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片口とぐい呑みのセット   [陶芸薀蓄]

何回も、何回も、作っている 「片口」 と 「ぐい呑み」 のセット。
最後の窯出しでも、二セット作りました。その一つ、別作りの片口の口の作り方を紹介します。

336 片口.jpg

口の形はいろいろあります。
本体と口の大きさのバランス。そして、形と付け方で、お酒がうまく注げるか否かが決まります。
本体も、このように丸く低く作る場合と、ある程度の高さで作る場合があります。

片口は日本酒を入れるので、あまり濃い色は合わないと、わら白織部を全掛けしました。

335 片口.jpg

高台削りをして、本体が乾ききっていないけれど、ほぼ硬くなってきたところで、カッターのようなもので(専用の道具があります)半月型に本体に穴を空けます。
この時、あまり下の方を空けてしまうとお酒が入らなくなってしまいます。ある程度、縁を残しながら上が真っ直ぐな半円形に穴を空けて、別に作った半円形の口をつけます。

口のつけ方は持ち手の付け方と同じく、傷をつけて 「ドベ」 を使ってつけます。
でも、それだけだと寂しいと思ったので、加飾印で飾りを作り、両サイドに貼り付けてみました。
溝に釉薬が溜まって、模様が浮き上がって見えます。

337 ぐい呑み.jpg

もちろん、お揃いのぐい呑みも作りました。
ぐい呑みは何種類か作って、仕上がって、ぴったりするものをセットにする方がよいと思います。
小さなものは、ほんの少しのことで、随分ニュアンスが変わりますし、縮むので、想定外のことが起こります。

今日は、別件のフライヤーやDVDのジャケットの作業。その後、プログラム原稿に取り組みました。明日一日粘って、大方できるかと思っていたのですが、少し短くしようと方針を変更! ちょっと、悩んでいます[ふらふら]

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コメント 4

馬爺

陶器もやられるんですか?
いい趣味ですね、私も昔すこしだけ嗜みましたが経済的に続きませんでしたね、
by 馬爺 (2013-08-19 22:29) 

森田惠子

馬爺さん>陶芸は普通はお金が掛かって、湯飲みひとつに掛かったお金を計算したら、プレゼントなんてできないと聞きました。

でも、私が参加していたのはコミュニティセンターのサークル活動の一つだったので、月に3000円の会費でした。
土代も、焼成代も、掛かることなく、サークルの会費だけで済んでいました。
ちなみに、今は定員一杯です。

by 森田惠子 (2013-08-20 12:21) 

れもん

前のコーヒーカップといいこの片口といい色がすてきですね。
by れもん (2013-08-22 21:11) 

森田惠子

れもんさん>お褒めの言葉、ありがとうございます!
白い土だと、もっときれいに発色すると思います。
この釉薬は先生のオリジナルなので、有難く使わせて頂きました。

by 森田惠子 (2013-08-22 21:27) 

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