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玉作りの飯椀の高台削り    [陶芸薀蓄]

玉作りで飯椀を作る手順を昨日ご紹介しましたが、今日はその続き 「高台削り」 です。
ちゃんと中心を取れて、形もきれいに丸くなっていれば、高台削りも苦労しないのですが、大抵の場合は中心がずれていたりします・・・。

624 高台削り.jpg

2週間発泡スチロールの中で保存して、丁度良い固さになっていました。
中心に置くことが重要です。同じ土で、3ヶ所しっかり動かないように止めます。
削りのタイミングには土の硬さがとても重要で、固くなり過ぎると削るのにとても苦労します。
柔らかい時は暫く室内に置いておけば水分が飛んで固くなります。

625 高台削り.jpg

両肘を体の脇に動かないように止めて、中心に指を置いてコンパスのような感じで高台の大きさを決めます。高台の経は大き過ぎても小さ過ぎても持ちにくいし、形も悪くなります。
まずは底の方の厚い部分を手で削っていきます。

626 高台削り.jpg

次に、手回しろくろを勢いよく回して削っていきます。
回すのをお互いに手伝い合うのも良いと思います。

627 高台削り.jpg

外側が削れたら、高台の内側を削ります。
ここで削り過ぎると植木鉢になってしまいます。
最初の頃の私は、いくつも植木鉢を作りました~[わーい(嬉しい顔)]

628 高台削り.jpg

全体の厚さも整い、高台もできたら、土で留めていた部分を外して、下の方も同じ厚さになるように整えます。
最後に淵の部分をなめし皮で整えると、丸い土の塊が見事にご飯茶碗の形になります。

今日は3日に撮影したインタビューの書き起し作業をしました。
パンフレットの原稿になります。ベテランの訪問看護師さんの訪問の様子を撮影させて頂いたのですが、他のお子さんたちのようにパンフレットでも詳しくご紹介したくて、ご両親も快諾してくださり再取材をさせて頂きました。
7か月ぶりに再会したAちゃんが、さかんに手を動かすようになっていてびっくり! 
18トリソミーのお子さんなのですが、銀幕デビュー、パンフレット登場、劇場での舞台挨拶を、是非ともしていただきたいと思っています。

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