2018年4回目の窯出し [陶芸薀蓄]
1年で本焼きができるのは4回位です。
今日は今年最後の窯出しだったので、雨の中を出掛けました。
今回のチャレンジはこのようにガラスを置いての焼成。
以前も試みたことはあるのですが、その失敗も糧にして(笑)再チャンレジしました。
完成した丸皿です。
織部釉を掛けて、日本酒の瓶を砕いたガラスを置いて焼成しました。
ガラスの量がもう少し多くても良かったと反省しています。
織部釉は酸化焼成の場合は緑色に発色します。
ガラスは見事に溶けてこのように再度固まります。
こちらも酸化焼成になりました。
少しガラスの部分に模様が入りました。
こちらは還元焼成になった丸皿。
織部釉は緑でなく赤く発色し、ガラスの部分は黒ぽくなってビックリ!
初めての経験です。
それこそ、火によって生まれた模様と色。
ガス窯故の面白い作品が出来上がりました。
「木の葉板皿」は4枚作りました。
1枚の棚板に2枚ずつ並べて焼成しました。
微妙に発色が違うのが分かるでしょうか?
ちょっと焦げたようになった「木の葉板皿」
板状にした土に型紙を置いて切り抜き、淵の始末をして淵を少し上げています。
型紙があるので何枚でも同じお皿を作ることができます。
葉脈はフリーハンドで竹べらを使って付けています。
少し太めに付けることでアクセントになったと思います。
釉薬は黄いらぼに織部をポンポンと筆で置くようにしてみました。
こちらは以前焼成した失敗作。
白く輪になっている部分はガラスを置いた跡です。
前回の窯詰めで入らなかった「片口」が焼けて、やっとセットになりました。
やはりこちらも微妙に色が違ってしまいました。
セット物の色を揃えるのは電気の窯の方が揃いやすいですね。
お休みをしてしまって、高台削りの時に土が固くなってしまって難儀をしました。
少しでも削って軽くしたいと苦心した「片口」の高台です。
こちらも固くて削れなかった「ぐい呑み」の高台です。
十字高台という高台です。
超硬カンナを使ってやっと削りました。
ネコの箸置きも置く場所が1匹だけ違っていたらしく、少し色が違うものが完成しました。
5匹作ったのですが一つ欠けてしまって完成したのは4匹。
このネコの箸置きは石膏の型を作って量産できるようにしたもの。
機会を作って石膏を使った箸置き作りも紹介したいと思っています。
今回は作品は少なかったけれど、ガラスを置いた丸皿は思いがけない仕上がりになり、「木の葉の板皿」はイメージ通りの枯葉のように仕上がりました。
ちょっと大きめの「木の葉板皿」はいろいろ使えると思っています。
昨日は2000記事達成のお祝いコメントをありがとうございました。
これからも楽しみながら更新してゆきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
今日は今年最後の窯出しだったので、雨の中を出掛けました。
今回のチャレンジはこのようにガラスを置いての焼成。
以前も試みたことはあるのですが、その失敗も糧にして(笑)再チャンレジしました。
完成した丸皿です。
織部釉を掛けて、日本酒の瓶を砕いたガラスを置いて焼成しました。
ガラスの量がもう少し多くても良かったと反省しています。
織部釉は酸化焼成の場合は緑色に発色します。
ガラスは見事に溶けてこのように再度固まります。
こちらも酸化焼成になりました。
少しガラスの部分に模様が入りました。
こちらは還元焼成になった丸皿。
織部釉は緑でなく赤く発色し、ガラスの部分は黒ぽくなってビックリ!
初めての経験です。
それこそ、火によって生まれた模様と色。
ガス窯故の面白い作品が出来上がりました。
「木の葉板皿」は4枚作りました。
1枚の棚板に2枚ずつ並べて焼成しました。
微妙に発色が違うのが分かるでしょうか?
ちょっと焦げたようになった「木の葉板皿」
板状にした土に型紙を置いて切り抜き、淵の始末をして淵を少し上げています。
型紙があるので何枚でも同じお皿を作ることができます。
葉脈はフリーハンドで竹べらを使って付けています。
少し太めに付けることでアクセントになったと思います。
釉薬は黄いらぼに織部をポンポンと筆で置くようにしてみました。
こちらは以前焼成した失敗作。
白く輪になっている部分はガラスを置いた跡です。
前回の窯詰めで入らなかった「片口」が焼けて、やっとセットになりました。
やはりこちらも微妙に色が違ってしまいました。
セット物の色を揃えるのは電気の窯の方が揃いやすいですね。
お休みをしてしまって、高台削りの時に土が固くなってしまって難儀をしました。
少しでも削って軽くしたいと苦心した「片口」の高台です。
こちらも固くて削れなかった「ぐい呑み」の高台です。
十字高台という高台です。
超硬カンナを使ってやっと削りました。
ネコの箸置きも置く場所が1匹だけ違っていたらしく、少し色が違うものが完成しました。
5匹作ったのですが一つ欠けてしまって完成したのは4匹。
このネコの箸置きは石膏の型を作って量産できるようにしたもの。
機会を作って石膏を使った箸置き作りも紹介したいと思っています。
今回は作品は少なかったけれど、ガラスを置いた丸皿は思いがけない仕上がりになり、「木の葉の板皿」はイメージ通りの枯葉のように仕上がりました。
ちょっと大きめの「木の葉板皿」はいろいろ使えると思っています。
昨日は2000記事達成のお祝いコメントをありがとうございました。
これからも楽しみながら更新してゆきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
2018-11-09 17:16
nice!(37)
コメント(6)
色の違いで可愛さが増しているように思います。
3千回を目指して、ゴー!^ ^
by KENT0mg (2018-11-09 18:18)
KENT0mgさん>予定通りに行ったり行かなかったり楽しんでいます。
3000までは遠い! 遠い! 旅ですね(*^_^*)
by 森田惠子 (2018-11-09 19:54)
どの作品も素晴らしいです。
失敗作だと書かれていても、
色と造形は、とても魅力的で圧倒されました。
色が違ってくるのは置く場所によって違うのでしょうね?
by 未来 (2018-11-10 07:38)
青いガラスが溶けて夜空のような
雰囲気になりましたね
by kenji-s (2018-11-10 09:18)
未来さん>お褒めの言葉、ありがとうございます(*^_^*)
この頃使われているのは電気の窯が多いのですが、コンピュータによって温度管理がされています。
ガスの窯はそうはいかず、置き場所とか、詰め方で、いろいろ変化します。
by 森田惠子 (2018-11-10 14:05)
kenji-sさん>ガラスの色にも影響されます。
もっと濃い青いガラスとか、緑のガラスとか、釉薬との組み合わせでも色が変わります。
今回のこの青はイメージ通りでした。
by 森田惠子 (2018-11-10 14:08)