SSブログ

キネマ旬報に『旅する映写機』の紹介記事掲載!   [製作日誌]

試写会の後、キネマ旬報の編集の方から連絡があって、「ポレポレ東中野」 の上映まで期間がないので、記事を載せることができないと連絡が入りました。
今回はパンフレット作りに夢中になっていて、試写会に対する準備の不備がいろいろありました[もうやだ~(悲しい顔)]

099  キネマ旬報.jpg

キネマ旬報2月下旬決算特別号の文化映画ベスト・テン選評を読むと、10人の選者の中で4人の方が、『旅する映写機』をベスト・テンに選んでくださっていました。感謝!

そのお陰なのか、3月上旬号 (2月20日発売) に 『旅する映写機』 の紹介記事が載りました。記事が載るので画像を送ってくださいと連絡が入った時は小さな記事だと思っていたので、見開きの記事の半分以上を割いて紹介してくださったので感激しました。

098 キネ旬記事.jpg

実は、今朝、都内に住んでおられる83歳の方から 「近々、都内での上映はありますか?」 と電話があったのです。いろいろお話をしているうちに、キネマ旬報の記事を読んで電話をくださったことが分かりました。
高知県出身のその方は、幼い頃、カーボン映写機の流し込み野外上映を体験しておられ、フィルムをつなぐ時に2・3コマ切って捨てられるフィルムを拾うために、映写機の傍にずっと居たという思い出話まで聞かせてくださいました。まさしく 『ニューシネマパラダイス』 のトト少年ですね。

100  本宮映画劇場カーボン映写機.jpg

撮影中、ずっと捜し続けていた野外上映体験者の方でした。しかも、野外でカーボン映写機で流し込み上映! お話を撮影できず残念でなりませんが、今もその時のことが忘れられず、カーボン映写機を、流し込み上映を、見たくて見たくて連絡をくださったのでした。
しかも記事に掲載されている電話番号に誤りがあって繋がらず、編集部にわざわざ問い合わせて電話をくださったのでした。この電話にたくさんの元気を頂いた一日でした!

nice!(21)  コメント(8)  トラックバック(0) 

nice! 21

コメント 8

馬爺

カーボン映写機は私も少しだけ経験がありますがちょっと油断すると燃えるんですよ、カーボンの間隔が狭くなるとくっついて消えてしまいますから常に監視をしながらもう一台の撮影機の支度をするんです、フイルムは切れると厄介です、繋ぎ目を見極めて貼り合せる所を両端とも少し削るんです、そして接着剤でくっつけるんですよ。
楽しそうですね。
by 馬爺 (2014-02-21 19:55) 

森田惠子

馬爺さん>昔の映写技師さんはやることがたくさんあって、緊張の連続だったと思います。
『旅する映写機』のパンフレットの裏表紙は、フィルムセメント(接着剤)とハサミの写真です。
ぐっとくる人にはぐっとくると思います!


by 森田惠子 (2014-02-21 20:00) 

はちどり

映画の話題、嬉しいです! 実はコチラでブエノスアイレス大学の映画講義をうけているのですが、次回の宿題は最近感銘をうけた映画についてのレポート提出なんです。アルゼンチン映画の講義なので、アルゼンチンの映画を選ぶことが前提なのですが、何故か講師が私に限っては何処の国でも良い・・との指示。もちろん「旅する映写機」! 
by はちどり (2014-02-21 21:22) 

シルフ

シルフちゃんが子どもの頃は映写室に入ったことが何度もあります。
三番館でしたけどね。
フィルムの丸印が出たら交換するんだとか…映写技師に色々教えて貰ったな。
ちなみにウチの親父の祖父は事業家で愛媛の今治で映画館も経営してました。
親父は子どもの頃映画は全く無料で見ていたようです。
シルフちゃんが映画好きなのは親父の影響が大きいですね。随分連れて行かれましたからね。
by シルフ (2014-02-22 00:57) 

森田惠子

はちどりさん>ありがとう!
なにしろ、宣伝にかけるお金がないので、記事にしてもらえると、とても嬉しいです。作品のことを知ってもらって、上映して貰いたいし、観て貰いたいと思っているけれど、それすら大変です^_^;

子供の頃からたくさんのドキュメンタリーを観てきた、はちどりさんのレポートを読んでみたいです。

by 森田惠子 (2014-02-22 09:17) 

森田惠子

シルフさん>ステキな子供時代ですね。
映写室はなかなか入れない場所なのに、映写技師の方に可愛がられていたのですね。
シルフさんの映画好きは、祖父、父と三代の影響なんですね。

by 森田惠子 (2014-02-22 09:20) 

sig

うれしい反響が続々と・・・。見ている人は見ているのですよ。来年の映画誕生120周年には更に盛り上がるはずですからね。先見の明があったというべきで、企画の勝利だと思います。
by sig (2014-03-01 01:01) 

森田惠子

sigさん>横浜の上映が無事に終わって、ホット一息。
「シネマ・ジャック&ベティ」のお馴染みさんがいらしてくださったみたいです。
よかった!
「シネマ・ジャック&ベティ」の映写室は、広くて、35も、16もあって、デジタル化もしていて充実していました!

by 森田惠子 (2014-03-01 22:46) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。