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デンドロビウムグリーン愛が咲く    [庭の植物たち]

お隣さんから「デンドロビウム春陽」をいただいたので2種類になりました。
なので、「グリーン愛」という種類名を記入することにしました。
強引な株分けをしたにもかかわらず、今年も蕾を付けたことを報告してきました。

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購入したのは一昨年。
私もお隣さんと同様で安売りされていた鉢に心を動かされて購入しました。

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まだ、蕾がある状態なので花の白さがいまいちです。

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「グリーン愛」の名の通り、真っ白の花のようで中心が少しグリーンになります。

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「春陽」に比べると花びらが肉厚で小さくて、豪華さはないけれどお気に入りです。

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だんだん花の白さが増して、中心のグリーンもハッキリすると思います。
「デンドロビウムグリーン愛」の花は長持ちするので、暫く楽しみが続きます。

今日は朝から雨。
久しぶりの雨は春を迎え芽出しの季節に恵みの雨ですね
やっと、「失語症シンポジウム用」に製作した動画がOKになり、東京都のサイトにアップする準備を進めています。いろいろあって大変でしたが、やっと終了になりそうです。

伸ばし伸ばしにしていた宿題は2件。6月には別件が待っているので頑張らないとなりません。
映像の編集はデータが大きいので、それぞれ外付けのハードディスクをつないで作業をしています。まさかタコ足配線のようにする訳にもいかず、一つ一つスッキリさせたいのですが思うようにいきません。我ながら融通が利かないなぁ~と思っています。

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デンドロビウム春陽をいただく    [庭の植物たち]

北海道から戻った日にお隣さんが「デンドロビウム春陽(はるひ)」をプレゼントしてくださいました。
すでに満開になっているから格安で売られていたとのことですが、豪華な花が仲間入りしました。

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「デンドロビウム春陽」です。
部屋の中がパァーと明るくなりました。

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2階の机の上に他の蘭系の植物と一緒に置いていて、昼間は障子を開けて日が当たるようにしています。

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日射しを受けて、花が輝いているように見えます。

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花びらの模様も日差しを受けてクッキリと見えます。

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「デンドロビウム」はラン科セッコク属ですが、ランの中でも育てやすいと言われています。
来年も花を咲かせてくれると嬉しいなぁ~と思っています

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今日はいつもの「ゆるりヨーガ」の日でした。
めずらしく全員揃って17名でした。女性はいくつになっても自分以外のことで予定ができて、お休みする人が必ず一人や二人いるのが普通なので、思わず全員で拍手してしまいました。
自分自身が元気で、家族も元気だからこそ参加できると考えたら、自然に拍手が起こっても不思議ではありませんね。ステキなヨーガになりました。感謝!

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道内2回目の上映    [製作日誌]

『まわる映写機 めぐる人生』の道内初上映の翌々日が道内2回目の上映になりました。
主催してくださった自主上映団体「ノースシアター」は、「小さな映画館の魅力を伝えたい!」と、2015年5月に『小さな町の小さな映画館』と『旅する映写機』の上映を初企画してくださいました。

「大黒座」に魅せられた白石邦彦さんと木屋拓真さんのお二人が運営されていて、昨年100周年を迎えた「大黒座」を二人で訪ね、「100周年を祝って、もう一度『小さな町の小さな映画館』を上映したいと考えています」と、ご連絡をくださったのです。

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会場は「サンピアザ劇場」
2004年5月まで映画館でした。

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運良く大寒波が通り過ぎた後でした。
『小さな町の小さな映画館』に登場される菅さん、永田さん、マスダさんも駆けつけてくださり、後でご来場くださった皆さんにご紹介すればよかったと反省しました。

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この日上映されたのは『小さな町の小さな映画館』 『まわる映写機 めぐる人生』 『不感症になっていくこれからの僕らについて』 『恋愛依存症の女』の4作品でした。
後半の2作品は旭川出身の品田誠さんの監督作品と出演作品でした。
たくさんの友人たちが駆けつけ、ご両親もいらしていて、まさに凱旋上映でした。

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上映後、舞台挨拶をする右から、司会の木屋さん、山谷武志監督、品田誠さん。左端は『恋愛依存症の女』に出演された舞台女優さん。
1日フリーパスで1500円という料金も功を奏したのか、1日中見てくださった方もおられました。
ありがとうございました!

久しぶりに大きなスクリーンで『小さな町の小さな映画館』を見て、「大黒座」を久しぶりに尋ねたこともあって、不思議な気持ちになりました。

高校生だった「大黒座」の長女さんはお母さんになっていて、全番組を見て応援していた平飼いの櫻井は転居するなど、いろいろ変わったこともあって、でも「大黒座」は変わっていなくて、映画が終わって暗転のうちにまた元の世界に戻ったような感覚を覚えました。

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翌日はホテルから、祖母曰く「おじいちゃんの建てた(笑)時計台」を目指しました。
母方の祖父は大工の棟梁で、当時札幌在住だったので工事に関わったことは間違いないようです。子どもの頃、祖母に「(大きくなって)札幌に行くことがあったらおじいちゃんの建てた時計台に行ってね」と何度も言われたので、素通りすることができないのです[わーい(嬉しい顔)]
今回は中を見学する時間はありませんでしたが、祖母との約束を果たして空港に向かいました。

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心配した天候も在道中は晴れ続きで、この日も定刻通りに飛行機が飛びました。
3日後の21日には大きな地震があり大混乱しました。

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お天気が良かったので、新千歳空港の2本の滑走路がクッキリと見えて、駐機中の飛行機も見ることができました。

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たくさんの元気を頂いて、北海道上映の旅は無事に終わりました。
皆さん、ありがとうございました!
地震の被害が広がらないことを祈っています。

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高速バスペガサス号で札幌へ    [私の旅物語]

映画館の応援は映画を見ることと思っているので、できる限り映画を見ようと思っています。
「大黒座」では10時の回の『ボヘミアンラプソディ』を見て、「ペガサス号」で札幌に向かいました。
この時期の北海道は何が起こるか分からないので、余裕のあるスケジュールにしました。

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浦河バスターミナルを出発したのは14:15。
札幌に向かう「ペガサス号」に乗るためには前日の予約が必要です。
海なし県に住む私は「ペガサス号」から見える海辺の景色が大好きです。

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不思議な写真が撮れました。
右上に写っているのは反対側の景色。その斜め下に少しシートの模様も写っています。
ガラスの反射の悪戯のようです。

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「浦河バスターミナル」から「札幌駅前」まで3時間45分の旅です。
徐々に日が傾いてきました。

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札幌に到着する頃には真っ暗になっていました。
大通り近くのホテルだったので一つ手前で下車しました。17:55到着。
5000円で購入したバスカードで、無事に支払うことができました。

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海沿いの浦河は雪が少ないのですが、札幌は雪が多い。
しかも寒いので踏みしめられた雪が凍っています。
出発前にスノーブーツを買って正解でした。
荷物を置いて、「まちのやぎや」さんへ徒歩で向かいました。
(残念ながら、「まちのやぎや」さんは2020年10月末に閉店しました。)

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「まちのやぎや」さんは、札幌在住の方はよくご存じの「KT三条ビル」の地下にあります。
札幌で夕食を取るなら、ここで!と思っていたのですが、土曜日なので営業しているか心配していたら、「もしよかったら寄ってください」と乗車中に連絡がありました。ラッキー[わーい(嬉しい顔)]

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「リンゴとチーズのサラダ」と白ワインを頼みました。
チーズとドライフルーツをマダムがサービスしてくれました。
リンゴは「ピンクレディ」というめずらしい品種で、小ぶりでシャキシャキしていて美味しかった!
完食!

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次に頼んだのが「カキのアヒージョ」
カキは大好きだけれど、一人だとなかなか食べることがないので・・・。
赤ワインと一緒に完食!

「やぎや」さんには美味しいものがたくさんあってあれもこれも食べたいけれど、小食なのでこういう時に数人で行ったら色々シェアできるのになぁ~と思います。

一番のご馳走はマダムのお連れ合い永田まさゆきさんのお話でした。「大黒座」の設計をされた永田さんご夫妻は、札幌郊外の山で暮らしていて山羊や鶏を飼っていて、野菜を作り、山羊の乳でチーズを作ったり、パンを焼いたり、自給自足の暮らしをしています。

年を取って山の暮らしも大変になって来て、この先どうしようかなぁ~と思っていた時に孫が遊びに来て、山の暮らしをとても面白がって楽しそうなのだそうです。
そこで考えたのが家畜だけの動物園と野菜や果物など食べられるものばかりの植物園。ご近所も高齢化で後継者がいない。人が居なくなって廃棄物を山に捨てられでもしたら大変なことになる。だったら、動物園と植物園にして色々な人に来てもらって関わって貰ったらどうか、という話です。

そういえば、川村先生に永田さんの山羊の話をしたっけ。
これって川村先生の目指しているものと根底は同じじゃない?と思って、川村先生の建てた高齢者施設のことを話したら、「ピザ窯はピザ以外の料理にも使えるよ」とのこと。
「えー!」ということで話は尽きず、札幌の夜は更けてゆきました。楽しかった!

まちのやぎやさんのFacebookはこちら↓
https://www.facebook.com/machinoyagiya/

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留守中に咲いてしまった雪割草    [庭の植物たち]

旅の報告を一休みして、「雪割草」の報告です。
2月7日のブログで蕾を発見したことを報告しましたが、留守中に咲いてしまいました。

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出掛ける数日前の「雪割草」です。
花の色も分かり、いつ咲くかなぁ~?という状態でした。
留守中に咲いてしまうかもしれないと思いつつ出かけました。

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戻ってきた時の「雪割草」です。
「雪割草」は、昼、日差しのある時に花が開いて、夜になると閉じてしまいます。

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翌日の昼間の「雪割草」です。
花びらが傷んでしまっていますが(原因は強風?)、満開は留守中だったようです。
美しい濃い青紫の花の写真が撮れず残念ですが、他の「雪割草」の蕾は成長を続けているので、楽しみに観察を続けたいと思います。

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北海道から戻って、翌日は陶芸サークル、翌々日は「ゆるりヨーガ」の日。
そして、BSアンテナの工事があって、ガス設備の点検があって・・・とバタバタしていました。
22日は2カ月ぶりに浅草のヨーガ勉強に参加することができて、墨田公園の梅を楽しみました。
満開の紅梅と白梅、風もなく暖かな日だったのでたくさんの人が梅を愛でていました。

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道内初上映は大黒座    [製作日誌]

『まわる映写機 めぐる人生』の道内初上映は「大黒座」になりました。
2月17日(日)に「ノースシアター」主催の札幌サインピアザ劇場での上映が決まったことを受けて、急遽、上映を決めてくださったのです。感謝!

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浦河巡りをして「大黒座」に到着したのは5時を少し過ぎた頃でした。
夕暮れの時の「大黒座は、まるで映画のワンシーンのようでした。

話題の『カメラを止めるな!』のポスターの上に『まわる映写機 めぐる人生』のポスターが・・・。
他では絶対に見られない並びです。

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本来なら『ボヘミアンラプソディ』が上映される時間帯に『まわる映写機 めぐる人生』を上映してくださいます。しかも、上映前には鈴木翁二さんのライブがあります。

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ずっと飾られている「ゆうばり映画祭鉄ちゃんシネマ大賞」の際に頂いた額。
先代の館主・三上政義さんがいつも口にしていた言葉です。
今回はお孫さんの写真が追加されていました。
かわいい! しかも知らぬ間に二人!

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鈴木翁二さんが、100周年を祝って描いた絵がロビーに飾られていました。

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ライブの準備をする館主の三上雅弘さん。

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舞台の袖にもポスターを貼ってくださっていました。

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鈴木翁二さんは「ガロ」で活躍した漫画家さんで、映画にまつわる三部作にイラストを描いてくださった方でありながら、新作CD「ダ世界」を出してシンガーソングライターとしても活躍しています。
17日にも札幌でライブがあるとのことでリハーサルも兼ねているとか?

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交流会の時の鈴木翁二さんと三上雅弘さん。
この二人の並び、何度も見た気がします。仲良しなんだろうなぁ~!

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今回頂いた記念のボールペンです。
もったいなく使えません。

3月23日(土)には森田惠子ディとして、映画にまつわる三部作を一挙上映してくださいます。
10:00~ 『小さな町の小さな映画館』
13:30~ 『旅する映写機』
16:00~ お馴染み立花泰彦ソロライブ
19:00~ 『まわる映写機 めぐる人生』

見逃した作品を見ていただいたり、立花さんのライブのついでに見ていただいたり、もちろん一日たっぷりお楽しみいただけたら幸いです。

大黒座公式サイトはこちら→ https://www.daikokuza.com/

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浦河の美味しいお店   [私の旅物語]

川村先生とのお喋りで盛り上がって、お腹がぺこぺこになって出掛けたのが「エヤム」さん。
『小さな町の小さな映画館』 に登場する卵を割ってプルプルの白身がボトンと落ちるシーンは、ここ「エヤム」さんで撮影させていただきました。感謝!

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「エヤム」は美味しい食事ができるだけでなく、こんなに素敵な景色を眺めることができます。

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隣接している牧場の美しいサラブレッドも眺められますが、最近、鹿の大群が現れたそうです。

「エヤム」は “eti tumama - eyam ya sikun” あなたのからだを大切に暮らすという意味。
美味しいだけでなく、食材にも栄養バランスにも配慮しているステキなお店。

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この日頂いたランチ定食。
この他にポテトサラダも付いていて完食しました。

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甘いもの食べたのは、『小さな町の小さな映画館』 に登場する「cafe アッシュ」さん。
なにしろ、看板屋さんですから、お店の中に手書きの楽しいPOPがたくさんあります。
マンガと映画が大好きだから、マンガ本もDVDもたくさんあります。

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最近、キッチンスペースをリフォームして広げたそうです。
「アッシュ」は民家を改修して営んでいます。

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まるで友達の家に行ったみたいにまったりできて、何時間でも過ごそうなお店。
揃っているマンガを読み切って帰るお客さんも居るそうです。

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頼んだのはワッフルとミルクティ。
美味しかった!

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アッシュの馬道さんはいつも楽しそう!
「明日の大黒座の 『ボヘミアンラプソディ』 の応援上映の時に配るのよ~!」と、「ボヘミ餡餅」を完成させたばかり。
「ボヘミアン、モチ?」
「ボヘミ餡餅です!」だって[わーい(嬉しい顔)]

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『小さな町の小さな映画館』 に登場する「ぱんぱかぱん」にも行きました。
「ぱんぱかぱん」の店内からの景色。美しい景色を眺めながらパンを食べることができます。
夕方だったのでパンは完売になっていました。
Oさんのお陰で、皆さんのお店に出掛けられて再会できて嬉しかった!

今回伺えなかったのはギャラリーを併設しているカフェ「ガーデンソング」さんと、ちょっと離れた静内にあるうどん屋「ねこや食堂」でした。

「エヤム」の情報はこちら↓
http://nakashow.web.fc2.com/food/rest/eyam.html
「アッシュ」のブログはこちら↓
https://blog.goo.ne.jp/cafe-photo/e/4f56ced8ec066929c30f2cba60231199
「ぱんぱかぱん」のFacebookはこちら↓
https://www.facebook.com/panpakapan0/
「ガーデンソング」のブログはこちら↓
http://gardensong1.blog42.fc2.com/
「ねこや食堂」のブログはこちら↓
https://eniwa.exblog.jp/

日高地方を旅する機会がありましたら、是非ともお寄りください。

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浦河ひがし町診療所訪問    [私の旅物語]

次に向かったのが「浦河ひがし町診療所」でした。
撮影当時は浦河赤十字病院の精神科医だった川村敏明先生が開業された診療所です。
診療中でしたが、待っていて!ということで、久しぶりに川村先生とおしゃべりができました。
楽しかった[わーい(嬉しい顔)]

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「浦河ひがし町診療所」です。
野塚国道から「浦河赤十字病院」へ向かって折れる角に建っています。

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診療所の前には「大黒座」のポスターを貼るスペースが作られています。
初めて、このスペースを見た時はすごく嬉しかった!
川村先生も、メンバーも、「大黒座」で映画を見ています。
川村先生は『まわる映写機 めぐる人生』も見てくださいました。

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受付です。

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受付の左の奥の奥に診察室があります。

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手前の丸いコーナーには薪ストーブがあって、おしゃべりをしながら診察を待つたり、一人隠れるように診察を待つこともできます。

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こちらは一人で待ちたい人用のコーナー。

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あちらこちらにメンバーの作品がたくさん飾ってありました。

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プロ級の作品もありました。

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そして、訪問診療に出掛ける時に川村先生が使っている軽トラ。
軽トラにスコップを積んで診察に出掛ける精神科医は、きっと、川村先生だけでしょう。

久しぶりにお会いした川村先生は、ずっとホッホッホッと笑いながら喋っていました。この笑い声を聞くだけで楽しくなって明るい気持ちになります。
東大に出掛けて講演したこと、赤ちゃんを預かっていてお風呂に入れるのが毎日の一番の楽しみだということ、襟裳に建設した高齢者施設が3月に開所を迎えること、襟裳で楽しいことが始まりそうだと施設の写真を見せてくれました。

川村先生が襟裳でやろうしていることは居場所作り。
地元の皆さんが、「なんだか、あそこは楽しそうだぞ!」と覗きに来る、そのうち寄り道するようになり、色々な人が関わってくれるようになることを目指しているとのこと。
「ピザ窯もあるんだ。オーシャンビューなんだ。裏の土地も借りられそうなんだ」と、どんどん夢が膨らんでいるようでした。

診療所のデイケアでは「縄文式子育て」を試みているとのこと。
川村家で預かっている赤ちゃんは日中はデイケアに来ていて、お母さんと会っているけれど、その場に居て赤ちゃんを世話したい人が世話をすればよいのだと。
縄文時代でなくても、つい最近まで身近な人たちが子育てを助けていました。今は孤独な子育てで子育てを楽しいと感じられないお母さんが居る。
たくさんの人に可愛がられて育ったら良い子になる! と私も思っています。今や川村先生はじいじの気持ちになっていました。
「余裕あるんだぁ~!」と言いながら笑うので、ばあばの私も頷くばかりでした。

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白銀の世界   [私の旅物語]

翌日は快晴!
1週間前だったら大寒波で交通がマヒしていたのに、さすが晴れ女[わーい(嬉しい顔)]

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泊めていただいたOさんの家。
玄関を出て振り返れば、家に日が射して、とてもきれい!

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空を見上げれば、木々が輝いている!

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裏の方へ行ってみたら、枝に霜柱のようなものができていました。
樹氷を見たことはないけれど、こんなふうにできるのかなぁ?と思いました。

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「雪の上に動物の足跡がたくさんあるはず」と教えて貰って、家の周りを歩いてみることにしました。
確かに足跡がたくさん!
遠くに見えるのは2脚の椅子。

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元牧草地だったところを苦労して田圃にしたそうで、広い広い雪原に自由に歩き回った足跡がたくさん残っていました。
足跡は大きさに違いがあるのでやってくる動物の種類も複数みたい。
鹿とキタキツネは確実らしい。

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遠くは牧場。
冷たい空気が気持ち良く思い切り深呼吸をしました。

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翌朝、部屋の中から足跡の主「キタキツネ」を見ることができました。
エサを捜しているようで雪に鼻をつけるようにして動き回っていました。

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15日だったので神棚のお勤めをしてから、一番に案内をしてくださったのが「社会福祉法人 浦河べてるの家」でした。
精神障碍者の就労支援や生活支援(共同住居の運営)などをしています。浦河とのご縁は、この「べてるの家」から始まっています。

1995年、「べてるの映画を作りたい!」という新潟の清水義晴さんの依頼を受けて撮影隊3人が「べてるの家」に出掛けました。節約のため私は留守番。撮影してきたテープを整理するところから手伝い完成したのが 『ベリー・オーディナリー・ピープル 予告篇』 でした。
当時はテロップ(画面の文字)は写植で1枚1000円位掛かったので、節約のために私が手書きすることなりました。
「どうせ、予告編! 1回だから・・・」と無料で引き受けたら、なんと、『ベリー・オーディナリー・ピープル 予告篇』 のシリーズは8本まで完成。予告篇と言いながら2時間に及ぶ大作もあります。
当時は映画製作に大金が掛かり、それよりも日々ダイナミックに変化する「べてるの家」の、その時、その時を撮って、予告篇シリーズとして完成させようということになったのです。

早速、今日の体調と1週間でよかったことを発表するようにメンバーに促されて、「体調は快調です。よかったことは2年ぶりくらいに浦河に来られたこと。今日、べてるに来られて良かったです」と発表して拍手をいただきました。
「べてるの家」のことを書き出したら切りがありませんが、この日、主要メンバーはピアサポート会議などに出席するため不在だったのですが、何人かのメンバーが覚えていてくれて声を掛けてくれたのが嬉しかった[わーい(嬉しい顔)]

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まるで銀河鉄道の夜みたい    [私の旅物語]

『小さな町の小さな映画館』 の主人公「大黒座」があるのは襟裳岬の手前の浦河町。
新作 『まわる映写機 めぐる人生』 の道内初上映を、私の北海道行きに合わせて急遽決めてくださり、新千歳空港から浦河を目指しました。

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大寒波が去ったとはいえ、14日は真冬日。
晴れていたので無事定刻通りに到着しました。

現在、日高線が不通のため浦河へ行くには、「新千歳空港」から高速バス「特急ひだか優駿号」に乗るか、一旦札幌に出て札幌から「高速ペガサス号」に乗るかしかありません。

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「特急ひだか優駿号」は便利ですが1日1便のみ。約3時間・2620円の旅です。
5000円のバスカードを購入すると5700円分使えるので購入しました。
乗客はなんと4人! 一度廃止になっているので心配になりました。

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新千歳空港を出発する時間は16:25。
雪のことも考慮して少し余裕を持って新千歳空港に向かいましたが、ゆっくり出発でした。

着陸する飛行機が見えました。
分かりますか?

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4時過ぎから7時過ぎまで夕暮れの変化をたっぷりと味わえるバス旅です。
空の色が、雲の色が、どんどん変化してうっとり!

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白く輝いていた雪の色も段々変化して青くなってゆき、そして、真っ暗な世界へ。

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遠くに小さな灯りが見えるだけ。
街路灯もないところもあるので、まるで銀河鉄道の夜みたい!
以前のバス旅ではイカ釣り船の漁火が見えて、海にも灯りが灯った時もありました。

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「静内駅」に到着!
JRは動いていないけれど駅舎はこのようにきれいにライトアップされていました。
ここで最後のお客さんが下りて、乗客は私一人に!
ますます、銀河鉄道の夜みたい。

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今回はOさんがご自宅に泊めてくださるというのでお言葉に甘えて、浦河の手前の「荻伏市街」で下車しました。ほぼ定刻の19:10到着! 2520円。

最初は100歳のお義母さんを介護されているのでご負担を掛けると思って躊躇したのですが、泊めていただいて、色々おしゃべりができて、介護の様子を垣間見ることができて、本当に良かったと思っています。
介護そのものを最初から辛くて大変なこととして取り組むのではなく、楽しいことを捜しながらやわらかい介護をされていました。そして、父と同じ大正8年生まれで感激。働き者だったお義母さんの手は赤ちゃんの手に戻っていました。
「金曜日は(お義母さんは)デイに行く日だから一日付き合いますよ~!」と、上映のある翌日は朝から浦河めぐりをしてくださり、会いたい皆さんに次々と会うことができました。感謝!

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