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ピンボケ    [小心翼翼]

私が初めてカメラを購入したのは高校生の時。
嬉々として撮影し現像に出した「カメラ屋さん」ではいろいろアドバイスをしてくれました。
駅前の再開発で、そのカメラ屋さんも商店街もなくなっています。

34 ぼかし.jpg

久しぶりの「ピンボケ」写真です[わーい(嬉しい顔)]
当時はもちろんフィルムでピントを合わせる必要があったので、ピンボケ写真も撮りました。
カラーで撮るか、モノクロで撮るか、悩んだので、フィルム代は変わらなかったのかな?

印象に残っているアドバイスは「もっと大きく撮った方が良い」と言うものでした。
初めての撮影は家族をモデルに撮ったり、家の周りの景色を撮ったりしたのですが、人物は全部全身サイズだったので、そういうアドバイスになったのだと思います。

33 ぼかし.jpg

実際には紅葉した葉が1枚常緑樹の枝に引っかかり、そこに日が当たって、とてもきれいな赤い色をしていたのです。

何十年も経って、動画を撮るようになった時に、「もっと、寄った絵を撮っておかないと編集できないよ。ちゃんと物が見えるように撮らないとダメだ!」と、監督に言われました。
寄れないのは性格的なものもあると思うのですが、この頃は寄った絵も撮れるようになりました。
昨年の7月、市川昆監督の『東京オリンピック』を見る機会があって、この作品をもっと早く見ていたらアップを撮れるようになっていたかもしれないと思いました。

都庁の担当者との試写で、地域や個人が特定されないようにしてほしいということで、ぼかしを入れる場所を伝えられました。
今までも、著作権関係などでぼかしを入れたことはあるのですが、それはスタジオのオペレーターの方が作業をしてくださったので、今回初めて自宅でぼかしの作業をしなければなりません。
だんだん新しいことにチャレンジするのに気が重くなるようになって、年齢を感じています。

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