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神戸に行ったら「神戸映画資料館」へ    [映画三昧]

『旅する映写機』や『まわる映写機 めぐる人生』に登場するポスターやチラシなどの資料をお借りしているのは「神戸映画資料館」の館長・安井喜雄さんです。
貴重な資料を快くお貸しくださり感謝しています。なので、神戸に行ったら「神戸映画資料館」へ伺うようにしています。

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JR「新長田駅」から「神戸映画資料館」へ向かう途中の「若松公園」にある大きな「鉄人28号」のモニュメント。
神戸市長田区は阪神淡路大震災で大きな被害が出た地域です。木造住宅密集地は火災で焼失しています。
新長田にゆかりのある横山光輝さんの作品で、町を盛り上げようと設置されたものです。

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「神戸映画資料館」も、新しく建設されたビルの2階にあります。

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2階ということもあって、ふらりと訪れるというより知っている方々が集まるという感じの場所です。

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映画上映もしていますし、中にはたくさんの映画雑誌が整理して並んでいます。

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入口で出迎えてくれるのはローヤルの35ミリの映写機です。
喫茶店も併営しているので、映写機の傍らで、映画雑誌を読みながら、おいしいコーヒーを楽しめるお薦めの場所です。
喫茶のお客さまがたくさんいらしたので、今回は撮影できませんでした。

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35ミリ、16ミリ、プロジェクターもある小さな映画館もあります。
お伺いした日は『沖縄戦 知られざる悲しみの記憶』を上映中で、見ることができました。

「神戸映画資料館」のサイトはこちら↓
https://kobe-eiga.net/access/

安井さんともお会いすることができて、おしゃべりを楽しむこともできました。
外出自粛が続いていますが、特に話すことがある訳ではなく、とりとめのない話を楽しめることは貴重なことだと改めて思いました。
安井さんとお話をしていて、大重潤一郎監督の息子・生さんと、神戸なら会えると気付き、連絡を取って会うこともできました。おしゃべりは大切ですね。

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10周年を迎えた神戸「元町映画館」    [映画三昧]

神戸「元町映画館」との出会いは、2012年3月『小さな町の小さな映画館』上映時に、舞台挨拶に出かけたのが最初でした。
その後、有志の方々と交流会をしました。

2010年8月に、市民が中心となって立ち上げた「元町映画館」はまだ試行錯誤の時で、北海道の人口1万4千人の小さな港町で90年以上続いている映画館があるという『小さな町の小さな映画館』は心強い先輩の物語だったのだと思います。

映画にまつわる次回作『旅する映写機』を、2014年3月に上映して頂き、その時には映写技師の早川澄治さんとトークをさせていただきました。
そのご縁で、完結編『まわる映写機 めぐる人生』に早川さんが登場してくださる。4周年の8月にはフィル映写の様子を撮影。「元町映画館」自体が作品に登場するという、いろいろご縁のある映画館なのです。

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「元町映画館」は、元町駅から続く大きな商店街の中にあります。

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客席66のワンフロアの小さな映画館で、2階がイベントや展示、休憩のためのスペースになっていますが、現在席数を半分にし、2階は閉鎖中。

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同じ週に上映中の作品たち。再上映作品も、新作も、あります。
上映スケジュールの間隔は元に戻しています。

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8月15日は『まわる映写機 めぐる人生』の初日で、上映後に舞台挨拶をさせていただき、その後、10周年を迎えた「元町映画館」の方々と一緒に「映画館の存在について考えてみよう」というトークを行いました。

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立ち上げ当時からのスタッフ、左が林支配人、右が高橋代表。
今回のウイルス禍で、映画館が開けられないという10年間で一番大変な時期を乗り越えたお二人です。
ネット配信などをしながら、町の映画館の存在について深く考え続けたという林支配人。
代表であり経理を担っている高橋さんは、大きな支援をいただいた報告と支援への感謝を話しておられました。

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関西のミニシアター13館を支援するTシャツが予想以上に売れたこと。「元町映画館」単独で募った寄付にたくさんの方々が協力してくださったことが報告されました。
通帳を記帳にいくとカタカタカタカタと記帳する音が聞こえて通帳が出てこない。立っていて涙が溢れてきたという高橋さんの報告に、その絵が浮かびジーンとしてしまいました。

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初日は、「べてるの家」の撮影を通してご縁のできた方、「失語症」の撮影を通してご縁のできた方がいらしてくださり、翌日はヨーガのご縁の方、古くからの仕事の先輩が来てくださいました。
猛暑の中、ご来場くださった皆さま、ありがとうございました!
10周年記念に、私の望んでいた「映画にまつわる三部作一挙上映」をしてくださった「元町映画館」の皆さん、ありがとうございました!

商店街を歩いていて、ふと立ち止まって、映画のポスターを見る。チラシを手にする。そして、ある日映画館へ入ってみる。イベントも催される。
「元町映画館」は、この10年間の積み重ねの中で多くの支援者を得ていて、ステキな映画館に成長してゆくと感じました。

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三連休中の舞台挨拶    [映画三昧]

新幹線の指定席が取れなかったので早目に出かけて自由席に座って・・・と、時間が余るのを覚悟して出かけた三連休の初日。
なんと、新幹線の改札口で渋滞が起こっていました~!
余裕綽々のはずが、ハラハラドキドキのスタートになりました。

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新しくなった「京都みなみ会館」は1スクリーンから3スクリーンになりました。
1階が「screen1」で126席。
2階の「screen2」が54席。私の作品は一番小さな「screen3」で30席。
右横にちょっと写っているのが「エレベーター」でバリアフリーの映画館になりました。

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3スクリーンになって、上映作品も幅広くなりました。
「アレクサンドル・ソクーロフ特集」はフィルム上映です。
35ミリの映写機を残しフィルム上映をしています! 素晴らしい!

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とてもおしゃれな映画館になりました。
場所は以前の場所の斜め向かい、「東寺」の近くになります。

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デジタル化に伴い完成する作品数が増加、劇場に掛けてもらう機会が激減しています。
有難い機会を頂きました。

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奥が入口です。
大阪「シアターセブン」で見てくださって2回目の方。
遠方からわざわざおいでくださった方。
ヨーガの京都のお仲間もいらしてくださいました。ありがとうございました。

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「screen3」は赤いシート。
上映環境も素晴らしかった!

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「screen2」はグレイのシート。
革新的ジャズレーベル「ブルーノート」の80周年を記念して作られたドキュメンタリー『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』を見ました。

10月9日に、新しくなってから初めて「京都みなみ会館」を訪ねた時は「screen1」で『ルードヴィヒに恋して』を見ました。

その様子はこちらのブログに→ https://harunoumi.blog.ss-blog.jp/2019-10-08-1
京都みなみ会館の公式サイトはこちら→ https://kyoto-minamikaikan.jp/

『まわる映写機 めぐる人生』は11月7日(木)まで上映中! 12:50~
ぜひ、お近くの方はお出かけください。

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新しくなった京都みなみ会館へ    [映画三昧]

「京都みなみ会館」では『小さな町の小さな映画館』を上映していただいています。
昔ながらの大きな映画館でした。今回、新しくなって1スクリーンから3スクリーンになったというので、映画を見て上映のお願いをしようと思いました。

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前日の夜に友人が大阪へ車で戻ったのでバスで駅まで出るつもりだったのですが、有難いことに綾部駅まで車で送って頂いて「特急きのさき号」で京都へ出ました。

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京都駅からは徒歩で「京都みなみ会館」へ。
とってもおしゃれになった「京都みなみ会館」は、以前の建物の反対側にありました。

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上映中の作品のポスター。
新しくなって1階に126席のscreen1、2階に54席のscreen2と30席のscreen3。
3スクリーンになりました。

screen1には35ミリと16ミリの映写機を残し、この日もフィルム上映をするとのこと。
映写機を残している映画館は結構あるのですが、上映をしている映画館は少ないので嬉しくなりました。

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昔の緞帳と思われるものも残していてウインドーを飾ってありました。

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ロビーもとってもおしゃれ!

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今日は1番大きなscreen1で『ルードヴィヒに恋して』を見ることにしました。

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新しい映画館は気持ちが良い!
椅子のすわり心地も良かった。

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時間的に何処かを見学するのは無理だったので、河原に出てみました。
親子で水遊びをしています。こういう姿は都内では見たことがありません。

今日は熊谷ラグビー場へ「アルゼンチン対アメリカ戦」を見に行くので、朝、ブログを更新します。報告は改めてしますので、お楽しみに!

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里山での手作りの上映会    [映画三昧]

2014年に撮影のために訪れた京都府綾部市志賀郷。
今回も、前回お世話になった農家民泊「手紙の木の家」に前日入りしました。
翌日の13時からと18時から、2回『まわる映写機 めぐる人生』の上映があります。

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今年はいつもより咲くのが遅かったと皆さんが言う「曼珠沙華」が見事に咲いていました。

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「コスモス」も満開でした。
我が家には「曼珠沙華」も「コスモス」もないので、のびのびと咲く姿に見惚れました。

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会場は新しくなった「志賀郷公民館」です。
玄関を入ってすぐの場所が広々としたホールになっていて、そこにスクリーンやプロジェクターを設置しての上映会です。
「タガヤシシネマ」は「耕すシネマ」
映画館のない志賀郷に映画を届けたいと、当時京都造形芸術大学映画学科の学生だった皆さんが活動していました。

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なんと、「タガヤシシネマ」自体が5年ぶりだそうです。
イベントや撮影などでは訪れてはいたけれど、上映活動自体は5年ぶり。
私が撮影させてもらった「3ヶ月連続上映企画」が最後になっていたそうです。学生たちは社会人になり新しい生活が始まっています。

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13時からの昼間の会は前回の上映会場を貸してくださった方など、以前から「タガヤシシネマ」を応援してくださっている方々が中心に集まってくださいました。
「やってまおか計画」に参加していた方もおいでくださいました

知り合いの方が多いので、「タガヤシシネマ」の代表の城間典子さんも嬉しそうでした。

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18時からの上映には福知山や舞鶴など遠方から来てくださった方がおられて感激しました。いつも、ポスターを貼るなど協力してくださっていた地元の方も来てくださいました。
「映画を見るのは何年振りだろう・・・」
足が悪いので前回の会場には行けなかったそうで嬉しいつぶやきを聞くこともできました。

「公民館が新しくなって色々なイベントを催しているけれど、映画会もできるねぇ~」という嬉しい声もありました。

夜の回では質問や感想も多く出て、前日のFacebookを見て気になって来てくださったなど、びっくりするお話も出ました。
今まで何度も上映会を催してきた「タガヤシシネマ」ですが、また新しい人と繋がり、耕しが進んだと言えると思います。
映画の見方はどんどん多様化していますが、このような地域に密着した上映会も大切だと思いました。

一緒に上映した『やってまおか計画 刃物研ぎと裏返しの記録』では、5年の間の子どもたちの成長が写っていて笑い声も上がり、編集し上映して良かったと思いました。
たしかに、Kちゃんの身長は2倍になっていました!

農家民泊「手紙の木の家」のサイトはこちら↓
https://www.ayabe-kankou.net/hotel/houses/tegaminoki.html

今回はお休みで食べられなかったけれどお薦めの「竹松うどん店」のブログはこちら↓
https://ameblo.jp/takematsuudon/

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全国コミュニティシネマ会議 2019 in 埼玉へ参加! [映画三昧]

毎年、持ち回りで各地で開催されている「全国コミュニティシネマ会議」ですが、今年は地元埼玉県で開催されるというので参加しました。
撮影や上映でお世話になった映画館の皆さんとお会いできると思い参加したのですが、フットワークが悪いうえにたくさんの参加者があったので、お会いできない人が多いまま終わってしまいました。
直接お目にかかれなかった皆さんに改めて感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

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2日間の開催で、今年は韓国からたくさんの方が参加してくださいました。
今年のメインは「日韓コミュニティシネマ会議」というタイトルで韓国から3人の登壇者があり、日本からは「大分シネマ5」の田井肇さんと「シネマテークたかさき」の志尾睦子さんが加わり、韓国のミニシアター事情をお聞きし、日本の現状報告もありました。

日本で映画を学んだチョン・サンジンさんは日ごろ使っていないので自信がありませんが、がんばって日本語でお話しますと、ご自身が理事を務める「アートナイン」について日本語で報告してくださいました。

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多くの人が押し寄せている韓国の映画館「ミリム」の写真です。日本と同じですね。
実は韓国には日本の映写機がたくさん輸出されています。その映写機は今どうなっているのか? とても気になりました。

韓国では上映に助成金があることにビックリしましたが(日本では映画祭には助成がありますがミニシアターにはありません)前政権時代には文化芸術活動がコントロールされ、映画製作も上映も支援がなくなり閉館した映画館もあったとこのと。
政権交代により再び助成金が復活したそうで、韓国の大統領の権限の大きさを感じました。

助成金を受けて完成した作品の上映機会がないという報告もありましたが、日本の映画製作に対する助成金もどんどん減っていて、私などはその申請資格さえありません。
本当に助成の必要な人に届いていないのではないかと思っています。

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第2部の「上映者が作り手を育てる」では、インデペンデント映画の中から新しい才能を発掘し、積極的に紹介してきた実例の報告や実際の上映状況などの報告がありました。

大阪「シネ・ヌーヴォー」の山崎紀子さんの「(たくさんの作品があって)飽和状態です」という発言には、私の作品もその中の一つなんだろうなぁ~と思いました。
上映に監督が立ち会いトークを行うことも日常化しています。そのための経費も自腹なので、動員できなければ映画を作って赤字になり、上映して赤字になってしまいます。

プレゼンテーションマラソンの後のレセプションにも参加しましたが、自分から動いてどんどん人に会いに行くのが苦手なので、何人かの知り合いに挨拶ができただけでした。

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レセプション会場の前では野外上映が催されていて、美しいお月様と一番星が輝く中で野外上映を楽しみました。

翌日は3つの分科会
①やっぱり、ここで映画を見たいー映画館をつくる/再生する
②映画館におけるデジタルシネマの今後と公共施設におけるデジタルシネマの導入を考える
③子どもと映画プログラム~若年層の観客を開拓する
に別れての発表があったのですが、定員があったので私が参加したことで参加できない人が出ては心苦しいと思って参加申込みをしませんでした。
後でお聞きしたら、そんなことは気にしなくてよかったようです。

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2日は午後からの「開催記念上映会」に参加しました。
活弁付上映『出来ごころ』小津安二郎監督 1933年作品 114分 活動弁士:坂本頼光 曲師:沢村美舟
浪曲実演『紺屋高尾』 浪曲師:玉川太福 曲師:沢村美舟
浪曲師玉川太福さんと活動弁士坂本頼光さん、新作『カツベン!』の周防正行監督のトークがありました。

「弁士付き上映」をご存知の方にお話をお聞きしたことがありますが、当時の弁士さんというのは大変な人気者で、弁士さんによって映画の入りも大きく左右され、女性客が圧倒的に多くなるということもあったそうです。
他の国にはない「弁士付き上映」が日本では大層人気を博し支持された背景を知りたいと思っていましたが、そのようは話までは出ませんでした。

思うようにご挨拶もできないまま終わってしまいましたが、帰りのバスの中で益子で上映活動をされている方と隣同士になって楽しいおしゃべりをしながら大宮までご一緒しました。

人疲れしてしまってからだがコチコチだったので台風接近が気になりましたが、「ヨーガ定例研修会」に参加してきました。
ゆっくりとヨーガをしてからだをほぐし、月曜日からは改めてたまっている仕事を片付けたいと思っています。

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「地域映画ミニフォーラム2019こおりやま」の報告    [映画三昧]

2019年7月14日、久しぶりに『旅する映写機』の上映のチャンスを頂いた「地域映画ミニフォーラム 2019 こおりや」へ参加してきました。

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大宮駅から郡山駅まで新幹線に乗ってしまえば1時間ちょっとで到着できるので、9時半から打ち合わせということでしたが、当日出発にしました。

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会場は郡山駅から徒歩10分ほどの「郡山商工会議所」

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6階を借り切ってのイベントで、一番広い会議室が上映会場になりました。
『旅する映写機』に登場する「本宮映画劇場」のある本宮市からもたくさんの方々がお出かけくださいました。ありがとうございました!

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上映後のトークからネット配信が始まりました。
こちらは第2部「映画製作による地域活性化を考える」の配信の様子。

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第3部のテーマは「地域で映画を製作し続けること」
配信会場の隣ではそれぞれの監督の作品が上映されていました。

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第1部のトークゲスト5人。第2部は3人、第4部は4人、聞き手も居るので大イベントでした。
終了後、皆さんで記念にポスターにサインをしました。

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その後の交流会にはそれぞれの自慢の地酒などが持ち寄られて、ずらっと並びました!

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『まわる映写機 めぐる人生』に登場する「カナリア映画祭」の代表本田裕之さんも駆けつけてくださって、お話をしてくださいました。
今年も9月に「カナリヤ映画祭」を開催予定で準備を進めているそうです。

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終わって外に出ると雨がやんでいました。
本当に朝から晩までのイベントでした。雨の中をお出かけくださった皆さん、お世話になったスタッフの皆さん、ありがとうございました!
そして、ライブ配信のスタッフの皆さん、お疲れさまでした!

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この後、お酒を抱えて二次会会場へ。
そして、あまりの楽しさに最終の新幹線に乗り遅れるという大事件が・・・。詳細はご本人の名誉のために伏せますが、翌朝、きっちりとお仕事をされていました。さすが!

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日本で一番古い映画館「高田世界館」    [映画三昧]

実は歴史の古い映画館はいくつかあるのですが、新潟県上越市にある「高田世界館」が素晴らしいのは明治44年に建設された当時の建物が現存していることなのです。
もちろん、修復はしていますが、建て替わっていないのです。

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建設当時は「白亜の殿堂」と話題になったそうです。
当時の新潟は今の東京のように栄えていて、兵舎建設のために全国から集められた大工さんたちが居て、その大工さんたちが「高田世界館」を建てたと言われています。

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入口の立て看板もなかなかなの年季ものです。

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急遽作ってくださった手作りの看板が出迎えてくれました!

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建設当時は芝居小屋として建てられたので回り舞台があったそうですが、今は奥の部分をなくなっています。
大正5年、早々と映画常設館になっています。

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今も現役の35ミリの映写機は60年以上働き続けています。
何度も修理を重ね今は排熱のための煙突がなくなっていて、ちょっと珍しい形をしています。

「高田世界館」では時々「映写室見学ツアー」を開催しています。
普段は入ることができない「映写室」に入り、映写機を見ることもできますので、ツアーのある日に出掛けるもの良いと思います。

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そして、DCPを設置して完全デジタル化もしています。
もちろん、私の作品ようにブルーレイディスクの作品も上映していただける有難い映画館です。

私が最初に撮影に伺った時はイベント時のみフィルム上映をしていましたが、今は火曜日は休館日ですが、毎日上映をしています。
しかも最新作から話題作、インド映画のマサラ上映もすれば、私の作品のような地味な作品まで、若き支配人上野迪音さんが苦心をしてプログラムを決めています。

映画館を応援するのは映画館で映画を見ることです。
どうぞ、108年の歴史を感じながら、若者たちのがんばりに触れてほしいと願っています。

トークをしながらも、25日は『主戦場』を、26日は「上越映画鑑賞会」主催の『ジミー、野を駆ける伝説』を見て合評会にまで参加させていただいて映画三昧で過ごしました。

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川越スカラ座の上映無事終了!      [映画三昧]

3月30日(土)から始まった「川越スカラ座」の『まわる映写機 めぐる人生』上映が終わりました。
年間1200本の作品が誕生しているそうで、その中で劇場公開されたことを感謝申し上げます。そして、お出掛けくださった皆さま、サポートしてくださったスタッフの皆さま、ありがとうございました!

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川越のスターバックスです。
蔵の街「川越」は景観条例があって、新しく建物を建てる時に規制のある地域があります。
そこで誕生したのが、このスターバックス。
海外からいらした観光客の皆さんがこぞって写真を撮っていました。

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蔵だけでなく、近代洋風建築もあります。
埼玉県人にはお馴染みの「りそな銀行」です。

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1階は歯医者さんという建物。

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ガラスに写真を撮る私が写り込んでいますが、美しいステンドグラスのある建物です。

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蔵の街だけでなく、商店街もがんばっています。
写真匠工房「川越カメラショップ」のウインドーで立ち止まってしまいました。

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上の段にある二眼レフのカメラはご存知の方も多いと思いますが(父の残した二眼レフカメラはケース取説付き)、下段の横にレンズが二つ並んでいる「ステレオカメラ」をご存知でしょうか?
写った写真を特殊なメガネで見ると立体的に見えるカメラです。

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そして、見つけてしまって、思わず買ってしまった(最終的には買ってもらった)324円のフィルム型キーホルダーです。
早速、付けています。

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最終日、ヨーガの生徒さんから頂いた大きな花束。ありがとうございました!
ヨーガの生徒さん、ヨーガの先輩の教師の方、子どもが保育園時代にお世話になった保母さん、映写技師さん、某映画館の番組担当の方、父の後輩でありご近所の方・・・。
色々な方がお出掛けくださいました。ありがとうございました。久しぶりの再会、たわいのないおしゃべり、多くの皆さんから元気をいただくことができました。

GW4日は江戸川区小松川区民会館ホールで催される「メイシネマ祭」。
その後は大阪「シアターセブン」での上映があります。応援していただけたら幸いです。

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大分「シネマ5」を訪ねる!    [映画三昧]

翌朝はゆっくり温泉で手足を伸ばし、ここ1ヶ月程痛みのある左肩・肘などを温めて、ゆっくり出発!
大分を目指しました。
別府と大分の距離も良くわからないまま、スイカが使えたので構内へ。

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初の「大分駅」です。大きな駅でした。

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目印の「赤レンガ館」を目指しました。
東京駅の設計で知られる辰野金吾が手掛けた、大分中心部に残る唯一の洋館。

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その先を右に曲がると「府内五番街商店街」
とってもオシャレで歩きやすい商店街でした。
そうか、だから「シネマ5」なんだと、一人納得!

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「シネマ5」の入口です。
ローソンの隣ということなので、まずローソンを目指しました。
うっかり通り過ぎてしまいそうでしたが、確かにローソンの隣に入口がありました。

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上映中の作品は 『天才作家の妻』 と 『洗骨』

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階段を上がって、映画館の入口手前にフライヤーが置かれていました。
映画を見ない時でも立ち寄って気になる映画のフライヤーを手にできるのは、映画ファンにとってはとても有難いことです。

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「シネマ5」の入口です。
丁度上映中だったので、代表の田井肇さんとお話をすることができて、サンプルのDVDとパンフレットをお渡しできました。
田井さんはとてもオシャレな方で、映画館もオシャレで、ご自身の考えをはっきりと話される、哲学をお持ちの方でした。
残念ながら閉館してしまったけれど、札幌の「蠍座」の代表・田中次郎さんのことがしきりと浮かんできました。

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この後、『洗骨』 を見ました。74席の小さな映画館ですが、たくさんの方がいらしていました。

田井さんも「良い映画ですよ」とおっしゃっていましたが、脚本が良く練られていて、笑えるところあり、ジーンとして涙がにじむところあり、思わずそれぞれの登場人物の思いに自分の気持ちを重ねて考えさせられる、「見て良かった!」と思う映画でした。

「シネマ5」の公式サイトはこちら→ http://cinema5.gr.jp/

今日は「ゆるりヨーガ」の日だったのに、うっかり川越スカラ座の 『まわる映写機 めぐる人生』 のフライヤーを持って行くのを忘れてしまいました。
何人かの方がいらしてくださるようで有難いです!

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別府ブルーバード劇場へ    [映画三昧]

大分行きの目的は17日に開催される「失語症全国大会インおおいた」に参加するためでした。
節約のために格安パックを利用しました。別府まで来て温泉に入らないのはもったいないので別府駅から少し離れたホテルを手配しました。

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搭乗機の変更があって少し遅れて、12時過ぎに「大分空港」に到着。
シャトルバスに乗って、初めて「別府駅」に降り立ちました。

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駅から徒歩3分ほどのところにある「ブルーバード劇場」です。
開館は昭和24年(1949年)。
入口から昭和の香りがしますね。

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1階にもチケット売場の名残がありましたが、2階に窓口があります。
エレベーターがあるので車椅子の方でも大丈夫です。

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階段の途中に立て掛けてあった「立て看板」
「看板」も昭和の香りがするけれど、話題作の『野火』ですね!

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2階のチケット売場。
ちょっとお話をさせていただいて、チケットを購入して遅い昼食に。

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『野火』 の塚本晋也監督の色紙が飾られていました。
塚本監督は「ブルーバード劇場」を大変気に入って、3回もいらしているそうです。

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お客さんと立ち話をする3代目の館主・岡村照さん(手前)は88歳で映写もしています。
右奥上に神棚があるのが分かりますか?
映写室ではよく見かける神棚ですが、ここにもありました。

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待合室も居心地良さそうです。

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80席の小さな劇場ですが、舞台もあるのでイベントもできますね。
14:30~ 『そらのレストラン』 を見ました。
その後、ホテルのシャトルバスで無事ホテルに到着しました。

「ブルーバード劇場」の公式サイトはこちら→ http://www.beppu-bluebird.info/

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鳥取県立博物館での上映    [映画三昧]

今回の上映会を主催してくださったのは 『まわる映写機 めぐる人生』 にも登場する「鳥取コミュニティシネマ」の皆さん。
最初のご縁は 『小さな町の小さな映画館』 の上映でした。
大阪の「シネ・ヌーヴォー」まで出掛けて見てくださった会員のKさんが「上映しよう!」と言い出してくださったのです。

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オリジナルのフライヤーを作り、ポスターサイズにも印刷して、あちこちに貼ってくださいました。

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会場となった「鳥取県立博物館」
心配していた天気は大丈夫でした~!

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定員250名の講堂が会場です。

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ブルーレイとDVDに対応したデジタルプロジェクターが設置されています。
マイクなどの設備もあるので、トークの後、そのまますんなりと上映に移ることができました。

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当日、参加者の皆さんに配られた資料は8ページにも及ぶもので、作品紹介、現在までの活動の歴史や映画への熱い思いなどが綴られていました。
エールを送られた思いがして感激しました。

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会場内にはすでに次の上映案内が貼られていました。
上映会が終わったら、次の上映会に向けての活動が始まります。そうやって、長年活動を続けてこられたのです。

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同じように兵庫県でがんばっている「豊岡劇場」の上映案内も貼られていました。車で2時間は掛かる「豊岡劇場」まで映画を見に出掛け、そして、応援もしているのです。
距離を飛び越えて、大阪や豊岡と映画の縁が繋がっていることを実感しました。

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山形里山での『まわる映写機 めぐる人生』上映終了!    [映画三昧]

「西蔵王・里山で映画を楽しむ会」の皆さんが主催してくださった 『まわる映写機 めぐる人生』 上映が無事に終わって山形から戻りました。

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住まいのある大宮から山形は新幹線で一直線!
なんと、2時間18分で着いてしまうのです。
1回目の上映後にご挨拶ができるように、当日の朝出かけました。

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山形は晴天で、紅葉真っ盛りでした。
駅までお迎えに来ていただき、紅葉を楽しみながらのドライブ!

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会場の保育園の前にあったかわいい巣箱。
子どもたちも巣箱を楽しみに観察しているのだろうと思いました。

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会場となった「はらっぱ里山保育園」です。
なんと、ドキュメンタリー映画 『里山っ子たち』 を見て作られたそうです。編集をされた四宮鉄男さんは私の編集の師匠であり、『里山っ子たち』の編集中にもいろいろお話を伺っていた作品です。
なんという偶然!

午前中は日本語版の上映で、「山形ドキュメンタリー映画祭」のコアなメンバーが集合。
映写をしてくださった「山形ドキュメンタリー映画祭」事務局長の高橋卓也さんが「朝からこんなに揃うなんて!」と笑っていました。

午後からはスリランカとインドネシアから山形へ研修に来ている監督さんたち4人が通訳さんと一緒にいらしてくださいました。
日本の方にはやはり日本語バージョンの方が分かりやすいと思いましたが、皆さん、とても熱心に見てくださいました。

上映後、インドネシアの監督さんから「日本では映画を教育として見せて来たのか?」という質問がありました。福島県の「本宮方式映画教室運動」を紹介していることと、「移動映写」の鈴木文夫さんが学校の体育館での上映に苦労した話をされていることから、この質問が出たのだと思います。

「本宮方式映画教室運動」は全国から注目を集めるほどの特別な活動だったこと。戦後の日本では学校の体育館で映画を見たり、映画館へ出かけて映画を見るという活動があったのは確かだが、それが現在には繋がっていないと思うと話しました。
映画を映す人たちを記録として残したいと思って、この作品を作りましたが、同時に日本でどのように映像が見られてきたのかということも分かるようにと意識して編集したので、嬉しい質問でした。

宿泊はホームステイ。Eさんにお世話になりました。
あれこれお喋りをしていたら、なんと 『まわる映写機 めぐる人生』 の撮影時に京都の里山・志賀郷で泊めていただいた「農家民泊・手紙の木の家」の金田さん一家と知り合いだということが分かりました。なんという偶然!
その他にも「べてるの家」の話や映画にまつわる三部作の話などで盛り上がり、山形で新たなつながりが誕生したように感じました。
お世話になった皆さん、ご来場くださった皆さん、ありがとうございました!

京都志賀郷「農家民泊・手紙の木の家」を紹介しているブログはこちら↓
https://harunoumi.blog.so-net.ne.jp/2014-10-15

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映画は学校だった!    [映画三昧]

台風は夜中に轟音と共に駆け抜けてゆき、今朝は台風一過の晴れになりました。
我が家は植木鉢が数個倒れたくらいですみました。皆さんはいかがでしたか?

息子がマンションをリフォームすることになって、置いたままにしていた荷物を片付けなければならなくなり強制的に断捨離をしています。

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雑誌類もあれこれ保管してありました。
その当時の自分自身が何に関心を持っていたのか分かるので、できればそのまま保存したいけれど、スペースがない。良いチャンスだ!と処分をしています。
検討の結果、やはり保存しておくことにした「サライ」と「アサヒグラフ」

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1992年9月の「サライ」の特集は「やっぱり 映画は 名画座で 観る」でした。
この時にすでに、映画館で映画を観よう! と呼びかけているのですね。
そして、名画座の閉館を惜しむ記事が掲載されていました。

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パラパラとめくっていて目に入ってきた文字は「名画座が学校だった」

2015年3月「高田世界館」で大林宣彦監督が講演された時のお話「映画は学校だった」と繋がって、思わず、じ~んとしてしまいました。
新作『まわる映写機 めぐる人生』に登場します。

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講演の様子を撮影している時も、その場にいる皆さんに「ここにも映画の学校の生徒さんがたくさんいらっしゃる」と呼びかけておられた大林宣彦監督。
尾道オールロケの新作完成に向けて、身を削るようにがんばっておられます。

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1980年増刊号「アサヒグラフ」は、その年に公開になった『影武者』の特集で、絵コンテが満載。
絵コンテと実際の映像を並べていたり、すごい迫力を感じました。

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撮影中の黒澤監督の写真も満載です。

1980年の私は近所の本屋さんに通い詰めていて臨時増刊号などを入手したのだと思います。
その後、この本屋さんでアルバイトをすることになり、どんどん送られてくる本を選んで並べたり、新しいコーナーを作ったり、あの人が買うかも?と想像して並べ、その方が買ってくださって本の話ができると嬉しいというアルバイト生活がしばらく続いたのでした。

思い出ばかりに浸っていたら片付かないので、次回出掛けた時も断舎利をがんばらなければなりません。元気なうちでないと片付けもできない!と言い聞かせながら片付けています。

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『ベリー・オーディナリー・ピープル 予告編その8』の上映    [映画三昧]

北海道浦河町にある精神障碍者の生活拠点「浦河べてるの家」の映像に関わり始めたのは1995年のことでした。
最初は、「予告編を作って映画作りの資金集めの全国行脚をして映画を作りたい」というお話だったので、本編(映画)を作るのなら・・・と、ボランティアで協力することにしたのです。
ところが本編は完成せず、予告編は8本完成しています[わーい(嬉しい顔)]

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「高田駅」から「ときめき鉄道」で「直江津駅」に出て、「信越本線」に乗り換えて上映会場のある「柿崎駅」に向かいました。
電車は待ち時間が長いので車で移動した方が時間が掛からない、その位の移動でした。

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「かきざき映画祭」のフライヤーです。
なぜか、私は顔写真で『武蔵野』はフライヤーの転載。顔写真を送ってくださいと言われて、そのまま送りましたが、完成したフライヤを見てビックリ!
「かきざき映画祭」も今年で5回目になりました。

いつもは秋に開催されていますが、他のイベントと重なってしまうことが多いということから今年は8月の開催になりました。でも、8月は8月でお盆などでみなさんお忙しいご様子でした。
私も一時期上映会を主催していたことがあるのでよく分かりますが、思うようにはなかなかいかないのです。

『ベリー・オーディナリー・ピープル 予告篇その8』は、予告編シリーズの最後の作品です。
「浦河べてるの家」と「さをり織り」が浦河町で開催される「命を活かすフォーラム」で出会います。

毎朝、作業所で開かれるミーティングで、何度も何度も「さをり織りのファッションショー」のことが話し合われていました。
「いや~、恥ずかしいから、いやだ~!」と言っていたのに、さをり織りの服を着たら、なんだか気持ちが明るくなって、自慢したくなって、娘に見せに行ってこようかな・・・と出かけたり、当日は心臓バクバクで舞台に登場したり・・・。
翌日のミーティングでは「死ぬまで(ファッションショーを)やりたい」と発言して大笑いに。

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「さをり織り」の創始者・城みさをさんの元気なお話「感力が大切だ!」とも重なって、こちらも元気になってしまう作品です。
今年3月30日に同じ上越市の「本願寺国府別院」でも上映の機会をいただき、「再度上映してほしい!」と働きかけていただき、再上映の運びになりました。

「浦河べてるの家」に関心をお持ちの方、「さをり織り」に関心をお持ちの方、映画が好きという方、それぞれに集まってくださいました。感謝!

「浦河べてるの家」の紹介をして、『ベリー・オーディナリー・ピープル』など映像作品のお話もして、主催者の要望で「ヨーガ」も行いました。
できれば、自分のからだがとてもよくできていることを実感していただいて、感謝して、大切にしようと思っていただきたいと願っています。

上映後の短い時間の「ヨーガ」だったので、椅子に座ったまま背骨を伸ばすことを中心にアーサナを組み立ててみました。後で「とても気持ちが良かった!」とおっしゃっていた方がおられたとお聞きして、良かった! と思っています。
いつもは「浄福寺」さんでヨーガを行うのですが、他のイベントで本堂を使っているため、今回は上映会場での短い「ヨーガ」になりましたが、私にとってもとても良い経験になりました。

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3スクリーン上映が無事に終わりました!    [映画三昧]

こころとからだの健康にために長年続けているヨーガ。
私の所属している「ヨーガ禅道友会」では毎年7月に夏季特別研修会が催されています。
今年は師である「佐保田鶴治先生」の講演の映像を流したいという相談があって、準備を進めてきました。

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比叡山の麓にある「西教寺」
天台真盛宗総本山で、聖徳太子が恩師である高麗の僧慧慈・慧聡のために創建したと伝えられているお寺です。
今年で夏季特別研修会は52回目なのですが、ずっと「西教寺」が会場だそうです。

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高い場所にあるので、遠く琵琶湖を見ることができ、暑さも京都よりはるかに涼しいのではないかと思います。
今年の参加者は240名になったそうです。

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参加者が200名を超えるので、どうやって見せるか、という相談から始まりましたが、3スクリーンで暗幕などはせずにオープンで、しかも昼間に上映することになりました。
大きなスクリーンは天井の高さが低いことと梁があるので難しいということから、3スクリーン上映に決まりました。

DVDデッキからのデータを分岐させて3つのプロジェクターで映写することは理論的にはできるのですが、リハーサルが必要だろうということで前日入りしました。
プロジェクターの色を揃えるために同じメーカーの同じ機種を使用しました。

それに合わせて、上映する映像の編集をしていました。そのことにはブログでも時々書いてきましたが、4時間ほどの素材を62分にしました。
文字情報も級数を大きくし長めに表示し高齢者向け対応にしました。

私自身が聞き取りにくかった言葉や耳慣れない文言を文字化したのですが、概ね好評でした。
編集作業を通して、何度も何度も佐保田先生のお話に触れることができて、言葉が浸み込んでくるようで、良い勉強になったと思っています。

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京都は「祇園祭」の真最中だったのですが、なんとか編集が間に合ってホッとしたのか、慣れないエアコンのせいか、風邪をひいてしまって、ずっと西教寺では体調が優れなかったので、京都駅から「京都タワー」を撮って、そのまま新幹線に乗って帰ってきました。

バス停を降りたらポツンポツンと雨が落ちてきて、急いで信号を渡ることができました。
研修中はまだ痛めた足首が時々痛くなり、足に負担の少ないクラスを選択して行法実習を受けていたのですが、徐々に良くなっていることを実感しました。

朝から洗濯をしたり、水遣りをしながら植物の観察をしたり、留守中に届いた手紙に目を通したり・・・。頼まれた写真のデータをCDにして、これから発送します。

留守中に訪問してくださった方、nice!やコメントをくださった方、ありがとうございました!

「大黒座」が特集記事になりました!    [映画三昧]

『小さな町の小さな映画館』の主人公、北海道の小さな港町にある小さな映画館「大黒座」が、北海道新聞に「国内屈指の老舗映画館 大黒座の100年」として3回にわたり紹介されました。

画像をクリックしていただければ読めますので、ぜひ、お読みください!
まずは2017年5月2日の記事から、どうぞ!

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2017年5月3日の記事。
『小さな町の小さな映画館』にも登場する「大黒座サポーターズクラブ」「大黒座まつり」も紹介されていて、撮影後のデジタル化にも触れています。

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2017年5月4日の記事。
私が撮影していていた時には小中学生だった4人のお子さんたちはそれぞれ浦河を離れて暮らしています。映画を見て、初めて両親の気持ちを知ったというようなお話もお聞きしました。親子って、そういう面もあると思います。
誰かが、「大黒座」を継いでくれそうなので、とても嬉しい! 

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今日はいよいよ衣替え。
と言っても、私の衣替えは箪笥の抽斗1棹半を入れ替えるだけでの超簡単なもの。
フリースやセーターの入っていた抽斗に半袖のTシャツを入れ替えるだけ。
1番下のGパンなどの入っている抽斗の半分を冬物から夏物に替えるだけ。
後は1年中そのままというか、衣類があまりなのです[わーい(嬉しい顔)]

裏道の整理も少ししました。いよいよ柵を変えようと計画していて、今回はその下準備。
一辺にすると疲れるので数回に分けて整えようと思っています。
まずは古い柵を抜いて、明日、捨てられるようにしました。
仕事も少しはしました・・・。(←言い訳ぽいけれど)

高田世界館へ寄り道    [映画三昧]

昨日は日本最古の映画館と言われている「高田世界館」を久しぶりに訪ねることができました。
最初に伺ったのは2014年9月だと思います。
これから編集に入る『旅する映写機』の次回作のための撮影でした。

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明治44年に建てられた「高田世界館」です。
手は加えれていますが、当時の姿のままです。

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雪対策の雁木の脇がとてもきれいな花壇になっていました。
定期的にボランティアを募って大掃除などをして環境を整えています。

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舞台もあるのでライブや落語などのイベントも開催されています。
火曜日が休館日。
見学にも対応しています。

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私の大好きな2階席からの景色。
この曲線が美しい!

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古い映写機ですが、手入れを重ねて現役です。
DCPは入れていませんが、ブルーレイには対応しています。

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映写室に並ぶフィルムとスプラーサー(フィルムを繋ぐ機器)
この頃はフィルムの新作がないのでフィルム上映のチャンスが少なくなっています。

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入口近くに並ぶ上映予定のフライヤーたち。
私が最初に伺った時は定期的な上映はなく、イベント的な上映が中心でした。
今はこのように休館日とイベント開催がない限り連日上映をしています。

歴史を刻みながらも、トイレの修理も終わる等どんどんきれいになって劇場自体が元気になっていると感じ、とても嬉しく思いました。

明日は[雪]という予報が出て、びっくりして「君子蘭」などを縁側に移動しました。
11月に雪が降ったら植物に被害が出ないか心配です。

ユニバーサルシアター「シネマ・チュプキ・タバタ」訪問記    [映画三昧]

2016年9月に田端駅近くにオープンしたユニバーサルシアター「シネマ・チュプキ・タバタ」へ、全盲の方と一緒に出掛けてみました。

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「シネマ・チュプキ・タバタ」の外景です。
田端駅から徒歩で6分くらいでしょうか、交通量の少ない2車線道路に面してあります。
チュプキはアイヌ語で自然の光を意味するそうです。聞き慣れないせいか、二人して何度も聞き直してしまいました。

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ご一緒した全盲の方とは、その方の最寄駅で待ち合わせて映画館までの道案内もしました。混んでいる電車に乗るのは大変だということで、1日4回上映の13:30~上映を選びました。
観たのは話題の新作ドキュメンタリー映画『さとにきたらええやん』

料金は一般1500円で、障碍者割引はありませんでした。
60歳以上のシニア料金1000円、学生1000円、小学生500円。

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館内は22席の小さな映画館です。
席数が少ないので予約をしてくださいとのこと。予約の方が優先になるそうです。
駅からの道案内、手話サポート、親子室や車椅子スペースを利用する場合は必ず3日前までに予約が必要です。

今日の13:30~の回は10人の方が見ていましたが、私の見た限りでは障碍を持っておられる方は私と一緒だった全盲の方お一人だったと思います。
すべて日本語字幕付き上映。

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映写室はこのようになっていました。
映写室の反対側が親子室。
お子さん連れでも安心して見られる個室になっています。

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1段高くて入口から段差なしのこの場所が車椅子スペース。
車椅子の方がみえたら、この椅子をどかして車椅子のまま鑑賞していただくそうです。

トイレは手すりはありましたが、普通のトイレでした。
大きな車椅子の方だと中で回転することはできないと思います。
ただ、全盲の方は今多くなった多目的トイレは苦手だそうです。広くて、レイアウトが違うので、中でウロウロしているうちに方向が分からなくなってしまうそうです。

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一緒に出掛けた全盲の方に、イヤホンをセットして使用方法を説明してくださいました。
使い慣れたご自分のイヤホンを使うことも可能だそうです。

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左右の音量調節は自分で行います。
私もイヤホンをお借りして、時々、音声ガイド上映を体験してみましたが、音質は良かったと思います。音響の専門家の協力を得て音には気を使ったそうです。
帰り道、映画館の感想はあれこれ出ましたが、映画の感想は出なかったなぁ~と、今頃になって思っています。次回、お会いした時に映画の感想を聞いてみたいと思います。

駅の近くの交番で、全盲の方のお友達が映画館の場所を聞いたら、お巡りさんは知らなかったそうです。急いで、交番に挨拶に行った方がいいよ!なんて、お節介なことを考えています。

CINEM Chupki TABATA の公式サイトはこちら → http://chupki.jpn.org/

「月刊WIND」が届く    [映画三昧]

新潟市民映画館 「シネ・ウインド」 の29周年年祭で 『小さな町の小さな映画館』 と 『旅する映写機』 を上映した頂いたのは11月15日のことでした。
その様子が報告されている 「月刊WIND」 1月号が届きました[わーい(嬉しい顔)]

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「シネ・ウインド」 は12月8日で30周年に入りました。
新潟市は人口81万を超える大都市ですが、小さな映画館 「シネ・ウインド」 が誕生し、綿々とその活動が続いています。「月刊WIND」 を読むだけで、その熱き思いが伝わってきました。
良い意味で、熱い思いが伝染していっていると感じました。
何かの活動に大切なのは “孤軍奮闘” ではなく、この開かれたゆるさ、広がりだと思っています。そして、それが豊かさやしなやかさを生むのだとも思っています。

“継続は力なり” という言葉があるけれど、改めてその言葉を噛みしめたくなる 「月刊WIND」 でした。映画館が残っている町には、必ずと言っていい程、市民映画館鑑賞会や映画サークルの活動があります。
“自分たちの暮らす町で仲間たちと一緒に映画を観たい” という思いは、今後、映画の上映方式が変化しても残っていって力を発揮すると思っています。

今日は予定の半分くらいでリタイアしてしまいました。
理由はいろいろあるけれど、一番の理由は右足首の痛みです。どうも、掃除に夢中になっている時に軽く挫いたらしく、痛みと腫れがあります。
毎日のヨーガも簡単にできるアーサナができなかったり[もうやだ~(悲しい顔)] 朝から凹んでしまいました。
明日は大晦日。予定表を作って、忘れ物がないように過ごしたいと思います。

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