買い溜めの心理

ヨーガの帰りにスーパーに寄って、昼食の買い物をしました。自転車置き場へ行くと、ご高齢の女性が、カートから自転車に荷物を移し変えるのに苦労していたので、お手伝いをしました。
「重いものばかりがなくなって、（買い物が）大変だから、まとめて買うから・・・」と、独り言のようにおっしゃる。
スーパーの大きな袋に４つ分の買い物です。自転車の後ろのカゴに二つ。前カゴに二つ。
思わず「大丈夫ですか？」と、声を掛けると「危ないから（自転車は）転がしていくの」。
「気をつけて！」と見送りましたが、母のことを思い出しました。

母が亡くなった後、実家に戻って片づけを始めた時、山のように、ラップやアルミホイル、トイレットペーパーや洗剤などが出てきました。１年分以上もあるものもあり、びっくりしました。
父が亡くなって、不安になって、あれもこれも、安売りもしているし・・・と買ったのでしょうか。それとも、身近な買い物くらいしか楽しみがなかったのでしょうか。

自転車置き場でお会いしたご高齢の女性が、一人暮らしか、ご夫婦二人の暮らしか分かりませんが、それほどたくさんの物が必要な暮らしとは思えないので、きっと、母と同じような気持ちなのかなぁ～と思いました。



写真ではいまいち迫力が伝わりませんが、通りかかった時は「すごい！」と思いました。
坂道の脇にあるお宅なのですが、たくさんの物がびっしりと溜め込まれていました。いつの日か役に立つ日が来るかもしれないと、物がなくて苦労した世代の方には思えて仕方がないのかもしれませんね。
徐々に物を少なくしていきたいと、私は思っているけれど、果たしてできるでしょうか？

コメント 2

道具でも衣類でも大事にとっておくのはうちの母も同じです。ていねいにつぎをあてて着ている。古いからと邪険にすててしまってはかわいそうだと思います。
by れもん (2012-02-10 21:28) 

昔の人は本当に物を大切にしましたね。
私たちはそれを学ばないといけないと感じています。
祖母は、着古した着物で雑巾を縫って、その雑巾を５枚ごと、糸でくくってしまってありました。

by 森田惠子 (2012-02-12 23:59)