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喫茶店の閉店   [小心翼翼]

以前住んでいたマンションの近くに、ステキな喫茶店があって、時々、出かけてはのんびりタイムを過していました。そのお店が2月一杯で閉店になると、マンションの友人が知らせてくれたので、出かけてみました。

071 マパス.jpg

もともと、ママさんは介護用品のお店を開きたいと思っていたそうで、車椅子対応の広い広いトイレがあります。開店を考えていた頃は、まだ、介護保険もない時代で、介護用品のお店? と、反対されて、キッチンを付けるなど改装して喫茶店にしたのだそうです。
明るくて屈託のないママさんの人柄で、居心地のよいお店になりました。

ヨーガの後、久しぶりにランチを食べに行ったのですが、「わざわざ、来てくれたのね。 誰かから聞いたの?」と、笑顔で出迎えてくれました。
「いろいろなことがあったねぇ~」と、ママさん。
そう、そう、いろいろなことがありました。
無理を言って貸切にしてもらったり、若い失語症者のつどいの観桜会の後、皆で打ち上げをして盛り上がり過ぎたり、木削り教室を開いたり、木削り作品展の時には子供たちが自分の作品に悩みながら値段を付ける様子を二人でニヤニヤ見守ったり、「ひゃくひゃくハガキ展」と銘打って写真ハガキやハガキサイズの絵を100枚飾らせてもらったり、たくさん、たくさん、楽しいことがありました。
貸しギャラリーのようなこともしていたので、たくさんの人とも、作品とも、出会いました。

町に喫茶店がなくなるのは寂しいですね。
映画館も、豆腐屋さんも、肉屋さんや魚屋さんもなくなっていきます。喫茶店の近くの八百屋のKさんが、いつものようにイチゴの差し入れを持って来てくれて、私のテーブルにもお裾分けのイチゴが、いつものように置かれました。

八百屋のKさんに「お店がなくなったら、会えなくなるね」と言うと、首を振って「自由に会いましょうよ! 夜でも、何処でもいいんだから・・・」と。
「そうだよね」と言いながら、はやり、寂しい気持ちになりました。

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とも

若い失語症者のつどいの観桜会は、ボランティアとして来てもらいました。ありがとうございます。
by とも (2012-02-23 22:40) 

森田惠子

埼玉のつどいでも、貸切にした時がありましたね。
人数が少ない方が、お一人お一人とゆっくり話せていいですね。
by 森田惠子 (2012-02-24 09:29) 

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