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「福島の原発事故をめぐって」を読んで   [私の本棚]

昨年の原発事故の後、あの本がいいよ! この本を読むべき! と、いろいろな情報が届きました。この頃の私は、もともと強度の近視のうえ老眼も始まって、本を読む能力が極端に落ちています。電車の中は本を読む一番の場所だったのですが、今は諦めの境地になっています。
そんな私が読んだのは「福島の原発事故をめぐって いくつか学び考えたこと」山本義隆著。

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この本を選んだ理由は、薄くて(101ページ)値段が安かったから(1000円・みすず書房刊)。
読んでいて一番印象に残ったのは、経験主義的にはじまった水力や風力あるいは火力といった自然動力の使用と異なり、原子力と通称される核エネルギーの技術的使用は、純粋に物理学理論のみにもとづいて生みだされたものだということ。
それらは、優れた職人や技術者が経験主義的に身につけてきた人間のキャパシティーの許容範囲の見極めを踏み越えてしまっているということ。
生産規模の巨大化と生産能率の向上のみがひたすら追及される組織の中では、人はどんどん鈍磨していくものなのだろうと想像できて、とても恐ろしかった。

新刊「放射線になんか、まけないぞ!」   [私の本棚]

5日の朝、テレビ欄で「関の弥太っぺ」(昭和38年・監督山下耕作・主演中村錦之助)の文字を見つけて、青春時代、この作品のことを熱く語っていた人のことを思い出して見てみました。

股旅映画の代表作といわれる「関の弥太っぺ」。
10年前、故あって預けた11歳の少女と再会し、別れるシーンの台詞。
「この娑婆にゃあ、悲しいこと、つれえことがたくさんある。だが、忘れるこった。忘れて日が暮れりゃあ明日になる。・・・ああ、明日も天気かぁ・・・」
辛いこと、悲しいことを乗り越える知恵として、受け継がれてきた忘れること。今日を何とか乗り越えれば、明日が来る・・・。でも、大震災で被災した人々に、そう言えるだろうか? だんだん報道されなくなってきた震災のこと、原発事故のこと、が気になります。

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この「放射線になんか、まけないぞ!」(太郎次郎社エディタス刊・1200円)は、福島県の小学校教諭板内智之さんが、春休みを避難所で過す中で、新学期にすぐに子どもと学習できるテキストを作ろうと思いたったことからスタートした本です。

ネット上に公開されたテキストにいろいろな方々が関わる中で、これからを生きる子供たちに、一番大切な情報とメッセージを本にしよう! と完成しました。
「きみたちは無力ではない」と子どもたちに伝えること。そして、子供たちがそう信じられるよう、大人たちが力を尽くすこと。小さなお子さんを抱えておられる方、小学校の教諭の方など、お子さんと一緒に話し合いながら読むのにお薦めの1冊です。

「夢をみた」 ジョナサン・ボロフスキーの夢日記   [私の本棚]

昨日、初夢の話を書きましたが、この「夢をみた」という本は、随分前に誕生日のプレゼントで頂いた本。時々、眺めてニヤニヤしています。

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タイトルの文字の上が切れているような感じになっていますが、私のトリミングミスではなく、そういうデザインです。現代画家ジョナサン・ボロフスキーはアメリカ生まれ。この本は夢を扱う作品で注目を集めた頃に出版されたものだと思います。1987年が初版。私が持っているのは1991年版。

この本では夢に番号が付いています。例えば、2331558

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見開き左側の縦書きの日本語訳には-
 アルトンのキャンプ・リーダーが丘の上に座って四弦の、
 琴に似た楽器を弾いている夢をみた。


こちらは、2469105

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 バーで女の子ふたりと仲良くやっている夢をみた。でも
 席を立つまでにたいしたこともできなかった。

この本を手にして、夢のことを絵と文字で書いてみたいと思ったのです。
すぐに思い込みを持ってしまうところは、子供の頃から変わっていないかも・・・[わーい(嬉しい顔)]

新聞の切り抜き、映画や美術館のリーフ、手紙、領収書等など、整理はほぼ終了! 領収書や払込通知表、送り状など新しいファイル作りをしていますが、まだ、こちらは終わらないまま・・・。

今日は、陶芸のご指導をして頂いている先生の「4人展」。陶芸の作品展ではなく、絵の展覧会があるので、そちらへ寄ってから、陶芸サークルに参加の予定でいます。
来週は、早いもので「ヨーガの集中講座」なので、陶芸はお休み。考えて作品作りをしなければ・・・と思っているのですが、何も浮かんできていません[ふらふら]

1月7日から「シネマテークたかさき」で『小さな町の小さな映画館』の上映が始まります。
お近くの方は、是非、お出かけください。
詳細は公式サイトへ! http://www.chiisanaeigakan.com/
どうぞ、よろしくお願い致します。

「八十八歳を生きる」を読み始めました   [私の本棚]

次回のヨーガ集中講座で資料になるという佐保田鶴治先生の著書「八十八歳を生きる」を読み始めました。講演の記録を起こしたもので話し言葉なので、とても読みやすい。移動の電車の中などで読み進めていこうと思います。


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今日は、浅草での月に一度のヨーガの勉強会。10月から集中講座に参加するようになって、ヨーガの勉強会が月に2回になり、とても忙しい感じ。でも、好きなヨーガに集中できる時間を持てることに感謝です。

もう、11月も終りですね。12月に入ったら、少しずつ大掃除や片付けもしなければ・・・。
年を取れば取るほど1年経つのが早くなると言いますが、その通りですね。それは人生の長さに対しての1年の割合が短くなるからだそうですが、ほんと、1年経つのが早い!


「ヨーガ根本教典」を読んでいます   [私の本棚]

10月1日にブログを開設して、10日から公開して1ヶ月。なんとか、慣らし運転が続いています。
コメントをくださる方もおられて、なんとか続くかなぁ~と思っています。
どうぞ、よろしくお付き合いくださいませ!

昨日は病院でたっぷり待たされるだろうと思って、ヨーガの集中講座の教本でもある「ヨーガ根本教典」を持って行って読んでいました。

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私の所属しているのは「ヨーガ禅道友会」。その会の創始者・佐保田鶴治先生は、たくさんのヨーガ関連の本を著しておられます。
この本は、私がご指導いただいているT先生から「同じものを2冊持っているから・・・」と、頂いた昭和57年版。小さな丸が書いてあったり、押し葉が挟まっていたりしています。

最初のヨーガ思想入門のところに「ヨーガの行法は八つの部門からなる」と書かれていて
(1) 五つの禁戒 非暴力、正直、不盗、梵行(禁欲)、不貪
(2) 五つの勧戒 清浄、知足、苦行、読誦、自在神祈念
その次が、座法。
言葉の通り座ること。この場合の座るは瞑想すること。
何時間も動かずに瞑想することはなかなか出来ることではなく、それが出来るようになるために行うのがアーサナ。多くの方がイメージする前屈したり、足を上げたり・・・です。
何故そうするかというと、瞑想の出来るバランスの整った身体と心になるためなんです。(というのが、現在の私の解釈・・・)

ヨーガを始める前に、(1)と(2)が出来ていないとダメということになっているのです・・・。[がく~(落胆した顔)]
前途多難というか、遠い遠い道のりだ・・・。

無事にDVDの書き出しが終わり、レーベルを印刷して、発送完了! お疲れさまでした!


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