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玉作りで飯椀を作る    [陶芸薀蓄]

陶芸というと 「ろくろ」 を思い浮かべる方が多いと思いますが、「ろくろ」 を使わず手で作る方法 「手びねり」 もあります。
その中の一つ、丸い玉を作って作陶する 「玉作り」 をご紹介します。

619 玉作り .jpg

均等な硬さに練った丸い土。
飯椀の場合は女性用で500グラムくらい。
抹茶椀など少し大きめの場合は600~650グラムが目安です。

素焼き、本焼きと焼きを重ねると土は縮むので、少し大きいかな? というくらいで丁度良い大きさになります。この時点で丁度良い大きさの場合はダイエット飯椀になりますよ[わーい(嬉しい顔)]

620 玉作り.jpg

まず、親指で中心に穴を開けます。
土も真ん丸なら、穴を空けるのも真ん中に!

621 玉作り.jpg

手で挟むようにして上に向かって伸ばしゆきます。
厚みが均等になるように、下から上へ。
手回しろくろを回して、形が整っているか点検しながら作業をします。
さすが、先生、手跡が美しいですね。

623 玉作り.jpg

形が整ったところでスポンジで手跡を消します。
きめの細かいスポンジに水をつけてしっかり絞って、周りも内側も整えます。
今回の土は信楽の並こしという白い土なので、染付風に呉須で絵を描く予定です。

高さがでこぼこの場合は刃物を使って余分な土を切り、高さを整えます。
淵の始末をきれいにするのが陶芸のコツ。なめし皮を使って淵を整えます。
ほんの少しの丁寧な仕事が美しい作品に繋がります。

この状態で発砲スチロールの箱に入れて保存し、次のサークル日2週間後に高台削りをします。高台削りは改めてご紹介します。

今日はいつもの水曜ヨーガの日。
新しい参加者の方が二人増えたのですが、元々の方が三人お休みで、結局いつもと同じような人数でのヨーガになりました。
息子のマンションで洗物をして、植物の水遣りをした後、先輩のお見舞いへ。
同じ埼玉県内の病院なのですが、三角形の二辺を使って移動する感じで1時間以上かかってしまいました。ヨーガをやってみたいというご希望だったのでヨーガの本をお届けしました。
今日は体調があまり良くないということでヨーガをお教えすることはできませんでしたが、あれこれ雑談をしてきました。少しでも入院生活の気分転換になったら良いのですが・・・。
お大事になさってください!

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馬爺

作陶は自由な表現を自分流に作り出せるのがいいですね、ろくろは結構難しいですね。
by 馬爺 (2016-07-07 10:20) 

森田惠子

馬爺さん>ろくろはヨーロッパと日本では回転が逆です。
元々は左利きの私は、最初、苦労しましたが、小さなものならそこそこできるようになりました。
ブランクがあってどうなのかな?
by 森田惠子 (2016-07-07 14:25) 

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