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ドキュメンタリー映画『61ha 絆』を見る   [私の映画観]

18日の撮影でご一緒した、大先輩の堀田泰寛カメラマン撮影のドキュメンタリー映画『61ha 絆』のサロン上映会の初日だったので、原宿まで出かけてみました。

298  61ha.jpg

チラシの文字が読めるようにと思って大きなデータをUPしたのですが、もともとのチラシの文字が小さくて・・・。最近、どんどん視力の衰えている私には辛い(涙)
予告篇は ↓ こちらで見られますので、どうぞ!
http://www.youtube.com/watch?v=eS0cZOiVZuA

タイトルに絆とあるから、東北震災をイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが(私もそうでした)、ハンセン病のご夫婦の日常を写した作品です。淡々とした日常とご夫婦のやり取りに、お互いへの深い愛情を感じ取ることができました。
「61ha(ヘクタール)」は、ご夫婦の住む瀬戸内海の大島の面積のこと。
「絆」は、もちろんご夫妻の絆のこと。

「3年経ったら治るから行け」と言われ、それを信じて15歳で島に来た東條康江さん。大変頭の良い方なので、ハンセン病という病にならなかったら・・・と想像してしまうのは、失礼とは思いつつ、そう思ってしまいました。

カメラマンの堀田さんも、「康江さんがとても魅力的だ」とおっしゃっておられましたが、ご主人の高さんにとっても、それは同じことだったはず。康江さんの前向きな生き方、辛さを乗り越えてきた明るさ、自分の思いを素直に表現する率直さ等に、力をもらっているからこそ、視力を失い家事などができなくても、身軽に動きサポートされているのだと思いました。

「山里に トマトの苗を 植えつけて 育てるのは夫(つま) 食するのはわれ」と、康江さんが詠む。畑で高さんのもぐトマトの大きさはバラバラ。それを包丁で食べやすいように小さく切って、こぼさないように深めの器に入れて、康江さんの前に置く高さん。康江さんが食べ終えた器には赤い汁が残っていて、それがとても豊かに見えました。

サロン上映会は
2012年6月21日~27日まで 14:00~ 19:00~ の1日2回上映
会場は 「カーサ・モーツァルト」 渋谷区神宮前1-10-23
予約制なので、事前に 090-6527-1490 へ連絡をしてください。

私は今『旅する映写機』という作品を撮っているのですが、カラオケ大会に出演するご夫婦の映像を見ながら、ある思いに至っています。

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