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2017年初窯出し    [陶芸薀蓄]

昨日は「陶芸サークル」の「初窯出し」でした。
ガスの窯を使っているサークルに参加するようになって8ヶ月程。
3回目の「窯出し」です。

146 窯出し.jpg

今回の作品たち。
右奥にちょっと写っている角板皿が「練り込み」の作品(他の方の作品)。
今回の「窯出し」のメインは「練り込み」だったのですが、組み物で作った私の板皿は入らず、次回の本焼きになりました。

147 織部.jpg

「織部」の型皿は板作りで作りました。
底に足を4か所付けてあります。
中心の絵は「弁柄」で筆で描きました。
「織部」はもっと男らしいというか、シンプルな柄が多いのですが、私が作るとこのようになりました。

148 鉄赤.jpg

「鉄赤」の小さなお皿。
余った土で作りました。
こうした小さなお皿はカギなどを置くのに便利です。

149 瑠璃.jpg

こちらは「瑠璃」を掛けた小皿。
紐で周りを飾って遊んでみました。
これも鍵などを置くのに・・・と思って作りました。

154 一輪挿し.jpg

板作りの一輪挿し。
「黄瀬戸」を掛けました。
画像では分かりにくいかもしれませんが、「黄瀬戸」は流れやすい釉薬で、その流れる様子が味わいになると思います。
加飾印のところにも釉薬が溜まっています。
電気の窯だと、もう少し緑がかった黄色になると思います。

150 総織部.jpg

今回の失敗作は「総織部」の板皿。
「織部は厚く掛けた方が良いよ」という先生のアドバイスに従って厚掛けをしたのですが、厚く掛け過ぎてしまいました。
私の参加しているサークルでは先生が釉薬を調合してくださっています。

151 布目.jpg

布目がついていたので、それを活かそうと「総織部」にしたのですが、釉薬が厚すぎで布目が消えてしまいました。
釉掛けは塩梅が難しい!

152 ひび.jpg

しかも一カ所ヒビが入ってしまいました・・・。
どうしたものか、思案中です。
金繕い? 諦めて処分? しばらくは手元に置いておきましょう・・・。

156 板皿.jpg

こんな遊びもしました。
まだ、この時点ではロクロが解禁になっていなかったこともあり、余った土で猫の小皿を板作りしてみました。

153 箸置き.jpg

更に余った土は「箸置き」に。
猫の「箸置き」は石膏で型を作ってあるので量産できます。
電気の窯だと温度が安定しているので全部同じ仕上がりになりますが、ガスの窯は下段は温度が上がりにくく、上段は上がり過ぎるという特徴があります。なので、同じ土で作った「箸置き」もちょっと色が異なって仕上がりました。

連日の外出で疲れを感じていましたが、喉に痛みが出て咳が出るようになってしまいました。
ヨーガをしているから風邪はひかない(?)はずなのに・・・。
今日は早寝をしようと思います。

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コメント 4

粋田化石

世界に一つしかないものが出来るというのが、何とも羨ましいです。
ニャンの箸置きはそれぞれに微妙な個性が出ているようで素敵ですね。
by 粋田化石 (2017-02-26 21:51) 

森田惠子

粋田化石さん>物を作るというのは楽しいことですね。
いろいろ試みたいことがたくさんあります。

猫の箸置きは同じ型で作っても、土の違い、釉薬の違い、目などの描き方でいろいろ変化が楽しめます。
陶芸の作品は気に入ってもらえるかどうか、判断が難しく、箸置きなら邪魔にならないと考えてプレゼントすることが多いです。
by 森田惠子 (2017-02-27 19:21) 

ぼんぼちぼちぼち

ひし形の織部 素敵でやすね!
くるくるした柄ってすごく好きなので とても惹かれやす。
お菓子を盛ってもお料理を盛ってもキマりそうでやすね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2017-02-27 22:31) 

森田惠子

ぼんぼちぼちぼちさん>褒めていただいて感謝!
くるくる曲線は描く時も楽しくて好きです。
自作の器で食事をする(飲む)のは、更に楽しいですよ~(笑)

by 森田惠子 (2017-02-28 09:46) 

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