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2017年最後の窯出し    [陶芸薀蓄]

今日は10時から今年最後の窯出しでした。
窯出しの後、作品のアドバイスや感想も兼ねてみんなでランチという計画だったのですが、私は色々なことが押せ押せになっているのでランチは失礼させてもらいました。
9時前に家を出て11時過ぎには戻ってきました。

1324 木の葉板皿.jpg

今日の窯出しは「木の葉型板皿」が3枚だけ[もうやだ~(悲しい顔)]
素焼きの窯詰めの時にお休みしてしまったので焼いてもらえなかったのです。

1325 木の葉板皿.jpg

釉薬を掛けた時の状態はこのようでした。
「木の葉型板皿」に釉薬を掛ける場合、緑に発色する「織部」を掛けることが多いと思いますが、緑のお皿はあまり食べ物が映える色ではないのです。
そこで、庭の紅葉した「楢の木の葉」をイメージして、枯れたようなお皿にしようと考えました。

1326 木の葉板皿.jpg

掛けたのは「黄いらぼ」という釉薬です。
流れやすくて、厚く掛けると黄土色になり、薄く掛けると焦げたようになります。
「黄いらぼ」だけでは変化がないと思って、「チタン釉」を所々に部分掛けしてみました。
白い部分が「チタン釉」で新しい釉薬です。

1330 チタン釉薬.jpg

「チタン釉」の掛かったところをアップにしてみました。
なんとも言えない優しい色合いになっていて、これはこれで使える組み合わせだと思いました。
「チタン釉」の代わりに「織部釉」を掛けるという選択もあります。

1328 木の葉板皿.jpg

「黄いらぼ」が薄く掛かった板皿はこのようになりました。
真ん中当たりが焦げたようになっているのが分かると思います。

作品としては、チャレンジ精神は〇だけれど、作品は△というところでしょうか。
釉薬の濃度にも問題もあったかな・・・と思っています。

1329 ろくろの作品.jpg

これかが素焼きして貰えなかった作品たち。
もう完全に乾いていて、素焼き待ちの状態で年を越します。

午前中に窯出しを完了させ、お昼から事務的なことを片付けて編集作業をしています。
今回は割とシンプルな話なのですが、3人同行者がいて姿が写るのも困るのですが、話し声がたくさん入っていて、まさに机上の空論そのものになっています。
違う意味でやりがいのある編集になりそうです。

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コメント 4

(。・_・。)2k

良いですねぇ
習ってみたいなぁ

by (。・_・。)2k (2017-12-22 18:37) 

riverwalk

まさに枯れ葉を思い浮かべます。
最初に写真を見たときにそう思いました。
by riverwalk (2017-12-22 23:46) 

森田惠子

(。・_・。)2kさん>陶芸は楽しいですよ~! お薦めします。
今参加しているサークルは、ガス窯のある公民館を利用して元美術教師だった方にご指導を頂いています。
なんと、月額2000円の安さなんです。
by 森田惠子 (2017-12-23 09:06) 

森田惠子

riverwalkさん>枯葉が浮かんだということが意図は成功ですね。
でも、作品的にはちょっと失敗かな・・・と思っています。
もう少し「きいらぼ」の釉薬の水分が少なくて厚く載せることができて、小さく落としたチタン釉薬は効果がなかったと思っています。
by 森田惠子 (2017-12-23 09:11) 

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