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高田世界館特別バージョンの編集    [製作日誌]

『旅する映写機』 の次回作の撮影は、ほぼ終了しているのですが、そこで足踏み状態が続いていて動けずにいます。
次回作は映写技師さんを中心に構成を考えています。

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日本で一番古い映画館と言われている 「高田世界館」 のフィルム映写を担当している久保田定さんは、80歳を超えておられる大ベテランです。若き支配人の上野迪音さんはフィルム映写の見習い中です。

2015年3月14日は北陸新幹線開通を祝って、大林宣彦監督が 「高田世界館」 で講演をされ、『転校生』 のフィルム上映がありました。
1回きりの上映なので10~15分くらいに分かれて届くフィルムを、そのまま交互に上映する “玉掛け” と呼ばれている方式で上映するというので、貴重な機会だと撮影に伺いました。
大林宣彦監督には 『旅する映写機』 のパンフレットに原稿を書いていただいたので、そのお礼を直接申し上げたいとも思いました。

大ベテランの見事な映写を撮影するつもりで出掛けたのですが、なんと、映写早々に映写機のベルトが切れるという大事件が起きてしまいました。20年に1度起こるか起こらないかのトラブルです。
映画を観ていた皆さんは気付かなかったと思いますが、映写室は本当に大変なことになっていました。何しろ、撮影を止めて、一時は私自身が下のリールを手回ししてフィルムを受けていたくらいですから・・・。

そして、今月10・11日に 「高田世界館」 などを会場に映画鑑賞団体全国連絡会議主催の 「上越フェステイバル」 が開催されます。その場で有難いことに次回作の宣伝をするチャンスを頂きました。今日は、そこで上映して頂く 「高田世界館特別バージョン予告篇」 の編集をしていました。
朝からずっと編集をしていて、頭が酸欠状態になってきたので終わりにしたところです。
明後日は撮影があるので、明日中にほぼ形にしたいと思っています。

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コメント 4

馬爺

大変な作業が続きますね、予告編まで編集されて本編は仕上がっているようですから頑張って成功を祈っております。
by 馬爺 (2015-10-06 16:56) 

森田惠子

馬爺さん>本編はまだまだ編集どころか、構成案もできていません。
宣伝のチャンスを頂いたので、急遽、高田世界館特別バージョン予告篇を作っています。
by 森田惠子 (2015-10-06 16:59) 

のび

こんんちは。いつも拝読しています。
「旅する映写機」はフィルム・映写機フェチな私にとって夢のような作品でした。
そしてなんと次回作は、映写技師さんたちが!!!
とっても楽しみにしております♪
by のび (2015-10-09 16:39) 

森田惠子

のびさん>ありがとうございます!
『旅する映写機』を観るために元映写技師さんだった方が劇場を訪ねてくださることがあって、その方のお話がとても興味深くて、これは記録しておかなくちゃ・・・と、いつもの芋づる式発想で撮り始めました。
コツコツがんばります。
by 森田惠子 (2015-10-10 01:07) 

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