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電動ろくろと板作り   [陶芸薀蓄]

今日は本焼きの蓋閉め当番でアトリエへ。
ほとんど窯の当番をしなかったので、せめて、最後の本焼きの当番を! と引き受けました。まさか、風邪を引くとは予想もせずに・・・。

せっかく出かけたので作陶をすることにしました。ところが、私の土が行方不明になってしまって、捜しても捜しても見つからず[もうやだ~(悲しい顔)]結局再生機の中の土を出して使うことにしました。
陶芸の経験のある方なら、この土でこういうものをとイメージを膨らませていて、それができなくなってしまってガッカリの私の気持ちを分かってくださると思います。[もうやだ~(悲しい顔)]

596  作陶.jpg

これがアトリエにある電気の窯。
温度管理はコンピュータ任せなのですが、今日はたくさん作品が入っていて、設定温度と実温度の差がどんどん大きくなってしまいました。
夜の当番の方が手動に切り替えて温度を上げてくださると思います。

598 作陶.jpg

まずは電動ろくろで作品作り。
水、ろくろの上に置いてあるのは、なめし皮、ヘラ、切り糸、取っ手の付いたヘラ、粘土ベラ(水色)です。木製のヘラ2種と切り糸は手作り。ご指導してくださっている先生の方針で、道具は自分で手作りしています。中鉢、湯のみ、ぐい飲みを引き上げました。

595  作陶.jpg

ろくろの作品が乾くのを待っている間に、たたら機を使って板状にした土で板作りをしました。
フリーハンドで竹べらで自由な形に切っていきます。その後で、切り口を指で挟んで締めてから、なめし皮で断面の形を整えます。この一手間で作品が全然違ってきます。

594  作陶.jpg

少し乾燥したところで端を立ち上げて、線描き(これは傘の柄を加工した道具を使っています)。
木の葉のお皿の完成です。この後、真ん中が反り上がってこないように砂袋を上に置いて、ラップをさっくりと掛けて、急に乾燥させないようにします。この工夫で反りを防ぐことができます。
周りを大きく立ち上げた場合は、新聞などを丸めたり、粘土をひも状に丸めたもので、立ち上げた部分が落ちないように工夫します。

597  作陶.jpg

ろくろの作品が乾いたところで高台削りをしました。(土が軟らかくて冒険の削りでした。)
先生は湿台(しった)を使うようにおっしゃるのですが、私は湿台のセッティングがとてもヘタなので、芯出し機という道具(写真)を使っています。これを使うと、簡単に作品を真ん中に置くことができます。

という訳で、今日は、湯のみ3つ、ぐい飲み1つ、中鉢1つ、一本引きの大きめの鉢1つ、板作りの木の葉型の皿3枚を作りました。一本引きの鉢だけは次回高台削りをします。

忙しい! 忙しい! と言いながら遊んでしまって・・・。
明日は集中して、一日中、編集作業をしようと思っています。


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