SSブログ

水戸「好文亭」の襖絵    [私の旅物語]

昨年の今頃「梅は咲いているかな?」という話になって、息子と出かけた水戸の「偕楽園」
水戸藩第九代藩主徳川斉昭(なりあき)が、3,000本の梅を植えた梅の名所です。
まだ、1月の上旬だったため何本かの梅が満開になっているだけで、蕾が膨らんでいる状態の木が多かったように記憶しています。

036 好文亭.jpg

「偕楽園」の中にある「好文亭」は、斉昭が領内の人々を集めて詩歌や慰安を催した場所。
木造2層3階建てです。

033 好文亭.jpg

創意工夫の施された建物ですが、一番印象に残っているのは美しい襖絵の数々。
「紅白の梅に月」
月が浮かび上がるように描かれていました。

030 好文亭.jpg

こちらは「桜」だと思います。
大胆な緑は若松が並んでいるのか? 不思議でダイナミックなデザインです

035 好文亭.jpg

そして、こちらも「桜」
山桜を描いたのでしょうか、葉も一緒に描かれています。

032 好文亭.jpg

そして、「竹」
欄間も竹で、なんともお洒落!

031 好文亭.jpg

こちらは「ツツジ」ですね。
手前に大きな岩が描かれているのが面白い。

034 好文亭.jpg

突き当りに描かれていたのは「南天」
その他にも見事な「紅葉」などの襖絵がありました。
「好文亭」からは、水戸の街がはるか遠くまで見渡せました。

今年もそろそろ梅が咲き始めているのではないかと思います。
満開の頃になるとすごく混むと思うので、今頃が結構お薦めかもしれません。

センター試験の日に、日本列島全体に大寒波が来るようですね。受験生の皆さんもご家族の皆さんも心配ですね。インフルエンザの季節だし、どうぞ、無事に受験が終わりますように!

nice!(24)  コメント(4)  トラックバック(0) 

nice! 24

コメント 4

粋田化石

昔の方々は、季節感をとても大事になさっていたのでしょうね
by 粋田化石 (2017-01-12 21:46) 

森田惠子

粋田化石さん>昔の方々は今よりずっと不便な暮らしをしていたと思いますが、植物や動物、自然と仲良く暮らしていたように思います。
四季折々の変化にも敏感で、それを愛でたり、楽しんだりしていたと思います。
豊かな暮らしと便利な暮らしは違うものなのだなぁ~と思います。
by 森田惠子 (2017-01-13 17:23) 

いっぷく

「紅白の梅に月」素晴らしいですね。
月の部分だけ明るいわけですね。
ということはそのほかの部分は
均一にそれよりも暗くしてあるわけで
その技術がすごいと思います。

by いっぷく (2017-01-13 17:54) 

森田惠子

いっぷくさん>金箔の貼り方と外光の入り方を考えていると思います。
月が浮かんで見えました。
夜、行燈で照らしたら、幽玄な月が浮かぶような気がします。
by 森田惠子 (2017-01-13 18:04) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。