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最後の窯出し   [陶芸薀蓄]

お正月に使えるようにギリギリだけれど本焼きをして、先日、今年最後の窯出しがありました。
素焼き1窯で、本焼きは2窯になります。素焼きは重ねられるけれど、本焼きは重ねられないので、いつも2回になります。

前回は窯出しに立ち会えないので、私の作品と直ぐに分かるものだけを入れたので、今回は、細かい物も入れると結構な数になりました。最後は時間がなくなって、手伝って頂いての窯入れになりました。

609  窯出し.jpg

今回、窯出しした作品です。
手前にずらりと並んでいるのは石膏で型を作った猫の箸置き。目の形や髭のありなし、リボンの色を変えてあるので、それぞれ違います。
左側が黒御影の土で作った角皿5枚組、湯のみ、片口、植木鉢のセット、小鉢、手捻りの親子猫の置物、象嵌の花瓶、ランプシェードです。

608  窯出し.jpg

今回、初めての土・黒御影で作った角皿。
ウッディープリントの木型を押して、白化粧土を塗って拭き取りました。釉薬はルリと透明釉を1対1の割合で混ぜて掛けてみました。ルリそのままだと、黒い仕上がりになってしまうという先生のアドバイスで、透明釉を混ぜて薄いブルーを狙ってみました。

610 窯出し.jpg

同じ黒御影の土で作ったランプシェード。
写真では分かりにくいのですが白化粧土を刷毛塗りしました。釉薬は同じくルリと透明のブレンド。早速、ライトをつけてみたら、このような感じになりました!

次男が料理人なので、自分のお店でも持つようになったら・・・なんて、勝手に夢を膨らませて、お店の入口などに置いたら・・・と作ってみました。でも、本人は沖縄に居る時に、先輩たちが何人もお店を出しては失敗しているのを見ているので、いたって慎重です。

今日は夕方埼京線に乗っていて、きれいな夕焼け空に、三日月が出ていて、その細いきれいな月に見とれていたら、すぐ下に一番星がキラキラしていて、更に、赤く染まった空に富士山のシルエットがくっきりと浮かび上がり、本当にきれいでした。
ほとんどの人が気が付かないままでしたが、私はずっと眺めながら、時々、ビルで隠れる度に、月を、星を、富士山を、目で追って眺め続けました。なんだか、とても不思議な時間でした。


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