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円空展へ     [@アート]

生前、父が会員登録していた「埼玉県立歴史と民族の博物館」。
「円空 こころを刻む」という企画展が開催されていたので出かけてみました。蘇るのは遥か昔の断片的な記憶。父と一緒に出かけた企画展。何の企画だったか、記憶が定かではありません。

416 円空仏.jpg

円空仏には以前から興味を持っていていました。
以前見た作品展では、勢いよく走りながら彫ったのですか? と思うくらいの勢いを感じましたが、今回の作品では丁寧に素材に出会おうという反面も感じられました。

今回は埼玉県内に残されていた円空仏を中心とした企画展で、円空さんはゆっくりと居る場所(泊まる場所? 座る場所?)を確保して、そこで彫って居るような印象を受ける作品もありました。展示されていたのは170体。見応えたっぷり。円空さんの彫る菩薩さんは優しい顔していて、不動明王は険しい顔をしていて・・・。でも、それだけではないものを感じました。

立体の芸術家・円空には素材を見ただけで完成型が見えたみたい! 細かいことは気にせずに一心に自分に見えた世界に向かって、ただただ彫り続けていたみたい。木目の出方、木の癖、彫りの方向、一宿一飯の恩義等とはいえ、円空が天才だったことを確信しました。
見応えたっぷり、是非、お出かけください。11月27日まです。


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