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2019年初窯出し    [陶芸薀蓄]

何度経験しても、ワクワクドキドキする窯出し。
昨年の内に素焼きの済んでいた作品に施釉したのが1月15日。
1月29日に窯詰めをして、1日がかりの焼成をしました。

120 窯出し.jpg

今回窯出しした作品は細々したものが中心でした。

121 鉄赤片口.jpg

鉄赤の片口とぐい呑みのセット
今回はサークルのお仲間の故郷・群馬県中之条の土を先生が調整してくださって、みんなでその土を使って作品作りに挑戦しました。

122 鉄赤片口.jpg

鉄赤は鉄分の多い土の方が発色が赤くきれいに出るので、どうなるのか、ワクワクしていました。
きれいな赤になりました。

123 黄伊羅保片口.jpg

黄伊羅保の片口とぐい呑みのセット
こちらも同じく中之条の土を使いました。
石なども少し入っている土だったので、どのような土味になるか、ワクワクしていました。

125 黄伊羅保片口.jpg

釉薬をもう少し少なめに掛ければ焼き締めのようになった部分もあったと思いました。

126 不純物.jpg

土練りの時に大きな石は取り除きましたし、ロクロを引く時にも不純物を取り除いたのですが、まだまだ残っていて穴が開いたようになったところもありました。
土で作る器ならではの味わいだと思います。

124 一輪挿し.jpg

中之条の土は各自1キロぐらいしかなかったので、小さな花器を作ってみました。
完全な遊びです。

127 鉄釉マグ.jpg

鉄釉のマグカップ。
マグカップのこの形は私の定番で、取っ手に小さな飾りを付けると、とても持ちやすいのです。

129 中鉢.jpg

呉須で絵を描いた中鉢。
呉須の色が濃くて完全失敗作です。
呉須の濃淡を出したつもりが全然うまくいっていませんでした。

130 小鉢.jpg

こちらも失敗作。
彩色した後に藁灰釉を掛けたのですが、藁灰釉が濃度不足と掛け方も薄かった。
よく撹拌した釉薬でも、そのまま置いておけば成分が沈んでしまって上の方は濃度不足になってしまうこともあります。

128 藁白片口.jpg

信楽並こしの土の片口とぐい呑みのセット。片口は失敗作。
淵につけたルリ釉がきれいに付いていなかっただけでなく、ルリ釉があちこちに汚れのように付いてしまいました。
筆でルリ釉を付けたことと、上から掛けた藁灰釉が薄くて効果が出ませんでした。

133 箸置き.jpg

箸置きはいろいろ作りました。
小鳥型の箸置きも定番です。クッキーの型を使って、葉の模様は手作りの陶印を使っています。
葉の形の陶印はマグカップの飾りにもよく使っています。
手前の二つはてびねりの遊び作。

132 箸置き.jpg

石膏で型を作った箸置き。
色の付け方はまだまだ研究の余地がありますね。反省中です。
石膏の型を使った箸置きの作り方については改めて紹介したいと思っています。

伸ばし伸ばしにしていたぼかしの作業のためにデータや作業メモをスタジオへ送りました。
だんだん年を取ると新しいことに挑戦することが億劫になるのですね。やらなければ・・・と思いつつ、なかなか重い腰が上がりませんでした。
ぼかしの指示書と一緒にいくつかの改良点の連絡も入ったので、明日は頑張ってその作業をしようと思っています。

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ぼんぼちぼちぼち

楽しい作品がたくさん仕上がりやしたね!
片口って、お酒だけじゃなくて煮物とかも入れてもサマになるから使いでありやすよね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2019-02-02 21:32) 

森田惠子

ぼんぼちぼちぼちさん>ありがとうございます!
浅い片口は煮物などを入れるのにちょうどよいです。
深いものはドレッシングを入れたりして、自作の器を楽しんでいます。
by 森田惠子 (2019-02-02 22:06) 

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