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「パッション20 今みておきたい工芸の想い」展へ    [@アート]

「東京国立近代美術館」の「工芸館」が金沢へ移転することになったそうで、最後の企画展『パッション20 今みておきたい工芸の想い』へ出かけました。
何度か訪れている「工芸館」はステキな建物と、企画も工芸、小さなスペースで疲れません。
興味深い体験を何度もしてきたので、移動になるのは残念!

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「工芸館」は「近代美術館」の先、北の丸公園にあります。

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新聞の記事で移転を知った方から連絡をいただいて、出かけることにしました。
『パッション20 今みておきたい工芸の想い」展は3月8日まで。

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「工芸館」は建物が素晴らしい!
建物と一緒に記念写真を撮る方が多くて、やっと、無人のカットを撮ることができました。
65歳以上の方は無料で入館できます。
該当する方は年齢を証明できるものをご持参ください。

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2階が展示スペースです。
階段を上がったところにある、お気に入りの椅子!
腰かけると、いつも「この椅子、我が家にほしいなぁ~」と思います。

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「紅型」や「紬織」の着物、刺繍の帯など、素晴らしい手業。

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濱田庄司の作品。
どうのように作ったのか、首を傾げてしまうような挑戦的な陶芸作品から身近に使える陶芸作品まで、いろいろな作品がありました。
陶芸というより絵のような板谷波山の作品もありました。

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硯に水を落とす「水差し」
美しい釉薬の文様が印象的でした。

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こちらも、とても小さなもので、螺鈿でできています。

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出口のドアの「さらば。」の文字。
写真を撮るより、一つ一つをよく見ておこうと思いました。
撮影禁止の作品もありますが、多くの作品が撮影OKです。

作品の説明も作家本人のことばがあったりして、とても親しみやすいものでした。
学芸員の方も楽しんでおられる?と思いました。
3月8日まで。この機会に、ぜひ、「工芸館」へお出かけください。

東京国立近代美術館工芸館のウェブサイトはこちら↓
https://www.momat.go.jp/cg/

編集進まず[もうやだ~(悲しい顔)]
保存に時間が掛かるようになっていたのですが、とうとう新しい編集が保存できなくなってしまいました・・・。連休中なので、いつもSOSを発信しているスタジオのオペレーターさんもお休みでしょう。
メールでSOSを送りました。
保存の途中で警告が出て、終了するしかなくなること2回。
今日の作業が消えてしまうこと2回。構成原稿の入力は済んでいるので、原稿の直しを少しするくらいしか作業が進みません(涙)

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笠間日動美術館へ    [@アート]

ついでに何処か行きたいところは?ということで、以前から気になっていた「笠間日動美術館」へ行ってみました。
銀座の「日動画廊」にも久しく行っていませんが、「笠間日動美術館」は初めてです。

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「笠間日動美術館」の「企画館」
とってもおしゃれな建物です。

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入口の取っ手もステキ!
3階建の「企画館」を1階から鑑賞しました。

鴨居玲のコーナーがあって、金沢へ行った時に「石川県立美術館」で、たくさん、鴨居玲の作品を見たことを思い出しました。

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「企画館」の3階通路から別館へ行くことができます。

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3階通路を出ると、野外彫刻庭園がありました。

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右側が「フランス館」
「フランス館」には、ピカソ、モネ、ドガ、ルノアール、ゴッホ、セザンヌ、シャガールと素晴らしい作品が並んでいてビックリしました。

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あまりの名作揃いで熱心に見過ぎて少し休もうと「フランス館」の屋上に出てみました。
関東平野に住んでいる私は山にも感動します!

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左側に「パレット館」

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パレット館のパレットは撮影OKでした。
日動画廊の何十周年かを記念して企画されて、そのパレットを展示しているそうです。

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入って、すぐの右手に「ピカソ」と「ダリ」のパレットがありました。

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パレットは作家名アイウエオ順に並んでいて、実際に使っていたパレットもあれば、パレットに絵を描いたりデコレーションしたり、作家の一面が表現されていると思いました。
時間をかけて、パレットを1枚1枚見てもおもしろいと思いました。

「笠間日動美術館」の公式サイトはこちら↓
http://www.nichido-museum.or.jp/

今日も編集作業。
新しい編集に入りました。話が前後するし、咳払いをするし、顔を触るしと、またまた面倒なベースになる編集がスタートしました。

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世田谷美術館へ    [@アート]

12月の上映会にいらしてくださったOさんといろいろお喋りをしていて、その時に教えていただいた群馬直美さんの『神の仕業ー下仁田ネギの一生』を見るために「世田谷美術館」へ行ってきました。

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関東は連日晴天に恵まれ、風もなく、4日も空がとてもきれいでした。
深呼吸したくなるような澄み切った空気!

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「世田谷美術館」は「砧公園」の中にあります。
公園は家族連れや犬の散歩をさせる人など、休日を楽しむ人で溢れていました。

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「世田谷美術館」は、とてもおしゃれな内装で好きな美術館です。

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レストランへつながる通路に、企画展の「奈良原一高」の写真が撮影OK!で大迫力で展示されていました。
写真の向かい側には椅子が並んでいて、坐って眺めている人もいました。

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まずはお目当ての作品を見るために2階へ。
2階のライブラリー前のスペースに無料展示されていました。
群馬直美さんの『神の仕業ー下仁田ネギの一生』展は1月13日まで! 月曜休館。

いつかは私もチャレンジしてみたいと思っている「ボタニカルアート」
とてもとても精密なテンペラ画で描かれていました。展示されている作品の一部はイギリスへ行ってしまうそうで、全部が揃った形で見られる最後のチャンスでした。
添えられた文章も魅力的でした。

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企画展の『奈良原一高のスペインー約束の旅』も堪能しました。
戦後の日本の新しい写真表現を切りひらいたと言われている奈良原一高はスペインに魅せられて、何度も旅をして多くの写真を残しています。

今回、この企画展のためにニュープリントされたそうですが、黒の美しい、コントラストの美しい、構図の興味深い作品群でした。

今日は気分一新で編集作業をしました。
とは言っても、今日は編集そのものより、構成メモの入力や外付けのハードディスクに素材をコピーするなどの作業をしました。この後、再度作業を再開します。

私はWindows7を使っていて、保証が切れるのでハラハラドキドキなのです。でも、現在使っている編集ソフトのバージョンがWindows10では対応していないという情報なので、なんとしても今編集している作品が完成するまで、今の環境で仕上げたいと思っているのです。
なにしろギャラを貰えそうにない仕事なので経費を抑えないとなりません。
いつものことですが、新年早々計算の合わない仕事に振り回されています。

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JAALA2019国内展へ    [@アート]

昨日は友人も参加している「どこよりも自由なJAALAの! 芸術キャバレー」「自由で愛があり 諸々の束縛から解放される知的空間」と銘打った「JAALA2019国内展」へ。

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開場後、すぐに作品の前でパフォーマンスが始まりました。
「偲ぶ」というタイトルのダンス。
右端に写っているのが友人井上智子さんの作品。

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この作品の特徴は自由に触ってよいこと。
触られることによって、どんどん作品が変化します。
もちろん、触りました!

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友人の作品の横に展示されていた作品。
赤い四角の中央は光っているように見えますが、実は穴が開いていました。

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その隣はハンガーを使った作品。
照明が当たって影ができておもしろい効果が産まれていました。

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ハーモニカの心地よい音色に乗って披露されたダンス。

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彼女はこの作品の前で踊っていました。
この作品も含めてのパフォーマンス。

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赤い衣装の河童のお面はユーモラスだったけれど、その下の人間の顔はなかなか凄味がありました。
人間が一番恐ろしい?

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赤い衣装を印象付けていた、背景の赤い作品の一部。

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その横の作品は立体の陰が面白い効果をもたらしていました。

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友人と同じ新潟から上京した方の作品「はびこる」
いろいろおしゃべりをしていたら憲法の話で盛り上がってしまいました。

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それもそのはず、彼女の作品は「憲法」の文庫本が塗りつぶされたものでした。
私の持っている「日本国憲法」の文庫本は「童話屋」のもので286円+税。
「一家に1冊! たった300円くらいなのだから日本国憲法はあるべきだ」というのが共通意見でした。

平面、立体、インスタレーション、パフォーマンス、映像など “自由” を前面に押し出している「JAALA展」は刺激に満ちています。
大崎駅近くの「O美術館」で12月18日まで開催中。

今日は心を入れ替えて編集作業に取り組んだのですが、思うように進みません。
カメラ2台で正面と横から撮影し、音を正面から別録りしているのですが、当然音質に違いがあります。どうすればベストなのか、正解に辿りつけずウロウロしている状態が続いているのです。困った!

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摺り体験に参加してみました!    [@アート]

ご近所の「ギャラリーカフェ空(くう)」で、毎年11月に催される「故郷の四季 尾身伝吉木版画展」。小学生の時に版画に夢中になったことがあったので、いつも見せていただくのを楽しみにしています。

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お店の半分がギャラリーコーナーになっていて、さをり織りをしている友人が作品展を開いたりもしています。
ご近所なので、時々覗かせてもらうのを楽しみにしています。

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本当は版木を彫りたかったのですが、時間的にはそれは無理。
オレンジ色の矢印が「見当」で、合わせる場所です。

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絵具を塗った後、丁寧にバレンで摺ります。
毎年、年賀状を5枚自分で摺ってみませんか?という「摺り体験」があります。
参加してみたいと思っていて、やっと、願いが叶いました。

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最初の版を摺ったもの。
来年の干支のネズミやおめでたい柄がたくさん用意されていたのに、私が選んだのは錦鯉。
「あれ~、版木を持って来ているかなぁ?」の第一声。大丈夫でした!

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2版目を摺ったところ。
絵具を付ける場所が広ければ広いほど難しいのですが、難しいのをやってみたいのと、版が組み合わさる面白さを体験してみたかったのです。

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「他の版も、いろいろ試してください~!」という嬉しい言葉に、クリスマスカードにも挑戦してみました。

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摺り上がったハガキです。
左上が先生が見本として摺ってくださったもの、上中央は初めて摺ったもの。エラの部分に絵具を付けるのを忘れてしまいました。
ということで、楽しい1時間があっという間に過ぎてしまいました。

もう少し時間的に余裕ができたら版画の年賀状を作ってみたいなぁ~と思いました。
小学4年の時からしばらくの間、版画の年賀状を作っていました。父に頼まれて干支を彫ったこともありました。

まだ、年賀状を買っていませんが、今年も無事に年賀状を出せそうで有難いと思っています。皆さんもそろそろ年賀状のことを考えたりしていますか?

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小原古邨展へ    [@アート]

10月の下旬、初めて「茅ヶ崎美術館」へ出かけました。
「日曜美術館」はよく見るテレビ番組の一つなのですが、そこで紹介されていた「小原古邨展」を見るためでした。

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「小原古邨(おはらこそん)」のことも、「茅ヶ崎美術館」のことも知りませんでした。
開館20周年を迎えた「茅ヶ崎美術館」で、展覧会として紹介されるのは初めてという「小原古邨」の作品を、前期・後期で全点入れ替えて展示していました。

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会場に着くと入場制限をしていました。
小さな美術館がテレビ番組の影響で一気に注目を浴びたようです。

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やっと入場! 入ってすぐの場所は大混雑だったので、地下の展示から見ることにしました。
フラッシュなしでシャッター音に配慮したら撮影OKだったので、慌ててスマホを取り出しました。
照明が反射したり、ガラスに人影が写ったり、なかなか思うように撮れませんでした。

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版画なので、刷りの会社ごとの展示があったり、花、動物、春夏秋冬順の展示等、いろいろ工夫がされていました。

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版画ですが、立体感のある作品も多く、何枚の版をどのように彩色して刷ったのか、興味津々で見ました。

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もともと版画好きで、子供の頃から版画を彫ることも好きだったので楽しい展示でした。
小学生の時は毎年年賀状用に干支を彫っていたのも懐かしい思い出です。

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こちらがテレビの番組で丁寧に紹介されていた蓮の花と葉の雫の作品。
葉から流れ落ちる雫が印象的な作品です。

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その様子をかわいい雀が覗き込むように見ています。
国内初の「原安三郎コレクション」による国内初の「小原古邨展」だったので大混雑になったのだと思いますが、日本画的な部分と写実的な部分が魅力的で前期も見たかったと思いました。

今日は「失語症シンポジュウム」用の編集作業をスタートさせました。
素材を取り込み、編集したのは体験発表のようなもの。
「失語症」ということばから、どのような症状を想像されるでしょうか? 
今回は「失語症」を理解してもらうためのシンポジュウムなので、専門家の言語聴覚士の皆さんとはちょっと違う目線から意見も言いつつ摺合せをしていこうと思っています。

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横須賀美術館へ    [@アート]

海なし埼玉県からナビに案内されて、神奈川県の海沿いに建つ「横須賀美術館」へ出かけました。
と言っても車の運転のできない私はただ坐っているだけです[わーい(嬉しい顔)]

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無事に観音崎の手前にある「横須賀美術館」に到着しました。
海に向かって建っています。

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美術館側から撮りました。
久しぶりに晴れた美しい空と青い海!

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日傘をさして犬を散歩させる人。
まるで絵画のよう!

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館内に入ると白い広々とした空間が広がっていました。
設計・監理は山本理顕設計工場。
とてもステキな空間でした。

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開催されていた「モダンアート再訪」展でした。
ダリ、シャガール、ウォーホール、ミロ、草間弥生など、福岡市美術館コレクション展でした。

知らなかったのですが、九州派と呼ばれる九州で活躍した美術家たちが居て、福岡市美術館はそれらの作家作品を所蔵しているのです。
印象に残ったのは藤野一友の『抽象的な籠』

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所蔵特集は「中園孔二展」で撮影がOKだったので撮らせてもらいました。
1989年~2015年と書かれていたので、随分若くして亡くなられているのですね。

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一見するとバラバラな印象を受けましたが、自分の見たいものを描くと、ご本人が言っていたそうで、そう思って見るとどれものびのびと奔放な印象を受けました。

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丸窓から受付に居る(?)人が見えて、おもしろい!と思って撮りました。

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クレヨンを使ったり、画材も色々なものを使っていました。

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広々とした天井の空間がいいなぁ~と思いました。
この場所は地下で、見えている丸窓は1階になります。

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別館は谷内六郎館。
とても懐かしい気持ちで鑑賞しました。

「週刊新潮」の表紙を描いていた・・・と言っても通じる方がだんだん少なくなりました。
谷内六郎の絵を父が大好きで、表紙の絵が気に入ると「週刊新潮」を買ってきて、その表紙を保存していたのを思い出します。
さすがに表紙のスクラップは残っていませんでしたが、谷内六郎の本が1冊、実家にあり、私自身も文庫本サイズですが谷内六郎の本を持っていて、親子だなぁ~と思いました。

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「はじまりの線刻画」展へ    [@アート]

多摩美術大学八王子キャンパスのアートテーク・ギャラリーで開催されている「はじまりの線刻画-アイルランド・スカンジナビアから奄美群島へ-」へ行ってきました。

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アイルランド・スカンジナビアが奄美群島にどうつながるのか? 興味が湧いたのです。
くるくるという曲線模様は大好きな模様!

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線刻画の美しい曲線と大胆な組み合わせ。
大きなものは写真に納まらないくらいで圧倒されました。

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まるで織物のような美しい模様!
タメ息が出ました。

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規則正しい模様は現代にも通じる美しさ!
陶芸の絵付けに生かせそうと思ってワクワクしてきました。
一見するとシンプルに見える模様がとても複雑巧妙にできていると気づくと、そこから別の世界が広がるようにも感じました。

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線というより完全に模様ですね。

知らないこともたくさんありましたし、模様と文字のつながりや「輪廻転生」に通じる「死生観」など等、想像力が刺激される企画展。
昔の人の方が宇宙を身近に感じていたのかもしれない・・・と思いました。
6月30日まで。
出掛けて本当に良かった!と思いました。

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国立西洋美術館の常設展へ    [@アート]

昨日、蕎麦屋さんへ行く前に、ちょっと寄り道した「国立西洋美術館」
今開催中の企画展は『北斎とジャポニズム』です。
建物が世界遺産に認定された時は随分たくさんの人が押し寄せて来たようですが、その騒ぎも一段落したようです。

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北国の方には申し訳ないような青空です。
昨日は風もなくて、日当たりを歩けば寒さも感じないほどでした。

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常設展に入ってすぐの場所は吹き抜けになっています。
料金は500円とリーズナブルですが、常設展の中に企画展示もありますし、定期的に作品の架け替えもあるので、何度行ってもも楽しめる充実した美術館です。

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吹き抜けを2階へと上がると宗教画が展示されています。
なかには撮影禁止の作品もありますが、大半の作品はフラッシュなしなら撮影OK!

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そして、時々、外の景色が見られるようになっているのも、ほっとできて好きです。
建設当時からすると、防火のために木の壁が取り除かれたり、光熱費節約のために吹き抜けの一部が変更になったりしているそうです。

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知らない作品に出会えるのも嬉しい。

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勿論、有名なモネの「睡蓮」もあれば、ピカソやミロの作品も展示されています。

今回の特別展示はロダンの「地獄の門」の素描集だったのですが、それを見ていると約束の蕎麦屋さんの時間に遅れそうだったので諦めて切り上げることにしました。
庭に立っている「地獄の門」をしっかり見てから、素描展示を見ると見応えがあると思います。
2018年1月28日まで。

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ブラインド越しに見えた青い空と、三角の小さな屋根。
日本の美術館は人でギュウギュウのことが多いのですが、常設展はいつもあまり人が居なくて、静かに自由に作品を見ることができてお薦めです。

今日は今年最後の「水曜ヨーガ」でした。
お一人、急な予定が入って欠席でしたが、忙しい年末なのにたくさんの方が参加してくださいました。毎年、年の初めに行っている「太陽礼拝」の練習をして、「太陽礼拝」はねじりがないのでねじりをしたりして、楽しくヨーガの1年を締めくくることができました。感謝!

明日は今年最後の可燃ごみの収集日なので、自宅に戻ってからあちこちを掃除して、ゴミを出すことに集中しています。この後も、もう少しゴミが出ないか点検しようと思っています。
今年も残りわずかになってきました。

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「ディエゴ・リベラの時代」展へ    [@アート]

昨日は時間が中途半端になってしまったことを理由に、「埼玉県立近代美術館」の開館35周年記念展「ディエゴ・リベラの時代」へ出かけました。
行きたいと思いつつ、気が付けば残り数日となっていたのです。
2017年12月10日まで。

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JR「北浦和駅」から徒歩数分のところに「埼玉県立近代美術館」はあります。
2カ月ほど前に、立て看板を見て「見たい~!」と思ったのです。

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大きな企画展が開催される時は、この場所に大きな看板が立てられます。

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「埼玉県立近代美術館」は駅から近くて公園もあるので、近所に住んでいる人たちにとっては憩いの場所になっています。
いつも、子供たちの声が聞こえて、犬を散歩させる人やのんびりベンチに座って噴水を眺めている人を見かけます。

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「ディエゴ・リベラの時代」は、ディエゴ・リベラの作品は想像より少なくて、メキシコ美術史展という印象でした。ひとつひつと丁寧な解説がついていましたが、途中から疲れてしまって、飛ばしながら読んで作品を見ることに集中しました。

ディエゴ・リベラは才能に恵まれて、21歳の時にヨーロッパに留学。最先端の画風に色々チャレンジし、39歳でメキシコに帰国します。祖国を離れて暮らしたことから、きっと自国の見え方が異なったのでしょう。メキシコ社会の動きに目を向け、公共空間に絵を描く「メキシコ壁画運動」に関わるようになります。

小学校の壁画を描いている時に、その小学校にフリーダ・カーロが通っていたというなんともびっくりする逸話も解説の中にありました。
また、北川民次の作品を色々見られてラッキー!と思いました。

今日は気分転換ができたので編集に取り組んでいます。
今日の編集では少ない素材で伝えようとするので理屈先行のようになってしまって、一呼吸して気分転換をしようとブログの更新をすることにしました。
上手くいかない時はどこかうまくいっていないのか、そこが分からないのです。視点を変えて、もう一度最初から組み立て直そうと思っています。

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「不染鉄」展を見に出掛ける    [@アート]

何故か気になって仕方がなかった「不染鉄」に行ってきました。
本でも、映画でも、展覧会でも、縁というか不思議な力に吸い寄せられる時がありますね。
そんな感じで出掛けました。

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会場が「ステーションギャラリー」なので、まずは東京駅へ。
駅付近の工事はずっと続いていますが、周りのビルはほとんど建て直しになっていて、昔の面影はありません。

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丸の内南口。
ここへ来ると必ず写真を撮ってしまいます。

「ステーションギャラリー」は、丸の内北口の改札口を出たドーム内に入口があります。
改札を出て10歩ほどの近さ!

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「不染鉄」のフライヤー表です。
代表作と言われている「山海図絵」。印刷では伝わらない迫力のある大作です。

霊峰と崇められている「富士山」を不染鉄は何度も描いています。
手前の太平洋には魚が描かれていて、船、海岸線、その先には電車、そして家々、その先には雄大は富士山、その奥には雪の積もった日本海の家並みと日本海。
とてもとても不思議な絵です。

不染鉄の絵には文字が書き込まれた作品もたくさんあるのですが、その中に「画にはかけませんが」と書いていて、「小鳥なぞがなきます
耳をすませば落葉のかすかな音なぞ聞こえるかもしれません」という文字が続いています。
その絵をじっと見ていると、カサカサという落ち葉を踏みしめる音が聞こえてくるようで、ニンマリ。

昭和の初めから奈良に暮らすようになった不染鉄は「薬師寺東棟」や「唐招提寺金堂」などを多く描くようになります。左右対称の美しい建物です。
「静雨」という作品では「静光院」という架空のお堂を描いているそうですが、雨の中に立つお堂の絵を眺めていると、描いている不染鉄の祈りの心が見えるような気がしました。
「春風秋雨」という作品は不染鉄の「マンダラ」だと思いました。

不染鉄は明治24年にお寺の息子として生まれ、18歳で母を亡くし、22歳で父を亡くし、妻は病弱な人だったようです。
でも、晩年の不染鉄の写真はかわいらしい笑顔で、幸せだったのだと感じました。
作品を見ながら、ずっと私の中に浮かんでは消えしていたのは「観想」というただひたすら眺めることと、ヨーガの師佐保田鶴治先生の説いていた「人間の宗教性」についてでした。
フライヤーの裏には『「いヽ人になりたい」と願った不染の無垢な思いが満ち溢れ・・・』と書かれていますが、不染鉄は「いヽ人になりたい」なんて思っていなかったと思う。
ただ描くことを通して自身の心とひたすら向き合っていたのだと思えた。

2017年8月27日(日)まで。
ステーションギャラリーのサイトはこちら↓
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/

出光美術館の「古唐津展」へ    [@アート]

出光美術館開館50周年記念-大いなるやきものの時代「古唐津展」へ出かけました。
「出光美術館」は有楽町の駅から徒歩で行けて、見終わった後は外の景色を眺めながらお茶を飲めるステキな美術館です。

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ということで、暖かいお茶をいただきながら眺めた景色。
ちょっと曇り空でしたが、何とか雨に降られずにすみました。

皆さん、作品を眺めた後は疲れるので、ゆっくりをお茶のお飲みながら椅子に座って寛いでおられる方が多い!
しかも、ルオーの作品が何時でも見られる穴場でもあります!

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桃山時代の「古唐津」をこんなにたくさん見たのは初めてのことでした。
この時代の作品はとても伸び伸びとしていてステキでした。
釉薬の掛け方も大胆で、意図的ではないところが魅力だと感じました。
白釉と重なった部分の流れる青の美しいこと!

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さっと描かれた絵柄もモダンで、それぞれ少しずつ表情も違って魅力的でした。
作品を眺めながら、桃山時代のお茶の世界は伸び伸びとしていて、なんともおおらかだったのではないかと思いました。

2017年3月26日まで、「出光美術館」で開催中。
13年ぶりに「出光コレクション」の「古唐津」が勢ぞろいした見逃せない企画展です。
陶芸、茶道に関心のある方はお見逃しなく!

詳細はこちらで↓
http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/present/index.html

300円の衝動買い    [@アート]

日曜日に出掛けたヨーガの勉強会。
少し早く会場に到着したので、時間を潰そうと駅の反対側にある百貨店へ。
そして見つけて思わず衝動買いをしてしまった「flipboo Kit」

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なにやらパラパラ漫画風? と思って重なっている箱を手にして眺めていると、小学4年生くらいの男の子がサンプルのハンドルを回していました!
思わず「面白いね!」と声を掛けると、ニッコリ頷いてくれました。

なんと300円セールのシールが貼られていました。
これは買うしかないと!

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家に帰ると、もうウズウズしてしまい、早速箱を開けて組み立て開始!
ということで、こうなりました。

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右側のハンドルを手前に回すと、箱の上の小さな爪に一瞬絵が引っかかるようになっていて、まさしくパラパラ漫画。猫が箱の中に入っては出てくるという訳です。

映写機の仕組みもこれと同じで、流れているように見えるフィルムは一瞬止まっていて、止まった瞬間に光が当たってスクリーンに絵が投影されています。次の瞬間にシャッターが下りて、真っ暗な世界が写っているのです。人間の目は絵と黒を交互に見ています。
絵が一瞬引っ掛かって止まるのと同様に、一瞬真っ暗な世界を見ているので、絵が動いているように見えるのです。

実は3セットも買ってしまいました。
一つはプレゼントする方を決めていま~す[わーい(嬉しい顔)]

今日はいつもの「水曜ヨーガ」の日。
一通りのアーサナが終わって、呼吸法をして瞑想に入ろうとしている時に、見学したいという方がいらっしゃいました。
「来月は10時からいらして見学を(一緒に行うを)してください」ということになりました。
自身の健康のために行うヨーガ。細く長く皆さんと続けたいと思っています。

庭園美術館の「並河靖之七宝展」へ    [@アート]

久しぶりに「庭園美術館」へ行ってきました。
名古屋から上京された方とどこかで会いましょう!ということになって、月曜日はほとんどの美術館が休館なので「庭園美術館」はいかかですか? ということになりました。

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そういえば・・・と思い出した新聞の案内。
もう一つ作品が紹介されていましたが、スキャンできた部分のみアップします。
クリックすると大きくなり読むことができます。

「並河靖之」のことは知りませんでしたが、「庭園美術館」は以前仕事で取材したこともあり、建物だけでも十分楽しめることを知っていました。そして、ここでの企画はいつもステキだけれど、案外空いている穴場だということも分かっていたのでご案内しました。

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「庭園美術館」は旧朝香宮邸。アール・デコ様式のステキな建物です。
内部や作品は撮影できませんでしたが、正面入口を入ったところにはルネ・ラリックの女性像のガラスレリーフ扉が目をひきます。
入口を入って部屋側から眺めると、また異なった味わい。
入口の照明もタイルも美しい!

展示されていた「並河靖之七宝展」は、本当に繊細な模様が見事でした。
「美と技 繊細極め」というタイトル通りの作品群でした。

七宝をしている知人が一番難しい色は黒なのだと言っていたのを思い出しました。
下絵の展示、七宝の作業手順の展示もありました。

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仕事で取材した時にお聞きしたお話では、どこかの国か忘れてしまいましたが、白い孔雀をプレゼントされて庭で飼っていたそうです。
2階の円形のバルコニー(画像の中心のところ)から白い孔雀が飛び降りたことがあるそうで、懐かしそうに話してくださいました。

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新館のカフェでゆっくりおしゃべりタイム。
今日はとても暖かだったので外のテラス席で気持ちの良い時間を過ごしました。

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スマホで撮った写真なのでピンボケですが、白梅は満開に近い感じで、紅梅はまだまだ固い蕾でした。でも、確実に春が近づいていますね。

「美と技 繊細極め 並河靖之七宝展」は2017年4月9日(日)まで。

庭園美術館のサイトはこちら↓
http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/

「クラーナハ展」へ    [@アート]

12月のことですが、世界遺産になった「国立西洋美術館」で開催されていた「クラーナハ展」へ出かけました。
観覧料金が1600円(一般)で高くてビックリしました。

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入口の大看板。スマホで撮影しました。
薄布を持ったヴィーナスの絵が代表作というくらいしか知識のないまま出かけました。
ルカス・クラーナハは写真や印刷の技術のない時代の宮廷画家。お抱えで才能のある画家が描き続ける時代に、大型の工房を開設し大量生産をし、息子にその技術と工房を引き継がせたことを知りました。よく見ると大量生産され多くの人々の手に渡ったと思われる作品と、いわゆる一点物という作品があることがわかりました。

日本初の大回顧展だったそうですが、暮れの忙しい時に出掛けたのが幸いしたのか、予想よりゆっくりと見ることができました。この頃の展覧会は長蛇の列なんてことがあるので、一つ一つをじっくり見ることができて良かったと思いました。1月15日まで終了しています。

今日は川口リリアで開催されたヨーガの勉強会2回目に参加。同じアーサナでも人それぞれに違いがあります。会場の横後ろのほうに坐っているのですが、一緒に学んでいる方々の後ろ姿を見ることも勉強になります。

帰り道、2月3日から出かける京都の切符の手配をしました。
「ジパング倶楽部」の年会費は3,770円ですが、3割引きになるので京都へ1回往復すれば元は取れてしまいます。新しい会員手帳になって、最初の乗車券購入が京都で元を取りました[わーい(嬉しい顔)]

世界遺産になった国立西洋美術館    [@アート]

世界遺産にもいろいろあるようで、今回認定されたのはル・コルビュジエの建築群。
日本にある唯一のル・コルビュジエの設計が 「国立西洋美術館」 ということで世界遺産に認定されたそうです。世界遺産になった途端に、たくさんの人が押しかけているとか・・・。

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たくさん人が居たので外景は撮影できませんでしたが、ただの四角い大きな建物ですなんて言ったら叱られるかな・・・。

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所蔵品が増えていくことを想定して 「無限に成長するミュージアム」 として構想されたそうです。

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柱があるので作品が見難いという意見もあるそうですが、建物のことはよく分かりません。

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構想と違って増築は行われず、新館が建てられています。

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上野近くに住んでいる方のお誘いで、世界遺産を見て常設展を見ようということになり、7月下旬に出掛けました。
宗教画はすごく充実していました。

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大好きなロセッティの絵もあれば

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有名なモネの睡蓮の絵もあり

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ゴーギャンもあれば

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大ファンのルオーの作品もありました。

常設展のみなら430円。なんと、65歳以上の方は無料で常設展を見ることができます! 
いくつかの作品を除いて撮影もOKで、スマホのカメラが役に立ちました。

バトミントンにレスリングにと、チャンネルを変えながらオリンピックをテレビ観戦して寝不足です。
今日は金曜ヨーガの日。
久しぶりに参加して、お世話になっている先生にお会いしました。ヨーガをされている方は皆さん年齢よりはるかに若々しくお元気な方が多いのですが、最近誕生日を迎えて84歳になられたそうです。白内障の手術をされ、耳も遠くなってきたと嘆いておられますが、アーサナもきれいでお見事としか言いようがありません。私くらいの年齢になると、そういう見本となる先輩がいてくださることがとても有難い!

清春藝術村へ    [@アート]

息子に誘われて、山梨県北杜市にある 「清春藝術村」 へ、昨日、行ってきました。
話題になりつつ、お互いの休みや他の予定などで延期延期が続き、やっと行くことかできました。
中央高速長坂インターチェンジより車で15分くらいのところにありました。

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「清春藝術村」 の正門です。
横に広い駐車場も完備されています。
カーナビが古いバージョンだったので、少し迷いましたが無事に到着!

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入ってすぐの場所にある 「ラ・リューシュ」 は、パリのモンパルナスにある、シャガールやモジリアーニなどの画家を輩出したアトリエ兼住居を模して、芸術家育成の場として建てられてたもの。
内部に入ることはできませんが、中を覗くことはできます。

広い敷地の中に建物や彫刻などが点在しています。

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安藤忠雄氏の設計で建てられた 「光の美術館」 です。
一見すると小さな長方形の建物に見えるのですが、中に入ると展示室には人工照明はなく、屋根の一部と建物の角から自然光が入るようになっています。

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アップにすると少しは分かるでしょうか?
建物の屋上の角から角へ一部斜めに光が入るようになっていて、その端と建物の角が繋がっていて、その部分からも光が入るように設計されています。

季節によって太陽の高さは変わり、一日のうちでも日の射す方向が変わるので、展示されている作品を見る瞬間は “一生に一度の瞬間” ということになります。
だから 「光の美術館」 なのでしょうね。

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正門から左手奥の原っぱにある 「茶室 徹」 は、建築史家でもある藤森照信氏の設計によるもの。茶室というよりツリーハウスのような感じ。
内部は公開されていないので外から眺めるだけでしたが、茶室というより子供心を揺さぶる冒険小屋のように見えました。

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ルオー礼拝堂は谷口吉生氏の設計で、木々に囲まれたかわいい礼拝堂でした。
中に入ると小さなパイプオルガンがあり、自然光が入るようになっていて、飾られているキリスト像はルオーが彩色したものだそうです。

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入口ドアの上にあるステンドグラスもルオーが製作したもの。
家族のご厚意によって、ここに飾られるようになったそうです。
中から眺めると、なんと美しいことか!

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左手の茶色の建物が 「清春白樺美術館」 です。
東山魁夷展とルオー展を開催中でした。小さな美術館ですが、吹き抜けの階段状になっている部分があり、全面ガラスでまるで外と繋がっているように見える空間があり、外光の入る場所があり・・・と、美術館そのものが素晴らしかった。

武者小路実篤や志賀直哉などの白樺派の作家たちの夢でもあった幻の美術館を、谷口吉生氏が設計し、吉井長三氏が実現したものだそうです。
本物のお金持ちはお金の使い方を知っているなんて、貧乏人の私が言うのはおこがましいけれど、吉井長三氏は画家になることを諦め画商として世界中で活躍された方だそうです。

季節の良い時にスケッチブックを片手に一日を過ごしても良いのではないでしょうか?
「清春白樺美術館」 の横に写っているのはレストラン。谷口吉生氏の設計でここも居心地の良い空間で、食事もケーキも美味しくて寛げます。
「清春白樺美術館」 と 「光の美術館」 の両方に入ると入館料が100円引きになります。
梅原龍三郎のアトリエも新宿区より移築されています。アトリエだけというシンプルな設計。設計者は吉田五十八氏。有名画家になった気持ちが味わえるかも・・・。

のどの痛みと咳が続いています。イソジンでうがいをし、マヌカハニーをなめ、ヨーガのライオンのポーズをして凌いでいます。
今日はお寺に管理費の支払いに行ってきました。いよいよ、お盆が近づきましたね。

ブータン展へ    [@アート]

ヨーガのお仲間と一緒に 「ブータン展」 へ出かけました。
お互いに布好きという共通点もあって、たくさん布が見られるみたい・・・と、昨日、出かけました。
ブータンは国政調査で 「幸せ」 と答えた人が97%も居たことで話題になった国。

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日本とブータンの外交関係樹立30周年記念事業企画でした。
国王夫妻が来日した時の、国王の国会でのメッセージも話題になりましたね。

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展示の一部は撮影がOKでした。
入口を入ると、たくさんの仮面が出迎えてくれました。
布教のために踊られる仮面舞踊。映像も流れていましたが、道化が居るところや仮面の一部の形もバリに共通するものがあり興味津々でした。

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ブータンの生活様式や生活用具も展示されていました。
この金具は、女性が民族衣装の大きな布キラを体に巻く時の留め具です。
とても細かな細工が施されていました。

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ブータンの民族衣装。中央が男性用。
女性は大きな布を肩のところで折って、前と後ろの布を留め具で留めます。今の留め具はブローチ型が多いそうです。

ブータンでは正式の場では民族衣装を着ることが義務付けられていて、左端の肩から細い布を掛けているのが女性の正装で、男性の肩から大きな布を巻くのが正装だそうです。
着物を着ない私が言うのもためらわれますが、日本でも着物をもっと着るとよいですね。

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左端のものは頭からかぶる貫頭衣。その隣の二つは儀式用の布。
美しい!
素材、染料、織り方なども映像や資料を使って詳しく説明されていました。

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女性用のキラと呼ばれる大きな布。
キラのまとい方もビデオで紹介されていて、金具の使い方も 「なるほど!」 と分かりました。

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地域ごとに模様に特徴があり、織り機も、腰機、高機、カード織りがあり、それぞれの布の幅によって、大きなキラに仕立てるための繋ぎ合わせ方も説明されていました。

撮影禁止でしたが、ブータン仏教と信仰に関する展示もありました。タンカと呼ばれる布製の仏画や仏像もたくさんあり、父が写仏していたこともあって、大変興味深く見ました。
眉間の間に描かれるもう一つの目は、日本の仏画でもよく見ますが、手のひらにも足の裏にも目があって、面白いなぁ~と思いました。仏さまも優しい顔や柔らかい顔も多く、解説を読みながらじっくり見ました。

そして、最後に民族衣装を着られるコーナーがあり、二人で着てみることにしました。
楽しかった!

今日は先日うまくいかなかった振込をしに銀行へ。
6月の最終日ということで銀行はとても混んでいました。無事、通帳から送金完了!
今年も半分終わってしまったと思うと、早いなぁ~としみじみ思いました。

高島野十郎展へ    [@アート]

先週仕事の打ち合わせで都内に出る予定ができたので、目黒区美術館で開催中の 「没後40年 高島野十郎展 -光と闇、魂の軌跡」 に出掛けました。

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スマホのカメラで撮ったのですが、黒色のポスターに公園の景色とプールが写り込んで別世界のように見えたので面白い!と思いました。
実物のポスターは黒地に文字だけのシンプルな物。

高島野十郎の名前を聞いて 「あっ、蝋燭の絵の人!」 という方はかなり詳しい方ですね。
1本の蝋燭を描いては、身近な人にプレゼントしていたそうです。
今回も小さな額に入った蝋燭の絵が何枚も何枚も展示されていました。じっと眺めていると、まるで瞑想をしているような錯覚に陥りました。

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久留米市の造酒屋の五男として生まれ、東京帝国大学農学部水産学科を首席で卒業し、周りに期待されながらも画家の道を選んだ野十郎は、旧制中学在学中に 「蓮華」 を描いています。
そのことからも、法衣をまとった自画像からも、ただただ一つのことを追い求め、描き続けた人なのではないかと思いました。絵は独学。
6月5日(日)まで、お近くの方は是非お出掛けください。

今日はいつものヨーガの日。
新しく参加してくださる方がお一人増えましたが、膝を痛めてしまってお休みしている方もいらっしゃるので、いつもと変わらない感じ。一つ一つを丁寧にゆっくり行うように心がけました。

雨が止んだら 「ゆすら梅」 を収穫するつもりだったのですが、小鳥さんが全部食べてしまったようです。そういえば数日前の早朝5時前から小鳥さんがやけに賑やかでした。あの時、盛んに食べていたのかもしれません。ゆすら梅酒を作れないのは残念ですが、小鳥さんは大喜びだったでしょうから "めでたしめでたし" ということですね[わーい(嬉しい顔)]

ニキ・ド・サンファル展へ    [@アート]

今日は紙媒体用のスチール撮影でした。
その打ち合わせをするために、昨日はミッドタウンへ。近くの 「国立新美術館」 で 「ニキ・ド・サンファル展」 が催されていたので出かけてみました。

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ビルに写っているのが 「国立新美術館」 
初めてへ行った時は、その大きさにびっくり!
でも、正直を言って、あまり好きなデザインではありません。

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ニキが来日した時に訪れた京都のお寺などの印象から、帰国後にすぐ製作したと言われている 「ブッダ」 は撮影OKでした。
とても大きな作品で身体の正面、中心軸にチャクラの渦が表現されていて、裏側には人が一人瞑想できそうな凹みがあり、ちょっとインド的な印象もある作品です。

今は閉館してしまったけれど那須にあった 「ニキ美術館」 は撮影自由で、見学者の方がナナと同じポーズをとって楽しそうに写真撮影をされていたことが思い出されます。
2006年、私は1年間をかけて 『わたしのニキ』 という作品のために、日本庭園の四季と共に 「ニキ美術館」 を撮影しました。

今は亡き館主のYoko増田静江さんは、美術館建設を構想していた時、ニキの作品を庭に展示することも考えておられたそうです。那須は雪も多く冬の寒さが厳しい所。作品にヒビが入る心配もあって野外の展示を諦め、ガラス越しに庭が見渡せ作品と一つになるようにし、庭からも作品が見えるようにしました。
夕日を受けて 「蛇の樹」 がキラキラと光を放っていた姿も再現されていて、たくさんのYoko増田静江コレクションと懐かしい再会をすることができました。
それにしても、ニキのパワーはすごい!

スチール撮影の日が近づき始めてから、天気予報に一喜一憂しながら過ごしていました。
医療的なケアを必要とする子供たちが参加するので、撮影日に合わせて体調を整えるだろうと思い、仕切り直しは無理なので、本当に今日が晴れて良かった! 
日差しが強すぎて、逆に木陰で撮影するくらいの好天。風もなくて、寒くなくて、本当に感謝!

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