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陶芸 釉薬を掛けるまでの手順    [陶芸薀蓄]

いつも完成した作品を紹介することが多いので、私に注文してもなかなか作品が届かないと思っている友人に向けた言い訳も兼ねて、陶芸の手順を紹介したいと思います。
さぼっている訳でないのです! 陶芸はすごーく手間が掛かるのです[わーい(嬉しい顔)]

1073 ろくろ引き.jpg

土練りは省略しますが、土練りが上手にできるかどうかはとても重要なことです。
均等に一定の方向に練られた土はロクロを引く時にとてもスムーズ。
ロクロの初心者の方は土練りの熟練の方に土を練って貰って練習をすることをお薦めします。

1074 高台削り.jpg

乾燥しないように発泡スチロールの箱で保存して、次の活動日に高台を削ります。
画像は乾燥し過ぎてしまったぐい呑み。
超硬カンナで、苦労して削っています。

1076 乾燥.jpg

生乾きの時に、「白化粧土」や「黒化粧土」を掛けます。
片口の口を付けたり、ランプシェードの穴を開けたりする作業も、この生乾きの時にします。
陶芸で一番難しいのは作業に合わせて土のコンディションを保つことです。

1077 素焼き.jpg

作業が終わったら乾燥させます。
自然乾燥が一番! 
無理やり乾燥させるとひびが入ったりしてしまいます。
完全に乾燥した作品を素焼きします。温度は800度くらい。

1078 絵を描く.jpg

素焼きの終わった作品を濡らしたスポンジで丁寧に拭いて、細かいゴミなどを取り除きます。
そして、呉須(青色)、弁柄(茶色)、絵の具などを使ってワンポイントの絵を描きます。
悪戯心に火が付きます[わーい(嬉しい顔)]

1079 ガムテープ.jpg

板皿などは裏にガムテープを貼って、釉薬が付かないようにします。
陶芸をしていると100円ショップは宝の山です。そして、いよいよ釉薬掛け。

何の土に、どの釉薬を、どのように掛けるか、それによってずいぶん雰囲気が違ってきます。
ノートに、土の種類、釉薬の種類、掛け方(全掛け、部分掛け)などを記入して、窯詰めをします。
1250度くらいで9時間ほど本焼きをします。

私が今学んでいる陶芸サークルはガス窯を使っているので、電気の窯のようにコンピュータで温度管理をしていません。なので、本焼きはとても難しい作業です。
先生と運にお任せ! ということで、来週の火曜日に窯詰めして本焼きをする予定です。

両親の共通のお友達が、父の好物のぜんまいを届けてくださいました。
夕食をどうしようか迷っていたので、ぜんまいと薄揚げを一緒に炒め煮しました。美味しい~! 
ついつい、泡盛の代わりって! 仏さま、怒っていないよね(笑)

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