新刊「放射線になんか、まけないぞ!」 [私の本棚]
5日の朝、テレビ欄で「関の弥太っぺ」(昭和38年・監督山下耕作・主演中村錦之助)の文字を見つけて、青春時代、この作品のことを熱く語っていた人のことを思い出して見てみました。
股旅映画の代表作といわれる「関の弥太っぺ」。
10年前、故あって預けた11歳の少女と再会し、別れるシーンの台詞。
「この娑婆にゃあ、悲しいこと、つれえことがたくさんある。だが、忘れるこった。忘れて日が暮れりゃあ明日になる。・・・ああ、明日も天気かぁ・・・」
辛いこと、悲しいことを乗り越える知恵として、受け継がれてきた忘れること。今日を何とか乗り越えれば、明日が来る・・・。でも、大震災で被災した人々に、そう言えるだろうか? だんだん報道されなくなってきた震災のこと、原発事故のこと、が気になります。
この「放射線になんか、まけないぞ!」(太郎次郎社エディタス刊・1200円)は、福島県の小学校教諭板内智之さんが、春休みを避難所で過す中で、新学期にすぐに子どもと学習できるテキストを作ろうと思いたったことからスタートした本です。
ネット上に公開されたテキストにいろいろな方々が関わる中で、これからを生きる子供たちに、一番大切な情報とメッセージを本にしよう! と完成しました。
「きみたちは無力ではない」と子どもたちに伝えること。そして、子供たちがそう信じられるよう、大人たちが力を尽くすこと。小さなお子さんを抱えておられる方、小学校の教諭の方など、お子さんと一緒に話し合いながら読むのにお薦めの1冊です。
股旅映画の代表作といわれる「関の弥太っぺ」。
10年前、故あって預けた11歳の少女と再会し、別れるシーンの台詞。
「この娑婆にゃあ、悲しいこと、つれえことがたくさんある。だが、忘れるこった。忘れて日が暮れりゃあ明日になる。・・・ああ、明日も天気かぁ・・・」
辛いこと、悲しいことを乗り越える知恵として、受け継がれてきた忘れること。今日を何とか乗り越えれば、明日が来る・・・。でも、大震災で被災した人々に、そう言えるだろうか? だんだん報道されなくなってきた震災のこと、原発事故のこと、が気になります。
この「放射線になんか、まけないぞ!」(太郎次郎社エディタス刊・1200円)は、福島県の小学校教諭板内智之さんが、春休みを避難所で過す中で、新学期にすぐに子どもと学習できるテキストを作ろうと思いたったことからスタートした本です。
ネット上に公開されたテキストにいろいろな方々が関わる中で、これからを生きる子供たちに、一番大切な情報とメッセージを本にしよう! と完成しました。
「きみたちは無力ではない」と子どもたちに伝えること。そして、子供たちがそう信じられるよう、大人たちが力を尽くすこと。小さなお子さんを抱えておられる方、小学校の教諭の方など、お子さんと一緒に話し合いながら読むのにお薦めの1冊です。
2012-01-07 22:52
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本の写真が今一だったので、スキャンしたものと変更しました!
by 森田惠子 (2012-02-02 19:15)