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帯止め   [私の宝物]

実家を片付けて始めて、母が祖母の着物を処分することができず、そのままにしていたことを知りました。母と祖母では体型が違うので、いくら着物でも着ることはできなかったと思いますが、日頃着ていた着物、晴れの日の着物と、それぞれに思い出があって手放せなかったのだと思います。

それは私も同じで、広げて眺めて、少し仕舞う場所を変えたただけで、そのままになっています。
祖母、父、母の着物と、ほんの数枚の祖父の着物が手元に残っています。

683 帯止め.jpg

これはタンスを整理していて出てきた「帯止め」です。
祖母のものなのか、母のものなのか、私には分かりません。

682 帯止め.jpg

鼠が瓢箪を抱えているようなこの帯止めは、鼠年生まれの母のものだったのだと思います。

009 帯止め.jpg

木製の金魚の帯止めはなかなかリアルにできています。
祖母の絵羽織をリフォームして作った上着に、ブローチのようにつけて楽しんでいます。
http://harunoumi.blog.so-net.ne.jp/2011-11-22

今日も朝から夕方まで休みなしの撮影でした。今は忙しくて、着物のリフォームも、祖母や母の遺したものを工夫して生かすこともできないけれど、いつかは・・・と思っています。
でも、友人のお母さまが、「いつかと思うなら、やりたいことはすぐにやりなさいよ」とおっしゃっていたことを思い出します。その方は、ずっと商売をして一人息子を育て上げた後、絞り染めを習い始め、最後には指導者になられた方です。励ましのことばのように、そのことばを思い出します。
そして、言い訳するように、「もう少し待ってください」と、呟きたくなる私です。

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