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映画『ゴーストライター』を見る   [私の映画観]

久しぶりに「川越スカラ座」へ。映画を見たい時は時間がなく、時間がある時は見たい映画がなかったりして・・・。

「川越スカラ座」は、埼玉県内で一番古い映画館。私が中高校生の時に見ていた映画館の雰囲気がそのまま残っていて、とても落ち着く映画館です。女性スタッフの気配りが隅々まで行き届いているのもステキです。
川越の名所「時の鐘」の近くにあるので、川越散策と一緒に是非お出かけください。

054 ゴーストライター.jpg

見たのは『ゴーストライター』。
2010年度ベルリン国際映画祭銀熊賞(最優秀監督賞)受賞作品。80歳を迎えるポランスキーの久しぶりのサスペンス映画です。
テンポ良くスクリーンの中に引き込まれていき、静かに緊張が広がって、ラスト、小さな紙片がどんどん手渡しされるシーンでは、何処かで誰が落とすとか、丸めて握りつぶすとかして~!と。でも、当人の手に渡ってしまい不吉な予感が・・・。

イギリスでは、タクシーの運転手になるためにはとても難しい試験にパスしなければならず、決して、乗車拒否のようなことはしないはずなのに、ゴーストライターの仕事を引き受けて外に出ると、タクシーが止まらず、その後、暴漢に襲われてしまう・・・。
サスペンスだから、あれこれ書けないけれど、全体に青く暗い映像が、身体の隅々まで冷たくしていく・・・。

元英国首相のゴーストライターを引き受け、秘密保持の書類にサインする男は、最後まで自分の名前を名乗らないし、誰からも名前を呼ばれない。
元英国首相に「君」と呼ばれて、「僕に親しみを感じてくれた」と言うゴーストライターに、秘書は「あなたの名前を覚えていないだけよ」と応える、大人のサスペンスでした。

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