板作りの木の葉型皿 [陶芸薀蓄]
陶芸サークルは辞めてしまったけれど、誰かの参考になればと思って、板作りの 「木の葉型皿」 の作り方を紹介します。
アトリエにある土を板状にするための機械 「たたら機」 です。
下に入れる板が数種類あるので、どの厚みにしたいか、抜く板の厚みで調整します。
土練りをして空気を抜いた土を、布の下置いてハンドルをグルグル2~3回します。
このような形になりました!
これを、板の上に載せて作業台へ移動。
竹べらでフリーハンドで、木の葉の形に切り抜きます。
竹べらは手作りしました。
周りの土を取り除いて、その土はまた別の作品に!
そして、裏表、両方を平らにします。
私は100円ショップで購入したケーキ用のヘラを使っています。
暫くしてから、竹べらで溝を付け、陶印を上に押しました。
竹串のようなあまり尖ったもので溝を付けると、そこから切れてしまったり、溝が目立たなかったりします。溝を付ける竹べらも手作りしました。
暫くして、縁を持ち上げても戻らないくらいの硬さになったら、縁を指で挟んで締めていきます。板皿をきれいに仕上るために重要なのは縁の始末です。今回は平らに残して、そこに色を付けるつもりなので、縁を締めながらも厚みの部分が平らに残るように注意しました。縁を丸くしたい時はなめし革を使うと良いと思います。
縁がしっかりしてきたら縁を上げてゆきます。
戻ってしまわないように、紙を筒状にしてねじったもの等を下に入れ込みます。
板皿の失敗で多いのは反ってしまうこと。
それを防ぐためには、急いで乾かさないことと、砂袋を作って上に置いて乾燥させることです。
形ができて、乾燥したら、800度くらいで素焼きをします。
完成した木の葉型皿です。
今回は、弁柄で溝と縁を塗って、全体にあめ釉をかけました。
和菓子などにも良いですし、お酒の肴を少しずつも良いと思います。
もちろん、型紙を作って同じ大きさの型皿を作っても、重ねやすいように少しずつサイズを小さくして作るのもよいと思います。型紙は実物より少し大きめにすることもお忘れなく! 土にもよりますが10~15%くらいは縮みます。
陶芸を始めたばかりの頃は、早くロクロを回したいと思うかもしれませんが、まずは土を丁寧に扱う癖をつけると良いと思います。
暑い日が続きますね。
昨日はお塔婆を立てるために再びお寺へ。
暑い中で、『旅する映写機』 のプログラムの原稿と格闘しています。
アトリエにある土を板状にするための機械 「たたら機」 です。
下に入れる板が数種類あるので、どの厚みにしたいか、抜く板の厚みで調整します。
土練りをして空気を抜いた土を、布の下置いてハンドルをグルグル2~3回します。
このような形になりました!
これを、板の上に載せて作業台へ移動。
竹べらでフリーハンドで、木の葉の形に切り抜きます。
竹べらは手作りしました。
周りの土を取り除いて、その土はまた別の作品に!
そして、裏表、両方を平らにします。
私は100円ショップで購入したケーキ用のヘラを使っています。
暫くしてから、竹べらで溝を付け、陶印を上に押しました。
竹串のようなあまり尖ったもので溝を付けると、そこから切れてしまったり、溝が目立たなかったりします。溝を付ける竹べらも手作りしました。
暫くして、縁を持ち上げても戻らないくらいの硬さになったら、縁を指で挟んで締めていきます。板皿をきれいに仕上るために重要なのは縁の始末です。今回は平らに残して、そこに色を付けるつもりなので、縁を締めながらも厚みの部分が平らに残るように注意しました。縁を丸くしたい時はなめし革を使うと良いと思います。
縁がしっかりしてきたら縁を上げてゆきます。
戻ってしまわないように、紙を筒状にしてねじったもの等を下に入れ込みます。
板皿の失敗で多いのは反ってしまうこと。
それを防ぐためには、急いで乾かさないことと、砂袋を作って上に置いて乾燥させることです。
形ができて、乾燥したら、800度くらいで素焼きをします。
完成した木の葉型皿です。
今回は、弁柄で溝と縁を塗って、全体にあめ釉をかけました。
和菓子などにも良いですし、お酒の肴を少しずつも良いと思います。
もちろん、型紙を作って同じ大きさの型皿を作っても、重ねやすいように少しずつサイズを小さくして作るのもよいと思います。型紙は実物より少し大きめにすることもお忘れなく! 土にもよりますが10~15%くらいは縮みます。
陶芸を始めたばかりの頃は、早くロクロを回したいと思うかもしれませんが、まずは土を丁寧に扱う癖をつけると良いと思います。
暑い日が続きますね。
昨日はお塔婆を立てるために再びお寺へ。
暑い中で、『旅する映写機』 のプログラムの原稿と格闘しています。
2013-08-17 14:01
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コメント(4)
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こんにちは。
木の葉の形のお皿、素敵ですね!
曲線がきれいですね。
それから
前の記事の、熱中症で亡くなられたかたのお話、ショックでした。
自覚がないと聞くので症状が出たときには重篤な状態になってしまうのでしょうね。本当にお気の毒です。
白内障の方ですが、術後の初めての外来診察で、洗髪洗顔のお許しが出て母は喜んでました。目薬も3回になり楽になりましたが、緊張感がなくなったせいか、母も私も忘れそうになる時があります。
今度は今までかかっていた眼科に行くことになりますが、目薬から解放されるまでまだまだかかるのでしょうね。
by 向日葵 (2013-08-17 16:38)
葉の形と葉脈の曲線がとてもいいですね。画才がないとこうは行きません。
by sig (2013-08-17 22:26)
向日葵さん>お母さまの術後の経過も順調のようでよかったですね。
目薬を忘れそうになるのは、私も同じです。
でも、大切なものことだから・・・と、目薬を点しています。
次回の通院は1ヵ月後を目安に。目薬がなくなりそうになったら来てください・・・と言われています。
by 森田惠子 (2013-08-18 12:39)
向日葵さん>
sigさん>木の葉の型皿を気に入ってくださってありがとうございます!
型紙を作ってきっちり作るより、フリーハンドで自由に形を切り取ったり、筋をつける方が楽しいです。
釉薬で随分雰囲気も変わるので、そのうちに別の木の葉型皿も紹介します!
by 森田惠子 (2013-08-18 12:45)