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まるで銀河鉄道の夜みたい    [私の旅物語]

『小さな町の小さな映画館』 の主人公「大黒座」があるのは襟裳岬の手前の浦河町。
新作 『まわる映写機 めぐる人生』 の道内初上映を、私の北海道行きに合わせて急遽決めてくださり、新千歳空港から浦河を目指しました。

178 新千歳空港.jpg

大寒波が去ったとはいえ、14日は真冬日。
晴れていたので無事定刻通りに到着しました。

現在、日高線が不通のため浦河へ行くには、「新千歳空港」から高速バス「特急ひだか優駿号」に乗るか、一旦札幌に出て札幌から「高速ペガサス号」に乗るかしかありません。

179 高速バス.jpg

「特急ひだか優駿号」は便利ですが1日1便のみ。約3時間・2620円の旅です。
5000円のバスカードを購入すると5700円分使えるので購入しました。
乗客はなんと4人! 一度廃止になっているので心配になりました。

181 機影.jpg

新千歳空港を出発する時間は16:25。
雪のことも考慮して少し余裕を持って新千歳空港に向かいましたが、ゆっくり出発でした。

着陸する飛行機が見えました。
分かりますか?

180 夕暮れ.jpg

4時過ぎから7時過ぎまで夕暮れの変化をたっぷりと味わえるバス旅です。
空の色が、雲の色が、どんどん変化してうっとり!

182 夕暮れ.jpg

白く輝いていた雪の色も段々変化して青くなってゆき、そして、真っ暗な世界へ。

184 灯り.jpg

遠くに小さな灯りが見えるだけ。
街路灯もないところもあるので、まるで銀河鉄道の夜みたい!
以前のバス旅ではイカ釣り船の漁火が見えて、海にも灯りが灯った時もありました。

183 静内駅.jpg

「静内駅」に到着!
JRは動いていないけれど駅舎はこのようにきれいにライトアップされていました。
ここで最後のお客さんが下りて、乗客は私一人に!
ますます、銀河鉄道の夜みたい。

185 荻伏.jpg

今回はOさんがご自宅に泊めてくださるというのでお言葉に甘えて、浦河の手前の「荻伏市街」で下車しました。ほぼ定刻の19:10到着! 2520円。

最初は100歳のお義母さんを介護されているのでご負担を掛けると思って躊躇したのですが、泊めていただいて、色々おしゃべりができて、介護の様子を垣間見ることができて、本当に良かったと思っています。
介護そのものを最初から辛くて大変なこととして取り組むのではなく、楽しいことを捜しながらやわらかい介護をされていました。そして、父と同じ大正8年生まれで感激。働き者だったお義母さんの手は赤ちゃんの手に戻っていました。
「金曜日は(お義母さんは)デイに行く日だから一日付き合いますよ~!」と、上映のある翌日は朝から浦河めぐりをしてくださり、会いたい皆さんに次々と会うことができました。感謝!

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riverwalk

景色を眺めながらのバス旅だったんですね。
銀世界ですね。
20年くらい前に冬の北海道で見た景色を思い出します。
by riverwalk (2019-02-19 22:23) 

森田惠子

riverwalkさん>車の運転のできない私は公共交通機関を使って移動しています。
日高線は海沿いを走り、牧場の横をすり抜け、景色が良くて大好きでした。
代替バスが走っているそうですが、浦河には高校もあるので、ぜひ、復活してほしいと願っています。
by 森田惠子 (2019-02-20 17:46) 

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