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釉掛け、そして、窯詰め!    [陶芸薀蓄]

今日は素焼きの窯出しをして、釉薬を掛けて、窯詰めをして、点火するというスケジュールで、朝9時集合でした。いつもは歩く駅まで自転車に乗ってダッシュ!
通勤快速は止まらないので、乗り換えをして、駅から徒歩。ギリギリ5分前に到着しました。

874 素焼き.jpg

素焼きを終えた作品と陶芸用のスケッチブック。
他の皆さんに比べると作品の数は3分の1くらい。
素焼きを終えると作品は一回り小さくなります。

どんな作品を窯詰めしたか、メモをしておかないと分からなくなって右往左往することになります。なので、印を押すとか、名前を彫るとか、しておくことをお勧めします。

878 釉薬.jpg

今日はお部屋を借りられなかったので、なんと、外で釉薬を掛けることに[がく~(落胆した顔)]
知らずに半袖・帽子なしで出掛けた私はしっかり日焼けをしてしまいました。

まずは素焼きした作品のほこりなどを取るために濡れたスポンジで全体を丁寧に拭きます。

877 花器.jpg

花器は水漏れをしないように、しっかり内側に厚めに釉薬を掛けますが、全体は2ミリくらいでしょうか、釉薬につけて、1・2・3と私は数を数えています。

そして、底の部分と横の2ミリくらいの釉薬をきれいにふき取ります。
織部釉のように流れやすい釉薬の場合は3ミリくらい拭くようにしています。

876 木の葉板皿.jpg

板皿は底の部分の釉薬をふき取ります。
黒くなっている部分がありますが心配は要りません。

879 釉掛け作品.jpg

釉薬を掛け終わった作品。
壁掛け型の一輪挿しなどは、呉須で絵を描く予定なので、次回の作業です。

この状態の釉薬の色と仕上がりの色は全然違います。
同じ釉薬を掛けても土によって発色が違います。
今回の土は信楽の並こしという白い土。どの作品にどんな釉薬を掛けたかメモしておきます。
完成した作品で気に入ったものがあったら、メモに二重丸を付けて次回同じ土で作陶する時の参考にします。

875 ガス窯.jpg

窯詰めが終わったガスの窯です。
電気の窯に比べると、上の方が高温になるけれど、下の方は温度が上がらないそうです。今回は作品の数も少なかったので、一番下の段は空けた状態で窯詰め終了です。

朝9時から作業をし始め、途中でランチ休憩をしましたが、3時までかかりました。
6口のガスの口があるそうで、最初に一つ点火して、1時間後に二つにして…というように徐々に温度を上げて9時過ぎに高温状態になり、そのまま夜も焼き続けます。

電気の窯はコンピュータで温度管理をするので、毎回、同じ発色になりますが、ガスの窯は作品の置く場所や火の通り道に近いなど、条件によって発色が変わることが予想されます。
どんな作品になるか楽しみです!

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