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再び「本宮映画劇場」に伺いました!    [私の旅物語]

福島県本宮市で開催された「カナリヤ映画祭」の当日は「映画の町ツアー」も催され、多くの方が「本宮映画劇場」を見学しました。
館主の田村修司さんのご自宅はすぐ近くにありますが、普段の「本宮映画劇場」は鍵がかけられていて中を見ることはできません。

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大正3年(1914年)に建てられた「本宮映画劇場」
当時の歌舞伎座を模して作られた外観は塗り替わっていますが、そのまま残っています。

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劇場の中に入ってみると、大きなスクリーンが・・・。
建設当時は廻り舞台になっていましたが、今は塞がれています。

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1階の奥に映写室があります。
黒い服の方が覗いているところが映写窓です。

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今は2・3階は塞いでしまっていますが、木造3階建て。
この写真は演芸大会の時のもので、300人くらい入っているのではないかというお話でした。

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現役のカーボン映写機が残っています。
館主の田村さんは閉館後もずっと電気料金を払い続け、映写機に油をさして、大切に維持してきました。

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「タコ整流器」が放電したところです。
青い灯りが八方に広がります。
「タコ整流器」は「水銀整流器」とも呼ばれ、放電することによって交流電源を直流電源に変換します。

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そして、「カーボン映写機」に電気が供給されます。
一瞬ですが、灯りが分かるように田村さんがランプハウスの蓋を開けてくださいました。

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今となっては貴重な「カーボン棒」
ショートさせるので、「カーボン棒」は徐々に短くなってゆきます。

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「カーボン棒」を節約するために田村さんが手作りしている鉛筆キャプのような補助具。

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長年使っている巻き戻しのコーナー。

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使い込まれた「握りバサミ」

見学の皆さんが帰った後に特別に「タコ整流器」を放電させてくださいました。
そして、映画館の昔話をお聞きしました。お聞きするたびに、びっくりするお話があります。
「カーボン(棒)がなくなったら、ランプを使うように改造するつもりでランプも買ってあるよ」と、田村さん。
田村さんにとって「映写機」は人生の相棒なのですね。

今日はいつもの「ゆるりヨーガ」でした。
ヨーガのアーサナには色々なものがあり、難しいアーサナも数えきれません。今日は簡単シンプルなアーサナにして保持時間を長くしてみました。

京都綾部市「志賀郷公民館」での『まわる映写機 めぐる人生』の上映は28日なのですが、27日から志賀郷入りします。
その前にちょっと営業もしようと思って明日から関西へ。
ということで、しばらくブログの更新をお休みします。

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