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豊かな暮らしと共にある「大心劇場」   [製作日誌]

流し込み映写ができる人がいるというので、高知県安田町の「大心劇場」を訪ねました。
出かける前に場所を検索してびっくり! 川沿いにポツンとあるのです。人口3000人の町に映画館があるというだけでびっくりなのに、それどころではないのです。

安田川沿いを車で走っていて、道を間違えた? と不安になるほど寂れた場所に「大心劇場」はありました。「大心劇場」の小松秀吉さんは、「恋人を誘ったら、疑われるくらいじゃきぃ」と、豪快に笑っておられました。

182 大心劇場.jpg

手書きの大看板が入口にある「大心劇場」。
何から何まで、全部、一人でやるから、なんとか、映画館を続けることができているという小松さん。フィルムの交渉、上映日の決定、看板書き、宣伝、もぎり、映写・・・と、全部をこなしているそうです。映写室には映写機が1台! びっくりする私たちに、お金がなかったから昔から1台しかなかったと、流し込みの神業を見せてくださいました。

1ヶ月に1週間くらいですが上映を続けています。「大心劇場」の奥にも小さな集落があって、「そこからも車に乗り合わせて、お弁当持って、楽しみに来よるき」。

奥様と二人で、映画館の隣で喫茶店「豆電球」も経営しておられ、訪問した日はお休みだったのですが、新入社員を案内してきた方がおられて、急遽、営業! コーヒーを入れ始める小松さん。人を喜ばせるためには労力を厭わない方のようです。

181 あまご.jpg

夜は、小松さんご夫妻とお仲間が大ご馳走で歓待してくださいました。
左奥から時計回りに、筍ご飯、カツオのたたき、猪肉と筍の煮物、アイコ(トマト)、あまごの塩焼き、手羽先と川海老の唐揚げ。後からも続々とご馳走が・・・。
あまごはマス科の魚。お仲間がわざわざ獲りに行ってくださったもの。猪肉は3月15日に禁猟になっている貴重品。筍、川海老は近場で採れた物。

181  煮物.jpg

小松さんたちは自然の恵みを享受して、本当に贅沢な暮らしをしておられるのだなぁ~と思いました。この大自然が、小松さんのパワーの源なのかもしれません。私も元気を頂きました[exclamation]

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