出しておいてくれました。感謝!

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今回は「水簸土」を使ったろくろの作品が中心。
「水簸土」は白くて滑らかで密度も細かいので食器を作ろうと考え、蕎麦猪口、湯飲み、お皿、片口とぐい呑みのセットを作りました。
「半磁器土」ほど真っ白ではありませんが、絵は描きやすい土でした。

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今回、唯一の再生土の作品。
再生土はどのような土色・土味になるか不明というリスクがありますが、もともとお金が掛かっていない土なので、冒険しようと思っています。
今回は、透明釉を先に全体に掛けてから、そば釉を部分掛けしました。そば釉薬は単体で少し厚めに全掛けをすると、とてもきれいな釉薬なのですが、冒険してみました。
薄茶色になり、部分的に金色の油滴のような模様ができました。へぇ~、こういうふうになったのかぁ~!と、ほくそえむ私・・・。お気に入りの一つになりそうです。
でも、再生土なので、同じように釉薬を掛けても次回も同じように発色するとは限らないのです・・・。

寝る間もない感じで19時間分の講演の編集作業を終えて、DVDへの書き出し14枚とレーベルの印刷も完了しました~! 納期に間に合うかヒヤヒヤしましたが、なんとか間に合いました。でも、もう、次の編集が迫っているのです・・・。
今日はレコーダーを届けに出かけます。共同で使っているレコーダーは、このところ、両方で仕事が立て込んでいるので、行ったり来たりで大変です。

昨日は浅草のヨーガの勉強会だったのですが、寝不足が続いていて、前屈のアーサナをして静かに呼吸に意識を向けていたら、吸い込まれるように寝てしまいました。寝てしまったのは一瞬のこと、1分もなかったと思うのですが、とても気持ちがよかった!(笑)
日頃のヨーガもさぼってばかりですが、案外、自分の身体が動いたことにも感動! でも、どこかで休まないとダメだとも感じています。

久しぶりの窯出し   [陶芸薀蓄]

今日は、いつもの浅草でのヨーガの勉強会と陶芸サークルの日。
陶芸サークルでは久しぶりに窯出しでした。今回は余裕がなかったので、無難な作品を選んで釉掛けをしました。素焼き1窯で本焼き2窯になります。
来週の金曜日は2回目の釉掛け・窯詰めになります。

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奥に並んでいるのが、定番のあめ釉を掛けた、猫のしゃもじたてとペンたて。
そして手前に並んでいるのが、いつもの箸置き3種類。
織部を掛けた木の形の箸置きはクリスマスぽく仕上がりました。
壁掛け型の小さな一輪挿しは、白化粧土の上に陶芸用絵の具で花の絵を描きました。
中央の織部の中鉢は普段に使えそうです。
右上の湯飲みと右下のぐい飲みはそば釉を掛けました。

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久しぶりに、先生が「そば釉」を用意してくださったので掛けてみました。
もう少し厚掛けすれば、もっと、きれいに結晶したと思います。
「そば釉」は好きな釉薬です。

今回の一番のチャレンジは青い作品。
再生土にルリ釉を掛けて、ふちにはワラ白を筆で塗り、ガラスを敷き詰めました。
きれいな沖縄の海のような青になりましたが、もっと、ガラスが溜まるようにした方がよかったと反省しています。時計や鍵などを置いたらよいかな・・・とイメージして作ったのですが、もう一息でした。

ワインや日本酒のきれいな色付きのビンを細かくして使っても大丈夫です。三重くらいにしたスーパーの袋に入れてハンマーで叩いて砕いてもよいと思います。今回、私は沖縄で売っていた粒ガラスを使いました。ガラスが厚いほうが結晶してきれいになることが分かったので、次は異なる形でチャレンジしてみたいと思います。
それにしても、この頃の陶芸作品は変わり映えがしません・・・[ふらふら]

ドキドキの窯出し   [陶芸薀蓄]

今年2回目の窯出しでした。
昨年から手がけていた「シーサーもどき」も完成しました・・・。

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再生土を使ったので、もっと、土の色が濃いのかと思ったら、予想より白く仕上がりました。陶芸用の絵の具で色付けした部分(目の茶色や口と頬のオレンジ色)は良く出ましたが、釉薬の色(ルリの青や織部の緑)はボケてしまい、小学生の工作みたいになってしまいました。これでは、魔よけにはなりそうにないですね[わーい(嬉しい顔)]

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木の葉型の板皿は、このようになりました。左から、黒化粧土に黄瀬戸を掛けたもの、織部にわら灰をかけたもの、織部を塗って黄瀬戸を掛けたもの、茶色の絵の具で線描きしてあめ釉を掛けたもの。これも再生土で、う~ん、いまいちかな・・・。

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中鉢2点。大きさは使い勝手がよさそう。
いつも描き過ぎてしまうので、今回は意識して抑えたのですが、ちょっと寂しいかも・・・。

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コーヒーカップも作りました。取っ手の上に小さな飾りがついていますが、ここを親指で押さえるように持つと、とても持ちやすいので、この頃は、この飾りをいつもつけています。
左から、弁柄で枝を描いて織部のワンポイントに透明釉の全掛け。透明釉の解けの悪い部分があって残念! 鉄赤の全掛け。この写真では分かりませんが溝を付けたので、そこに釉薬が溜まって赤く発色してきれいです。そして、織部の全掛け。
今回の作品は、よくできました! というものがなくて残念でした。

陶芸は作品が完成するまで、本当に時間が掛かります。この頃の私は、頭打ちというかスランプかなぁ~という感じになっています[ふらふら]

久しぶりに、金曜日のヨーガに参加。でも、今月は今日だけしか参加できません。
陶芸も2回お休みが続くので、まだ軟らかかったのですが、無理をして高台削りをして戻ってきました。なんだか、余裕のないやり方でよくないかも・・・。

板作りと電動ロクロ   [陶芸薀蓄]

日曜日はアトリエで、窯の当番をしながら作陶をしました。白く仕上がる「水簸土」で作陶をするつもりで出かけたのですが、土が軟らかすぎて作業できず、再生土で作陶しました。

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再生土とは、余った土を持ち寄って土練機で練って再生させた土。お金は掛かりませんが、仕上がりの土色や土味がわからないという欠点があります。

今回作ったのは、板状にした土を丸く切り抜いて、ふちを立ち上げ波型にして、加飾印(手作りです)を押した丸皿。奥にあるのは、ネコ型のペン立てと筆立て(箸立てでもいいかも)。紐のように見えるのは尻尾で、最後につける予定で置いてあります。
電動ロクロで作ったのは、片口とぐい飲み。最初に作ったぐい飲みが大きすぎたので、もう一つ作りました。触った感じでは、余り粘り気のない土で鉄分も少なそうです。

金曜日が窯出しです。さぁ、どんな作品に仕上がっているでしょう? ついつい、冒険や実験をしてしまうので、もしかしたら・・・[もうやだ~(悲しい顔)] どんでん返しの [わーい(嬉しい顔)]

事務仕事の合間、気分転換に、お茶の木とシロヤマブキの剪定。あまりにも伸びてしまったので、素人ですがチョキチョキしてみました。この頃の木の伸びは凄いです。

窯出し   [陶芸薀蓄]

今日は久しぶりの窯出しでした。浅草でのヨーガ勉強会に参加して、大急ぎで雨の中を移動。どんな風に仕上がっているかしら? と楽しみにアトリエへ行きました。

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今日、窯出した作品です。青い長皿は黒御影の土、中央の茶色の四角い皿は再生土でメモなどを置く予定、中鉢、湯飲み、ぐい呑み、箸置き3種でした。

黒御影は黒い土なのでルリ釉をそのままかけたのでは黒くなってしまうというので、透明釉とルリ釉を1対1の割合でブレンドしてから掛けました。意図は上手くいったのですが、釉薬の濃度が濃かったようで、白化粧土の模様が余り効果的には出ませんでした[ふらふら]

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今回の窯出しで一番上手くいったのが、この中鉢。
再生土に白化粧土を刷毛掛けして、その上に、絵の具で桜の枝と花を描き、透明釉をかけました。少し、遅くなりましたが、春らしい鉢が完成しました。

来週も窯詰めです。1回の素焼きで、2回の本焼きというスケジュール。来週は、シーサーもどきをいよいよ窯入れします。どんな釉薬をかけようかと、悩むのも楽しみです。
ちょっと大き目の鉢とマグカップ、木の葉型の板皿を入れます。

昨日は撮影で帰りが遅くなって、寝るのも遅くなったので、朝寝坊をして、バタバタと浅草へ出かけました。浅草へ行く時間を確認するために、スイカと時間メモの入っているパスケースをバックから出して、そのままテーブルの上に置いたまま出かけてしまいました[もうやだ~(悲しい顔)] 
ほんとに、この頃、忘れ物が多い・・・。

新しい土は信楽の水簸土   [陶芸薀蓄]

毎週金曜日は陶芸サークルに参加しています。先生の指導日は月に2回なのですが、活動場所になっているコミュニティセンターのアトリエは毎週借りていて、自由作陶をしています。最初はコミュニティセンター主催の陶芸講座からスタートして、有志でサークルを作りました。

若い時に趣味で陶芸をしている先輩の話を聞いて、私もいつか・・・と思っていて、チャンスに恵まれました。最初の頃は小学生の粘土遊びのようでしたが、一番最初に作った板作りのマグカップを、今でも愛用しています。ヘタでも愛着があります。今では、日常使いの物はほとんど自分で作った物を使っています。
夢膨らませて作っても使いづらい物もあれば、予想外に手に馴染む作品(手取り感がよい)もあります。細々と続けている楽しい趣味の一つです。

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これは今製作中の板作りのお皿。黒化粧土を塗るという試みをしました。赤い部分が黒化粧土を塗った所で、透明釉を掛けると黒くなります。どの釉薬を掛けるかで発色も味わいも違ってくるので、何を掛けるか、思案も楽しんでいます。
使っているのは再生土。余った土などを皆で持ち寄って、土練機にかけて再生した土です。なので土色や性質が読ないという欠点はありますが、お金は掛かりません[わーい(嬉しい顔)]

今年最初の土は「信楽の水簸土」。白くて肌理が細やかな土です。呉須で絵を描いたらよいと思っています。蕎麦猪口や絵付けの取り皿を作ってみようかな・・・。
陶印にも向いているので、久しぶりに陶印も作ってみようと思っています。陶印は手間隙が凄く掛かるのですが、その時間と情熱が私にあるかな?

陶芸はお休み   [陶芸薀蓄]

昨日は朝から霙が降ったりして、とても寒かったので、午後から郵便局などの用事を足しながら移動して陶芸サークルへ参加するつもりだったのですが、あまりの寒さにエンジンが掛からず、ズルズルと出かける時間が来てしまって、とうとう出かけること自体が面倒になってしまい、陶芸サークルをお休みしてしまいました[がく~(落胆した顔)]

今日も朝から雨が降り続いていて寒いので外出もせず、ひきこもり状態になっています。
明日もお天気が悪そう。明日は出かけないと食べる物がなくなりそうです。

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昨年作って、友人に好評だった「ネコのしゃもじ立て」。
「私にも作って~!」と言われたので、4つ作って友人にプレゼントしたのですが、言い出した本人は酔っていてそのことを覚えていなかったというおまけ付き。もう一人の友人はネコ好きなので、とても喜んでくれました。もちろん、私も使っています。

その後、セットにしたら楽しいと思って、ネコのお玉立てを作ってみましたが、これは今一。ネコではなくて狸のような感じになってしまい、もう少しデザインに工夫が必要です。
先週もお休みして、今週もお休みしてしまって、土がコチコチになっているかな・・・。来週は休まずに陶芸に出かけたいと思っています。
中富良野はマイナス20度だそうです。私なら冬眠してしまいそうな気温です。

最後の窯出し   [陶芸薀蓄]

お正月に使えるようにギリギリだけれど本焼きをして、先日、今年最後の窯出しがありました。
素焼き1窯で、本焼きは2窯になります。素焼きは重ねられるけれど、本焼きは重ねられないので、いつも2回になります。

前回は窯出しに立ち会えないので、私の作品と直ぐに分かるものだけを入れたので、今回は、細かい物も入れると結構な数になりました。最後は時間がなくなって、手伝って頂いての窯入れになりました。

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今回、窯出しした作品です。
手前にずらりと並んでいるのは石膏で型を作った猫の箸置き。目の形や髭のありなし、リボンの色を変えてあるので、それぞれ違います。
左側が黒御影の土で作った角皿5枚組、湯のみ、片口、植木鉢のセット、小鉢、手捻りの親子猫の置物、象嵌の花瓶、ランプシェードです。

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今回、初めての土・黒御影で作った角皿。
ウッディープリントの木型を押して、白化粧土を塗って拭き取りました。釉薬はルリと透明釉を1対1の割合で混ぜて掛けてみました。ルリそのままだと、黒い仕上がりになってしまうという先生のアドバイスで、透明釉を混ぜて薄いブルーを狙ってみました。

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同じ黒御影の土で作ったランプシェード。
写真では分かりにくいのですが白化粧土を刷毛塗りしました。釉薬は同じくルリと透明のブレンド。早速、ライトをつけてみたら、このような感じになりました!

次男が料理人なので、自分のお店でも持つようになったら・・・なんて、勝手に夢を膨らませて、お店の入口などに置いたら・・・と作ってみました。でも、本人は沖縄に居る時に、先輩たちが何人もお店を出しては失敗しているのを見ているので、いたって慎重です。

今日は夕方埼京線に乗っていて、きれいな夕焼け空に、三日月が出ていて、その細いきれいな月に見とれていたら、すぐ下に一番星がキラキラしていて、更に、赤く染まった空に富士山のシルエットがくっきりと浮かび上がり、本当にきれいでした。
ほとんどの人が気が付かないままでしたが、私はずっと眺めながら、時々、ビルで隠れる度に、月を、星を、富士山を、目で追って眺め続けました。なんだか、とても不思議な時間でした。


電動ろくろと板作り   [陶芸薀蓄]

今日は本焼きの蓋閉め当番でアトリエへ。
ほとんど窯の当番をしなかったので、せめて、最後の本焼きの当番を! と引き受けました。まさか、風邪を引くとは予想もせずに・・・。

せっかく出かけたので作陶をすることにしました。ところが、私の土が行方不明になってしまって、捜しても捜しても見つからず[もうやだ~(悲しい顔)]結局再生機の中の土を出して使うことにしました。
陶芸の経験のある方なら、この土でこういうものをとイメージを膨らませていて、それができなくなってしまってガッカリの私の気持ちを分かってくださると思います。[もうやだ~(悲しい顔)]

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これがアトリエにある電気の窯。
温度管理はコンピュータ任せなのですが、今日はたくさん作品が入っていて、設定温度と実温度の差がどんどん大きくなってしまいました。
夜の当番の方が手動に切り替えて温度を上げてくださると思います。

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まずは電動ろくろで作品作り。
水、ろくろの上に置いてあるのは、なめし皮、ヘラ、切り糸、取っ手の付いたヘラ、粘土ベラ(水色)です。木製のヘラ2種と切り糸は手作り。ご指導してくださっている先生の方針で、道具は自分で手作りしています。中鉢、湯のみ、ぐい飲みを引き上げました。

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ろくろの作品が乾くのを待っている間に、たたら機を使って板状にした土で板作りをしました。
フリーハンドで竹べらで自由な形に切っていきます。その後で、切り口を指で挟んで締めてから、なめし皮で断面の形を整えます。この一手間で作品が全然違ってきます。

594  作陶.jpg

少し乾燥したところで端を立ち上げて、線描き(これは傘の柄を加工した道具を使っています)。
木の葉のお皿の完成です。この後、真ん中が反り上がってこないように砂袋を上に置いて、ラップをさっくりと掛けて、急に乾燥させないようにします。この工夫で反りを防ぐことができます。
周りを大きく立ち上げた場合は、新聞などを丸めたり、粘土をひも状に丸めたもので、立ち上げた部分が落ちないように工夫します。

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ろくろの作品が乾いたところで高台削りをしました。(土が軟らかくて冒険の削りでした。)
先生は湿台(しった)を使うようにおっしゃるのですが、私は湿台のセッティングがとてもヘタなので、芯出し機という道具(写真)を使っています。これを使うと、簡単に作品を真ん中に置くことができます。

という訳で、今日は、湯のみ3つ、ぐい飲み1つ、中鉢1つ、一本引きの大きめの鉢1つ、板作りの木の葉型の皿3枚を作りました。一本引きの鉢だけは次回高台削りをします。

忙しい! 忙しい! と言いながら遊んでしまって・・・。
明日は集中して、一日中、編集作業をしようと思っています。


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