ボロブドールサンライズツアー

一日掛かりの大移動をしたのだけれど、翌日は4時にモーニングコールを頼んで、4時半には部屋を出てフロントへ！
身支度をしている間にコーランが聞こえてきました。

「ボロブドール　サンライズツアー」は、マノハラホテルから出発します。しかも、宿泊客には割り引きあり。ジョグジャカルタの市内のホテルからだと移動に1時間くらい掛かるので大変だということと、マノハラホテルに泊まれば通常時間での入場はフリーパスになります。



フロントでサンライズチケットとシールとサロンと懐中電灯を受け取って、真っ暗な中を懐中電灯の明かりを頼りに、前を行く人を追うように歩いていきました。
昨夜遅い時間に着いたので、ボロブドール遺跡の姿は分からないまま石段を登っていきました。



少しずつ、少しずつ、空の色が変化していきます。
残念ながら雲があります・・・。



観光客はもちろんですが



地元の人も、じっと、空を見詰めています。
とても神々しい時間でした。



明るくなる頃には、捧げ物を置き、高僧の声に揃えて祈る人たちの姿が見えました。
長い祈りの後、遺跡の一番上の回廊を祈りながら回るそうです。
時計回りに念じながら３回まわれば願い事が叶うそうです。



一番後ろで祈りを捧げていた青年。
背中を丸めるように小さくなって祈っていました。何を祈っているのでしょう。
祈る姿が美しいと思うと共に、彼の心の中に辛いことや思い通りにいかないことがあるのだろうと思えて、どうぞ、祈りが通じますようにと思ってしまいました。



すっかり明るくなってきました。
ジャワ人の家族が記念写真を撮っていました。ジャワの子供たちは目が大きくて、笑顔が可愛くて、お父さんもお母さんも、とても子供を可愛がっていることが分かりました。
女の子には「チャンティック（かわいい）」
男の子には「ハンサム」と声を掛けると、ご両親は満面の笑みになります。