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新潟市民映画館シネ・ウインドへ行ってきました!    [映画三昧]

29周年を迎える新潟市民映画館シネ・ウインドで 『小さな町の小さな映画館』 と 『旅する映写機』 の上映とトークという 「29周年祭森田惠子監督特集」 を組んでくださった。
有難い気持ちを抱えて新潟へ行ってきました。

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「シネ・ウインド」 は新潟駅から徒歩で10分近く掛かるけれど、町の中心街の駐車場の1階にありました。お向かいは伊勢丹。 隣はバスターミナルや商業ビルという便利な場所。

640 シネ・ウインド.jpg

ドアを入ると 「シネ・ウインド」 の入口がありました。
開場していない時は、入り口前のこのスペースに人が並んでいました。
ドアの内側になるので、寒い時でも吹きさらしにならずにすみます。

643 シネ・ウインド本棚.jpg

「シネ・ウインド」 には色々特徴があるけれど、一番印象的だったのはこの空間。
映画雑誌、映画のパンフレット、映画関連書籍が整理整頓されていて、会員への貸し出しもしているそうです。
もちろん 「坂口安吾コーナー」 もありました。ここで頷く人と、はてな?と思う人が居ると思いますが、気になった方は検索してください[わーい(嬉しい顔)]

641 シネ・ウインド映写機.jpg

こちらが 「シネ・ウインド」 の35ミリの映写機 「フジセントラルF-6」。
ここにも名機が活躍していました。
無事にデジタル化ができた 「シネ・ウインド」 では、1号機を残し、2号機のあった場所にDCPを設置しています。

642 シネ・ウインド円盤.jpg

1台の映写機でも長いフィルム作品を上映できるように、新たにプラッター(円盤)を映写室の奥、ちょっと高くなっている場所に設置しました。
5~7本で納品されるフィルムを1本に繋いで円盤の上に乗せ、中心から引き出して映写、違う段の円盤の中心から捲いていきます。次の上映の時は、その中心からフィルムを引き出して映写するので、フィルムを巻き戻す手間が掛かりません。

644 シネ・ウインド映写室.jpg

なかなか入れない映写室ですが、今回は 『旅する映写機』 の上映後に 「映写室見学」 の時間もあって、狭い映写室に代わる代わる入って映写の仕組みや映写機の説明を受けました。
初めて見る映写室、映写機に、ため息をつく人や質問をする人が絶えませんでした。

事務室とは別に、ボランティアの皆さんが作業や会議をするスペースが別にあって、市民映画館ということを実感しました。
それぞれが ”できることで応援する” という方式は、当たり前のことだけれど、なかなかできないこと。これから新たに映画館作りを試みる方々には、とても参考になる取り組み方だと思いました。

支配人の井上経久さんはもちろんのこと、「月刊WIND」 にステキな原稿を書いてくださった方、当日お世話になったスタッフの皆さん、そして、長野や高田からわざわざお出掛けくださった方も含めご来場くださった皆さん、ありがとうございました。
トークの時間帯も、上映後の交流会でも、楽しいおしゃべりができて、あっという間の新潟滞在でした。晴れ女の私の滞在中、新潟が晴れていたことにも感謝します!

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馬爺

時代と共に映写機も改良されているようですね、水平に置きれーコード盤のようにするんですか、連続映写ができるのは便利ですがアーク式ですとカーボンが持ちますかね??
by 馬爺 (2014-11-17 18:19) 

森田惠子

馬爺さん>今や、カーボンでの映写をしているところはありません。
ランプを使用しているので、その心配はありません。
今やデジタル上映になっていて、このプラッター(円盤)方式も少なくなっています。
by 森田惠子 (2014-11-17 22:02) 

sig

こんにちは。
映写室が見られて解説を聞けるとは、映画ファンの皆さんにとっては最高のプレゼントですね。斉藤邸での再会のエピソードとか、新潟に良い思い出と深いつながりができたようで、よかったですね。
by sig (2014-11-20 16:01) 

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