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『泥の花-名護市民・辺野古の記録-』を観る    [私の映画観]

昨日は、「第75回ビデオアクト上映会」 で、沖縄名護発・ドキュメンタリー映画 『泥の花』 を見ました。「ビデオアクト」 は、インディペンデント映像作品の普及・流通をサポートするプロジェクトで、定期的に上映会を開催しています。

323  泥の花.jpg

『泥の花』 の輿石正監督は、知念良吉さんの唄 「泥の花」 を擦り切れるほど聞いたそうです。コザ市出身の知念良吉さんとは都内で開催された 『ベリー オーディナリー ピープル』 の上映会でお会いして、ご縁が始まりました。
その後、「べてるの家」 のメンバー下野勉さんと山本賀代さんのライブを主催する時にサポートをお願いしたり、沖縄で開催された 「言語リハビリのつどい」 の時に出演をお願いしたり、いつも力をお借りしています。

330  知念良吉さん.jpg

小石監督は、名護で予備校を経営しながら(暮らしながら)、辺野古の基地建設反対運動をしながら撮影をしておられる。反対派も賛成派もいる街で経営をしながら・・・というのは大変なことだと想像します。

長い間撮影を続けていたからこそ、徐々に変化してきた過程(米と自衛隊が連帯したり、民間の警備会社が警備にあたるなど)が分かります。そして、この反対運動に繋がる金武湾での石油備蓄基地建設反対運動を、当時製作されたドキュメンタリー映画 『沖縄列伝』 の一部を引用して紹介し、反対運動の根底に流れている思いを浮かび上がらせ、綿々と続いている意志ある戦いであることを伝えています。

かりゆしグループCEOの平良朝敬さんはインタビューで 「今、沖縄にはたくさんの観光客が来てくれる。沖縄に暮らしたいと移住してくる人も多い。そして、物流の基地として(那覇空港は)国内のみならず海外へと物が運ばれている」 と語る。補助金頼りの沖縄ではなく、経済的に自立した沖縄が見えてくる。
基地建設反対を訴えて再選を果たした、名護市長の稲嶺進さんは、支援者に向けて 「名護が変われば沖縄が変わる。沖縄が変われば日本が変わる」 と呼びかける。そのことばが、すーと身体に入りました。

エンディングで知念良吉さんの唄 「泥の花」 が流れました。自宅に戻って、早速、CD 「青空の生まれるところ」 を聞き直しました。
次男がおよそ9年間暮らした沖縄。沖縄に育てて貰ったと感謝しています。

DVD 『泥の花』 は販売されています↓
http://www.videoact-shop.com/2014/361

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